Kiss of the dragon リュウは麻薬の捜査のためにパリに来た。しかし悪徳警部のリチャードに嵌められて殺人犯として追われる身となった。
リチャードに娘を囚われて娼婦であることを強要されているジェシカと知り合った。リュウは娘を救い出すことを約束して、ジェシカに協力を求める。
映画関連目次(闇雲映画館)

製作:2001年、脚本:リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン、監督:クリス・ナオン
■ はじめに

ジェット・リー主演なので格闘場面が主となる。今回は麻薬関連の捜査のために中国からフランスに来た捜査官リュウ。

ブリジット・フォンダは、わりと虐げられている役や厳しい状況に置かれる役が多いが、今回は娼婦ジェシカ。娘を人質に取られて娼婦であることを強要されている。強要しているのは悪徳警部のリチャード(チェッキー・カリョ)。


 
■ あらすじ

パリに到着したリュウはまず叔父が経営している店にいく。店の前には娼婦が何人もたむろしているような場所である。

ホテルのバーで隣に寄ってきたパイロット風の男に「男子トイレへ」と耳打ちされて、男性トイレに入りボディチェックをされる。持っていた拳銃を渡す。そしてリチャードと会う。

ホテルの一室では麻薬取引の男がいる。ソング。そこに二人の女性が訪ねてくる。一人はジェシカ。ジェシカが気分が悪くなってトイレに行っている間にもう一人の女性がソングを刺す。

監視していたリチャード一味とリュウが部屋に飛び込むが、リチャードは女性を射殺する。驚いたことにリチャードは「お前が殺した」とリュウを指さす。大乱闘の末、ホテルから脱出する。しかしリュウは管理室で現場を撮影したテープを持ち出す。これにはリチャードが引き金を引いた場面が入っている。

中国とフランスの捜査当局の打ち合わせが行われる。そこにリチャードが呼ばれる。中国側がリュウを最高の捜査官と言うと、「彼は犯人の一味」と主張する。

叔父の店にいるとジェシカがトイレを借りに来る。実はドラッグを注射するため。トイレで気を失ってしまうので、リュウは閉口して外に出す。

リュウは中国の捜査当局の責任者と会う。しかしリチャード一味に監視されている。二人は船に乗って話す。リュウは例のテープを渡す。ここで責任者が射殺される。またまた大乱闘の末に脱出する。ただしテープはリチャードの手に渡ってしまった。

叔父の店に戻って自分でケガの手当てをする。ジェシカが現れて手当てをしてくれる。そしてジェシカが置かれている状況を把握する。ここで執念深いリチャード一味に襲われて叔父は死亡。「魂は故郷に帰す」と儀式を行う。

またここでリュウは、ジェシカが最初のホテルにいたこと、ジェシカの娘を捕えているのはリチャードあることを知って協力をたのむがジェシカは拒否する。「娘を取り戻すから協力してくれ」と頼む。

ジェシカがリチャードのところに戻る。リュウの偽の居場所をリチャードに告げるとリチャードは出かける。ただしジェシカは手錠をかけられてポールにつながれる。ジェシカは監視役を騙して外に出して、ポールをなんとか動かして、リチャードの机から例のテープを取り出す。ポールもなんとか柱から外して外に出る。ただしポールを抱えたままである。

リュウとジェシカが落ちあって、リュウは「中国のマジック」で手錠を外す。そして娘がいる施設に向かう。

施設に到着して娘がいるベッドを確認して近寄るが、娘は別の場所に移されていて、リチャード一味が襲いかかる。リュウはジェシカを連れて脱出するが、ジェシカは銃で撃たれてケガをする。深夜の病院に飛び込んでジェシカの手当てをしてもらう。

そして最後の決戦である。リュウはリチャードがいる警察署に単身で殴りこむ。ここにはジェシカの娘を連れてこられている。


 
■ 出演作

ブリジット・フォンダ
(1991)レザー・ジャケット/Leather Jackets
(1992)ルームメイト/Single White Female
(1993)アサシン 暗・殺・者/Point of No Return/The Assassin
(1994)あなたに降る夢/It Could Happen to You
(1997)タッチ/Touch/a>
(1998)赤い標的 THE BREAK UP/Break Up
(1998)シンプル・プラン/A Simple Plan
(1999)U.M.A レイク・プラシッド/U.M.A: Lake Placid
(2001)キス・オブ・ザ・ドラゴン/Kiss of the Dragon
(1999)レイク・プラシッド/Lake Placid