■ The Breakup(1999)
ジミーは夫から殴られて階段から落ちた。気がついたのは病院。
刑事から夫が死体で見つかったとのこと。ジミーが疑われる。
病院を抜け出して妹を訪ねると妹の死体。そして夫と妹が寝ている写真が見つかった。


製作:1999年、脚本:アン・アマンダ・オポトウスキー、監督:ポール・マーカス、結末なし   予告編  


■ 登場人物(キャスト)
 ジミー・デイド(ブリジット・フォンダ)
 フランク・デイド(ハート・ボックナー) ジミーの夫
 シェリー(レスリー・ステファソン) ジミーの妹
 ジョン・ボックス(キーファー・サザーランド) 刑事
 ジミーの母親(ティッピー・ヘドレン)
 


■ あらすじ

男の子が欲しかったので男性の名前を付けられたジミー・デイド(ブリジット・フォンダ)。夫のフランク(ハート・ボックナー)から毎日暴力を振るわれている。ジミーはフランクをいつも怖がっている。

ジミーは耳が聞こえない。しかし読唇術を心得ており、顔が見えていれば、ごく普通に話ができる。注、他のレヴューでは耳が聞こえなくなったのはフランクの暴力であると書かれているがDVDを見る限りは、そのような表現はない。パンフレットに書いてあるのだろうか?

ジミーは妹のシェリー(レスリー・ステファソン)の家に行ったがフランクから電話。「迎えに来てくれ」。酒場に迎えに行くがフランクは入れ違いに帰っていた。

自宅に戻るとフランクは普段にもましてジミーに暴力。ジミーの迎えが遅れたのは浮気していたからだと言う。二階の手すりから突き落とされる。ジミーは気を失った。

気がつくと病院のベッドの中。手首と肋骨が折れている。

刑事のジョン・ボックス(キーファー・サザーランド)が来た。理由を聞かれると「階段から落ちた」と答えた。しかしジミーが倒れていたのは、自宅から18ブロック先であるとのこと。とりあえずジョンは戻るが、ジミーの言葉を信用していないようである。

ジミーには点滴がされており薬を吊り下げるポールがそばにある。ポールを引っ張ってトイレ(?)に行く。そこでフランクのイメージを見たのでポールを投げて倒す。ジミーは腕の点滴の包帯を外して病院を抜け出す。注、他にもジミーがフランクのイメージを見て怖がる場面がある。

抜け出してシェリーの家へ行く。シェリーはジミーの状態を見てびっくりする。シェリーが「救急車を」と言うと「ダメよ、見つかる」と制止。

ジョンは、ジミーが何度もDVの件で被害届を出したのを確認した。それをA.ラムジーなる担当者が取り下げている。このタイミングで事故が発生したとのことで現場に行く。注、A.ラムジーはジョンと一緒に来た刑事だったりする。

ジョンがシェリーの家を訪ねてくる。シェリーはいないが、ジョンは「フランクらしき死体が見つかった」とジミーに告げるが、身元確認に一週間かかるとのこと。遺体の見に行くが真っ黒焦げで確認不可能。

ジョンはジミーを疑っており、警察に連れて行かれて取調室でいろいろ聞かれる。取調室の外でジョンともう一人の刑事が話していた。口の動きからジミーには内容が分かった。注、最初は「落ちた」という言葉を疑っているが、今度はジミーがジョンを殺害したとの疑い。「とりあえず拘束する」と言っている。

取調室を出されて連れて行かれるが、「トイレ」と言ってトイレに入る。なかなか出てこないのでジョンがトイレを確認するともぬけの殻。実はトイレの用具入れに隠れていた。ジミーは逃げ出す。いったん見つかるが、ジョンを振り切ることに成功。

銀行の女性に「通帳なくしたけど、引き出せる?」と聞く。いったん断られるが、引き出してくれることになった。しかし口座にはほとんど金がない。今朝引き出されたとのこと。誰が引き出したのか?

この後シェリーの家に行くが、シェリーが殺されていた。そしてシェリーとフランクが裸でベッドにいる写真を発見。ジミーは「フランクを欲しいなら、喜んであげたのに」と言って家を飛び出す。

ジョンはシェリーの死体を見て今度もジミーを疑う。「シェリーにはフランクと言う名前の恋人がいた」と聞きこんだ。「ジミーがシェリーとフランクのことを知ってシェリーも殺したのでは?」との疑い。

ジミーは母親(ティッピー・ヘドレン)のところに行く。しかし昨日フランクが訪ねてきて「(母親の)車を(フランクに)売った」とのこと。フランクは生きている!

ジミーは母親から金を借りて外に出た。フランクは生きている。そして警察から追われている。どうすればよいのか?どうなるのか?

 


■ 蛇足

邦題は意味不明。原題も意味不明だけど。ジミーは音声を文字化する装置を使って電話する。

ハート・ボックナー。「ダイ・ハード/Die Hard(1988)」。

キーファー・サザーランド。「ダークシティ/Dark City(1998)」「ザ・センチネル/陰謀の星条旗/The Sentinel(2006)」。
 

ブリジット・フォンダ
(1987)Aria
(1989)スキャンダル/Scandal
(1989)シャグ/Shag
(1989)ストラップレス/Strapless
(1990)ランケンシュタイン/禁断の時空/Frankenstein Unbound
(1990)ゴッドファーザー PART III/The Godfather Part III
(1991)アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想/Iron Maze
(1991)アウト・オブ・レイン/Out of the Rain
(1991)フィービー・ケイツの 私の彼は問題児/Drop Dead Fred
(1991)ドク・ハリウッド/Doc Hollywood
(1991)レザー・ジャケット/Leather Jackets
(1992)ルームメイト/Single White Female
(1992)シングルス/Singles
(1992)キャプテン・スーパーマーケット/Army of Darkness
(1993)恋愛の法則/Bodies, Rest & Motion
(1993)アサシン 暗・殺・者/Point of No Return/The Assassin
(1993)リトル・ブッダ/Little Buddha
(1994)あなたに降る夢/It Could Happen to You
(1994)ケロッグ博士/The Road to Wellville
(1994)カミーラ/あなたといた夏/Camilla
(1995)ラフ・マジック/Rough Magic
(1996)訣別の街/City Hall
(1996)グレイス・オブ・マイ・ハート/Grace of My Heart
(1997)タッチ/Touch/a>
(1997)ジャッキー・ブラウン/Jackie Brown

(1998)赤い標的 THE BREAK UP/Break Up
(1998)グレイスランド/Finding Graceland
(1998)シンプル・プラン/A Simple Plan
(1999)U.M.A レイク・プラシッド/U.M.A: Lake Placid
(2000)ワイルド ガン/South of Heaven, West of Hell
(2001)モンキーボーン/Monkeybone
(2001)キス・オブ・ザ・ドラゴン/Kiss of the Dragon