なかなかできることではないが、拳銃などで誰かが撃たれた時に自分が盾になって助ける映画。
■ (1949)地獄の銃火/Hell Fire
◆ ドール・ブラウン
マリー・ウィンザーは悪役やクセの強い役が非常に多い。まあ王女役をやっている映画もあるが。
本作では女強盗ドール・ブラウンとなる。最初の登場場面がスゴイ。酒場の中で銃声が聞こえた。撃たれた男がフラフラしながら出てくる。追いかけてきた男が止めを刺す。
追いかけて来た男は帽子を取る。長い髪が出てくる。実は女、ドール。撃たれたのは夫。
ドールは列車強盗犯で5000ドルの賞金がでているという設定。
◆ ゼブは命を助けられた
賭博師のゼブ・スミス(ウィリアム・エリオット)。酒場で賭博をしていたがイカサマがばれた。
そして拳銃を向けられた。引き金が引かれた。
その時、酒場には場違いにジョセフ(H.B.ワーナー)という牧師がいた。教会建設の募金をお願いするためである。
引き金が引かれた時、ジョセフは横っ飛びに移動してゼブの前に割り込んだ。
ジョゼフは「教会の建設ができなかったのが心残りだ。引き継いでくれ」とゼブに頼んで息を引き取った。
◆ ゼブはドールと会う
以降ゼブは賭博は止めて教会建設の募金を集めた。しかしほとんど集まらない。
ドールに出会った。ドールの懸賞金のことを知って「建設資金に」と考えた。ドールに話すが、当然ドールは拒否。
二人は一緒に旅をしていく。ドールは夜寝る時も拳銃を離さず隙を見せない。
そのうちに二人の間に....。というストーリーである。
■ (1955)対決の一瞬/Tennessee's Partner
出演はジョン・ペイン、ロナルド・レーガン、ロンダ・フレミング、コリーン・グレイ。豪華キャスト。
本作はロナルド・レーガンが劇中で死亡する(おそらく)唯一の映画。
テネシー(ジョン・ペイン)はグラッブステイクという男性がイカサマで金を奪われるところを、イカサマを指摘して救った。
その関係でターナーという男がテネシーを恨んでいる。ターナーが陰からテネシーを狙った。
しかしカウポーク(ロナルド・レーガン)という男性が通りかかってテネシーを救った。二人は親友となった。
カウポークはゴールディ(コリーン・グレイ)という女性と結婚するらしい。
しかしゴールディは悪女で以前にテネシーも騙された。テネシーはゴールディを罠にかけて蒸気船に乗せて追い払った。
グラッブステイクが金鉱を掘り当てたとのことだったが、誰かに殺された。そしてテネシーが疑われた。
これからかなり展開があるが、最後の場面。
グラッブステイクを殺したのはターナー。テネシーとカウポークはターナーを捕らえた。ターナーは両手を上げた。
テネシーが横を向いた。その時にターナーは、隠し持っていた拳銃でテネシーを撃った。
カウポークが横っ飛びに飛んでテネシーの前に...。カウポークはテネシーを守って死亡した。
■ (1993)ザ・シークレット・サービス/In the Line of Fire
出演はクリント・イーストウッド、レネ・ルッソなど。
フランク・ホリガン(クリント)はシークレットサーヴィスのエージェントだった。ケネディ大統領の警護にも従事していた。大統領を守ることができなかったと言う後悔がある。
折しも大統領選挙戦の最中、不審者情報が寄せられた。フランクは高齢ではあるが、頼み込んで警護ティームに入れてもらった。
犯人と思われる人物からフランクに電話がかかってくる。故意に挑発しているようである。
逆探知して追いかけるなどの展開があるが、結局捕らえることができない。
犯人は「お前があの時、盾になっていれば(ケネディ)大統領は助かった」とフランクにとって一番弱いところを突いてくる。
ついに犯人はミッチ・リアリー(ジョン・マルコヴィッチ)という人物であることを掴んだ。
そしてミッチは献金者を装って大統領のパーティに忍び込んでいるのを発見する。フランクは会場に駆けつけた。
ミッチが拳銃を撃った。フランクは前に立ちふさがって弾を受けた。幸いフランクはケガをしただけ。
失敗したミッチはフランクを人質にとって、エレヴェーターに乗って最上階に上った。
下からはシークレットサーヴィスの狙撃ティームがライフルを構える。注、エレヴェーターの壁はガラスでできている。
(1949)地獄の銃火/Hell Fire
(1955)対決の一瞬/Tennessee's Partner
(1993)ザ・シークレット・サーヴィス/In the Line of Fire