戦友のジョニーが殺された。リップは彼の過去を調べ始めた。ジョニーは殺人事件の容疑者だった。
ジョニーは歌手と知り合い、その夫を殺したとのこと。だがその話には裏があった。
映画男優リスト、 映画女優リスト、 長生きした俳優、結婚・離婚回数が多い俳優、共演回数が多い男優&女優、子供が多い女優
製作年:1947、監督:John Cromwell、脚本:Steve Fisher、Oliver H.P. Garrett、Gerald Drayson Adams、Sidney Biddell、Allen Rivkin
■ はじめに
登場人物(キャスト)
リップ・マードック(ハンフリー・ボガート) 元空挺部隊員
ジョニー・ドレイク(William Prince) 元空挺部隊員
ローガン神父(James Bell) 元空挺部隊員
キャロル・チャンドラー(リザベス・スコット)
チャンドラー氏(-) すでに死亡
ルイス・オード(George Chandler) バーテンダー
マルティネリ(Morris Carnovsky) クラブのオーナー
クラウス(Marvin Miller) マルティネリの手下
リザベス・スコットは出演作も多く、またわりと複雑な役を演じるが、むしろ歌手として有名。本作では一曲歌っている。悪役も多い。
途中まではリップがローガン神父に話す回想の形式となっている。
■ あらすじ
◆ ジョニーが殺された
終戦後、パリにいた元空挺部隊員のリップ・マードックとジョニー・ドレイクは帰国命令を受けた。
二人に勲章が授与されると知ったジョニーはなぜか姿を消した。リップは無許可でジョニーを追いかけた。
そしてメキシコ湾岸のガルフ・シティでジョニーが殺されたことを知った。
◆ ジョニーの過去
リップはジョニーの過去を調べ始めた。
ジョニーは殺人罪で告発されていた。彼は既婚のローラル・チャンドラーと愛し合っていたがチャンドラーを殺した。
それゆえにジョニーは行方をくらませて軍隊に入った。
リップは事件の目撃者ルイス・オードを探して、あるナイトクラブをに辿り着いた。
経営者はマルティネリという人物で、コーラルはそこで歌手をしていた。
コーラルは「自分を愛するがゆえにジョニーは夫を殺した」と言った。
◆ 目撃者が殺された
ここまでの話に矛盾はなかった。
だがオードが殺され、彼の死体がホテルのリップの部屋に仕掛けられた。
匿名の通報があり警察が駆け付けたが、リップはその前に姿を消した。
リップを嵌めようとしたのはマルティネリであると考えて、彼を調べた。
だがマルティネリ部下クラウスが襲ってきて、叩きのめされて監禁された。
◆ コーラルの告白
リップはスキを見て脱出した。コーラルのアパートに行く。
コーラルに疑問を抱いたリップは彼女を追求した。最初は無実と言い張ったが、次のような話を打ち明けた。
コーラルは夫に暴力を振るわれて正当防衛で夫を撃った。
拳銃を持ってマルティネリの元へ言って拳銃を処分してくれるように頼んだ。
だがマルティネリはコーラルを脅迫し始めた。
◆ もう一つの真実
コーラルはリップに町を出ようと誘う。
だがリップは凶器を取り戻そうとマルティネリの事務所に向かった。
拳銃で脅したが埒が明かないので火を放った。恐怖に陥ったマルティネリは、コーラルが自分の妻であると明かした。
マルティネリはチャンドラーを殺して、コーラルが遺産を相続できるようにした。さらにジョニーを罠に嵌めて犯人に仕立てた。その後マルティネリとコーラルは結婚した。
ここまで話した時、銃声がしてマルティネリが倒れた。コーラルが拳銃を持って立っていた。
◆ コーラルは死亡した
リップはコーラルと車に乗って走った。コーラルは「一緒にどこかに行きましょう」と懇願した。
だがリップが先ほどのマルティネリの殺害は「本当は自分(リップ)を狙ったのだろう」と追求した。
するとコーラはリップに拳銃を向けた。
リップはアクセルを一気に踏み込んだ。車は立ち木に激突。
二人は病院に収容された。リップは軽傷だったが、コーラルは重傷を負い、リップの目の前で死んでいった。
■ 出演作
◆ リザベス・スコット
(1946/呪いの血/マーサの奇妙な愛情/The strange love of Marth Ivers
(1947)暗黒街の復讐/I Walk Alone
(1948)落とし穴/PITFALL
(1949)遅すぎた涙/Too Late for Tears
(1950)執拗なサイコ、虐殺の町/Dark City
(1952)盗まれた顔/Stolen face
(1950)Paid in Full