Paid in Full

ジェーン&ナンシー姉妹はビルを好きになった。ビルはナンシーを選択し子供がうまれた。
ジェーンは事故で二人の子供を死なせた。償いをしようと考えた。


製作年:1950、監督:William Dieterle、脚本:Robert Blees、Charles Schnee、原作:Paid in Full(Frederick M. Loomis)


■ はじめに

◆ 登場人物(キャスト)

ビル・プレンティス(ロバート・カミングス)
ジェーン・ラングレー(リザベス・スコット)
ナンシー・ラングレー(ダイアナ・リン)
デボラ(?) ビルとナンシーの娘

◆ 補足

2002年に同一原題・邦題の映画があるが、ストーリーは無関係。

リザベス・スコット(1922年9月22日-2015年1月31日:92歳)歌手として有名だが映画出演も多く、複雑な役もきちんとこなす。またモデルでもある。推薦作は「(1946/呪いの血/マーサの奇妙な愛情/The strange love of Marth Ivers」だが、「(1957)さまよう青春:ラヴィング・ユー/Loving you」ではエルヴィス・プレスリーとも共演している。

ロバート・カミングス(1910年6月9日-1990年12月2日:80歳)は「(1942)逃走迷路/Saboteur」「(1954)ダイヤルMを廻せ/Dial M for Murder」が有名だが「(1943)カナリア姫/PRINCESS O'ROURKE」ではオリヴィア・デ・ハヴィランド(1916年7月1日-2020年7月26日:104歳)と共演。
 


■ あらすじ

◆ ジェーンは病院へ

臨月で重病のジェーン・ラングレーは病院に担ぎ込まれた。

ジェーンは「自分の命よりも赤ん坊を生かしてほしい」と懇願した。

以降はフラッシュバック。

◆ ビルとナンシーが結婚した

ジェーンとナンシーは両親が死亡した。二人は苦労して大人になった。

ジェーンはデザイナー、ナンシーはモデルとして、広告代理店を経営するビル・プレンティスのもとで働くようになった。

ジェーンとナンシーはともにビルを好きになったが、ビルはナンシーを選択した。

ビルとナンシーは結婚した。

◆ ナンシーは勝手な行動

しかし結婚するとナンシーは遊び歩くようになり勝手な行動を繰り返した。

さらに長女のデボラが生まれると、ナンシーは離婚を考えるようになった。

このような状況でビルとジェーンは接近したが、肉体的な関係には至らなかった。

◆ デボラは事故で死亡

ある夜、ビルとジェーンがいるところに、車でナンシーが訪ねてきた。

ナンシーは二人が浮気しているものと思い激怒した。

取り乱したジェーンは外に走り出て、ナンシーが乗ってきた車に乗ろうとドアを開けた。

ドアからデボラが走り出た。ジェーンはデボラが車の後ろに回ったことを知らずにバックさせた。

デボラは轢かれて死亡した。

◆ ビルとナンシーは離婚

その後、ビルとナンシーは離婚。ナンシーはデブラの死亡がトラウマになり、セラピーを受けた。

ジェーンはセラピストから「ナンシーが養子を貰えば回復するかも?」との見解を聞いた。

◆ ジェーンの決意

デボラを死なせたことを後悔しているジェーンは大胆なことを思いつく。

ビルとジェーンはメキシコに行って結婚式を挙げた。

ジェーンは妊娠した。出産し子供をジェーンに授けようと考えた。

だがしかしジェーンには病気があり「出産は無理」と医師から言われていた。

それでもジェーンの決意は揺るがない。

◆ フラッシュバック終了

医師から連絡を受けたビルとナンシーが病院に到着した。

ジェーンは二人に夫婦としてやり直すように願った。

ジェーンは女児を出産し、死亡した。

ビルとナンシーは再婚し、女児をジェーンと名付けて育てた。