■ The Assassin(1993)/死刑を宣告されたが、秘密工作員となる


製作:1993年、脚本:ロバート・ゲッチェル、アレクサンドラ・セロス、監督:ジョン・バダム   予告編   予告編  


■ 登場人物(キャスト)

マギー/クローディア(ブリジット・フォンダ)
ボブ(ガブリエル・バーン)
J・P(ダーモット・マローニー)
アマンダ(アン・バンクロフト)
ビクター(ハーヴェイ・カイテル)
カウフマン(ミゲル・フェラー)
ファハド・バフティヤール(リチャード・ロマナス)
アンジェラ(オリヴィア・ダボ)
 


■ あらすじ

マギー(ブリジット・フォンダ)は死刑判決を受け死刑が執行された。葬式と埋葬も行われた。

しかし実際は政府のある秘密の機関に捕らえられた。訓練を受けて工作員として秘密の任務に従事するためである。

マギーは反抗的で素行は悪いが能力的には見込みはありそうである。半年という期限をつけて訓練を受けた。これでものにならなければ、本当に墓場行きとなる。

しかし訓練は順調に進んだ。マギーに才能があったようである。管理者のホブ(ガブリエル・バーン)と外出することになった。訓練が始まって以来初めてのことである。

二人でレストランに入った。ボビーが箱を取り出した。マギーはプレゼントかと思い、にっこりしたが、中には拳銃が入っており、二階にいるある人物を射殺しろとのこと。そして「男子トイレの窓から脱出しろ」と言われた。

拳銃を持って二階に上がり当該人物を射殺。ボディガードたちとの銃撃戦になり、男子トイレに入り窓を上げたが、目の前は壁である。男子トイレを飛び出して銃撃戦と格闘の末、やっと逃げることができた。

戻ってホブに男子トイレの件を抗議すると「それは分かっていた」とのこと。マギーを試したらしい。これでマギーは最終試験に合格した。

晴れてマギーは外に出ることができた。クローディアとなった。住む場所を探し、海が見えるアパートを契約した。

そしてすぐに恋人もできた。J.P.(デモット・マルローニー)。クローディアの魅力を考えれば当然のことである。カメラマンを目指している若者。

二人で生活を始める。楽しい生活が続く。しかしクローディアは工作員である。とつぜん指令が下される。

あるホテルに行けとのこと。制服に着替えて、ある部屋に食事を届ける。戻ると「帰ってよい」と言われ、外に出るとその部屋が大爆発。

ボブが二人を訪ねてくる。クローディアの叔父で旅行会社の役員ということになっている。ボブは二人にニューオーリンズへの旅行をプレゼント。

二人でニューオーリンズにいく。折しも謝肉祭。それを楽しんでホテルに戻る途中に二人組の強盗に脅された。クローディアは二人を簡単に倒す。クローディアが受けていた訓練を考えると当たり前のことである。J.P.は驚くが「護身術をやってたの」と逃げる。

しかしここで指令が出された。浴室の窓からライフルで車に乗ろうとするターゲットを狙う。何も知らないJ.P.は外から話しかけてくる。

やっとのことで目的を達成するが、このような生活に耐えられなくなりボブに「辞めたい」と訴えるが当然のごとく却下される。

次の指令が入る。今度は複雑である。ある人物の情婦に近づき殺して、当該の人物から秘密情報を奪う。

相棒の女性と一緒に美容師を装って情婦に近づく。本来の美容師は病気ということになっている。ここで情婦を殺すのだがボディガードに気づかれる。銃撃戦となり相棒が負傷する。

相棒が本部に報告すると本部は「掃除人(Cleaner)」を送るとのこと。ヴィクター(ハーヴェイ・カイテル)。この掃除人というのがやたらと狂暴。相棒を簡単に射殺し、情婦と相棒の死体を硫酸で処理する。

情婦に扮して掃除人とターゲットの屋敷に出かける。予め情婦に扮する訓練をしているので疑われずに入り込むことができる。

クローディアはターゲットの部屋に行く。その間、掃除人は外で待っているが、警備員に怪しまれたりすると即座に射殺する。

クローディアはターゲットを射殺して情報が入ったFD(フロッピーディスク)を取得し、掃除人と一緒に屋敷を離れる。

ここで掃除人はクローディアも射殺しようとする。車の中で格闘となり、車は崖下に落ちる。凄惨な格闘の末、掃除人は死亡した。

クローディアは取得したFDをJ.P.に預けて姿を消す。ボブはFDを受け取って、掃除人もクローディアも死亡したと本部に報告する。
 


■ 蛇足

本作はフランス映画の「ニキータ」のリメイク。私はニキータは見ていない。

ガブリエル・バーン。「ジュリア ジュリア/Giulia e Giulia(1987)」「クールワールド/Cool World(1992)」「スティグマータ 聖痕/Stigmata(1999)」。

ダーモット・マローニー。「バッド・ガールズ/Bad Girls(1994)」「カンザス・シティ/Kansas City(1996)」「グッバイ・ラバー/Goodbye Lover(1992)」。

ハーヴェイ・カイテル。「タクシードライバー/Taxi Driver(1976)」「テルマ&ルイーズThelma & Louise(1991)」「ピアノ・レッスン/The Piano(1993)」「レッド・ドラゴン/Red Dragon(2002)」。
 

ブリジット・フォンダ
(1987)Aria
(1989)スキャンダル/Scandal
(1989)シャグ/Shag
(1989)ストラップレス/Strapless
(1990)ランケンシュタイン/禁断の時空/Frankenstein Unbound
(1990)ゴッドファーザー PART III/The Godfather Part III
(1991)アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想/Iron Maze
(1991)アウト・オブ・レイン/Out of the Rain
(1991)フィービー・ケイツの 私の彼は問題児/Drop Dead Fred
(1991)ドク・ハリウッド/Doc Hollywood
(1991)レザー・ジャケット/Leather Jackets
(1992)ルームメイト/Single White Female
(1992)シングルス/Singles
(1992)キャプテン・スーパーマーケット/Army of Darkness
(1993)恋愛の法則/Bodies, Rest & Motion
(1993)アサシン 暗・殺・者/Point of No Return/The Assassin
(1993)リトル・ブッダ/Little Buddha
(1994)あなたに降る夢/It Could Happen to You
(1994)ケロッグ博士/The Road to Wellville
(1994)カミーラ/あなたといた夏/Camilla
(1995)ラフ・マジック/Rough Magic
(1996)訣別の街/City Hall
(1996)グレイス・オブ・マイ・ハート/Grace of My Heart
(1997)タッチ/Touch/a>
(1997)ジャッキー・ブラウン/Jackie Brown

(1998)赤い標的 THE BREAK UP/Break Up
(1998)グレイスランド/Finding Graceland
(1998)シンプル・プラン/A Simple Plan
(1999)U.M.A レイク・プラシッド/U.M.A: Lake Placid
(2000)ワイルド ガン/South of Heaven, West of Hell
(2001)モンキーボーン/Monkeybone
(2001)キス・オブ・ザ・ドラゴン/Kiss of the Dragon