- (1941)生きていた弟/Among The Living
- (1946)暗い鏡/The Dark Mirror
- (1964)誰が私を殺したか?/Dead Ringer
- (1999)ベイビートーキング/ Baby Geniuses
双生児は、それぞれ二役となっている。これらでは二人が同じ画面に同時に登場する。
■ (1941)生きていた弟/Among The Living
出演はアルバート・デッカー:二役、スーザン・ヘイワードなど。
レーデン家にジョン(アルバート・デッカー)とポール(アルバート・デッカー)という一卵性双生児ができた。
ポールは父親が母親に暴力を振るった時に庇おうとして父親に壁に叩きつけられた。
ポールは脳に障害を負って、死んだことにされて秘密裏に育てられた。
ジョンは大きくなって外に出て結婚した。
父親が死亡し、ジョンは妻と戻って来た。ここでポールが生きていたことを知った。
ポールは異常な音を聞くと記憶が途切れて、その間に何をしていたのかが分からなくなる。
ポールは屋敷から失踪したが、後に使用人ポンペイの死体が遺された。
ポールは貸し部屋に泊ったが、経営者の娘のミリー(スーザン・ヘイワード)と親しくなった。
ポールは一人でダンスホールに出かけた。大きな音で音楽がかかっていた。ポールは頭を抱えた。ダンスの相手のペギーがポールをバカにした。
外にでたポールは出て来たペギーの跡をつけた。その後ペギー殺害が報道された。
ペギー殺害に関して5000ドルの懸賞金がつけられた。町の人々は犯人探しにやっきになった。
ポールとミリーも犯人捜しを行った。犯人の有力情報があるということで、ある屋敷に行った。
ポールはそこが自分の屋敷であることに気がついた。
■ (1946)暗い鏡/The Dark Mirror
出演はオリヴィア・デ・ハヴィランド:二役、リュー・エアーズ、トーマス・ミッチェル。
医師のフランク・ペラルタが殺された。犯行現場から逃亡する犯人の姿が目撃された。女である。
女の素性もまもなく分かった。あるビルの売店の売り子をしているテリー・コリンス(オリヴィア・デ・ハヴィランド)である。
スティーヴンソン警部(トーマス・ミッチェル)はテリーのアパートに行って話を聞いた。
だが奥の部屋から同じ顔の女性が現れた。ルース(オリヴィア・デ・ハヴィランド)。
どちらも、当該時刻での行動を明らかにしないので、容疑者を特定できず、逮捕も起訴もできない事態となった。
そこで警部は、心理学者のスコット・エリオット(リュー・エアーズ)の助けを借りることにした。
スコットは二人に対して心理テストを行う。これについては二人とも協力的である。
すると少しずつ二人の性格的な違いが明らかになった。また元々二人の間にあった軋轢が表面化した。
そして二人ともスコットを好きになってしまった。
■ (1964)誰が私を殺したか?/Dead Ringer
出演はベティ・デイヴィス。
マーガレット(ベティ・デイヴィス)は双子のエディス(ベティ・デイヴィス)から恋人・フランクを奪い結婚した。
しかし18年後フランクが死亡。葬儀の場でマーガレットとエディスは再会した。
マーガレットには子供がいない。エディスはマーガレットを殺してマーガレットになった。フランクの財産を手に入れた。
しかし後ほどフランクがマーガレットと愛人に殺されたことが判明する。エディスはマーガレットとして逮捕された。
またマーガレットであることを否定するとマーガレット殺害犯となってしまう。
■ (1999)ベイビートーキング/ Baby Geniuses
出演はキャスリーン・ターナー、キム・キャトラル、ジェリー・フィッツジェラルド:二役。
幼児教育の権威エレナ・キンダー(キャスリーン・ターナー)が経営するベビーコ社の地下25階には天才幼児を集めて教育している秘密の研究所があった。
後ほど世界征服を企むと言う遠大な計画である。
天才幼児の中にスライ(ジェリー・フィッツジェラルド)がいた。
スライは実は双子である。もう一人のウィット(ジェリー・フィッツジェラルド)はエレナの姪のロビン(キム・キャトラル)が経営する幼稚園にいる。
スライは研究所から脱出しデパートに来た。
ちょうどウィットもロビンと一緒にデパートに来た。
二人は遊具の中で出会い、スライはウィットにエレナの陰謀を話した。
二人は入れ替わった。誰も気がつかない。
その後、スライは幼稚園の幼児たちを組織し、幼稚園バスを乗っ取ってベビーコ社に向かった。
ウィットも研究所の幼児たちを組織して立ち上がった。
これを見てエレナたちは遊園地に逃げ出した。
幼児たちはエレナたちを追いかけた。幼児軍とエレナ軍が遊園地で激突した。結果は幼児軍の大勝利。
■ 出演作
◆ スーザン・ヘイワード
(1942)奥様は魔女/I MARRIED A WITCH
(1938)黄昏/THE SISTERS
(1951)狙われた駅馬車/Rawhide
(1942)絶海の嵐/Reap the Wild Wind
(1946)暁の死線/タイムリミット25時/DEADLINE AT DAWN
(1958)私は死にたくない/I Want to Live!
(1947)私は殺さない/THEY WON'T BELIEVE ME
(1954)悪の花園/Garden of Evil
(1947)Smash-Up,The Story of a Woman
(1949)タルサ/Tulsa
(1949)他人の家/House of Strangers
(1955)一獲千金を夢みる男/Soldier of Fortune
(1959)愛は憎しみの彼方に/Woman Obsessed
(1941)生きていた弟/Among The Living
◆ キャスリーン・ターナー
(1981)白いドレスの女/Body Heat
(1983)二つの頭脳を持つ男/ The Man with Two Brains
(1984)ロマンシング・ストーン/Romancing the Stone
(1985)女と男の名誉/Prizzi's Honor
(1985)ナイルの宝石/The Jewel of the Nile
(1986)ペギー・スーの結婚/Peggy Sue Got Married
(1988)偶然の旅行者/The Accidental Tourist
(1989)ローズ家の戦争/The War of the Roses
(1988)スイッチングチャンネル/Switching Channels
(1991)私がウォシャウスキー/V.I. Warshawski
(1992)心の扉/ハウス・オブ・カード/House Of Cards
(1993)アンダーカバーブルース/子連れで銃撃戦/子連れスパイ危機一発/UNDERCOVER BLUES
(1994/シリアル・ママ/Serial Mom
(1997)シンプル・ウィッシュ/Simple Wish
(1999)ベイビートーキング/ Baby Geniuses
◆ オリヴィア・デ・ハヴィランド
(1935)海賊ブラッド/Captain Blood
(1936)進め龍騎兵/The Charge of the Light Brigade
(1937)恋愛合戦/It's Love I'm After
(1938)ロビンフッドの冒険/The Adventures of Robin Hood
(1938)結婚スクラム/Four's a Crowd
(1938)黄金の罠/Gold Is Where You Find It
(1939)無法者の群/Dodge City
(1939)太平洋の翼/海の荒鷲/Wings of the Navy
(1939)女王エリザベス/The Private Lives of Elizabeth and Essex
(1939)風と共に去りぬ/Gone with the Wind
(1940)カンザス騎兵隊/Santa Fe Trail
(1941)いちごブロンド/The Strawberry Blonde
(1941)壮烈第七騎兵隊/They Died with Their Boots On
(1943)カナリア姫/PRINCESS O'ROURKE
(1946)遥かなる我が子/To Each His Own
(1946)暗い鏡/The Dark Mirror
(1948)蛇の穴/The Snake Pit
(1952)謎の佳人レイチェル/My Cousin Rachel
(1958)誇り高き反逆者/The Proud Rebel
(1964)不意打ち/Lady in a Cage
ふるえて眠れ/Hush… Hush, Sweet Charlotte(1964)
(1977)エアポート'77/バミューダからの脱出/Airport '77
(1943)陽気な女秘書/Goverment Girl
(1949)女相続人/The Heiress
(1955)見知らぬ人でなく/Not as a Stranger
(1999)ベイビートーキング/ Baby Geniuses
(1964)誰が私を殺したか?/Dead Ringer
(1946)暗い鏡/The Dark Mirror
(1941)生きていた弟/Among The Living