ギャザーバランス(カーテンの上飾り)を無事に着けることができまして、嬉しくて仕方のないオデッタでございます。
ドレープの前についている赤い生地が上飾りです。
レールを隠し、カーテンをより素敵にしてくれます。
ギャザーバランスの作り方、知りたい、との有り難い嬉しいお声を頂戴しましたので、今回私が作った方法をご紹介します。
下準備
バランスレールがつけられなくても、窓の木枠にシングルレールを追加してレールを3本にすることができました。
その時の様子
ギャザーバランスの作り方
おおよその流れ
- 布をカットする
- 布を縫い合わせて窓の幅の2倍の幅の細長い一枚の布にする
- 下端を処理する
- 上端にギャザーテープを縫い付ける
- 裾にトリムをつける
- ギャザーテープを引いて窓幅にする
- gフックを取り付け、レールに下げる
※以下作り方を1箇所にまとめるため、一部ちょっと前の記事と内容が被ります。
今回私がギャザーバランスを作ったのは、約3mの掃き出し窓。
シングルレールを窓の木枠に新設して、ダブルの機能レールのいちばん手前が空いている状態です。
ギャザーバランスは仕上がり3mで、2倍ひだなので6mの布が必要になります。
私は仕上がりが布部分丈30cm、トリム10cmにしたかったので、50cmの長さの布を使いました。
幅150cmの布を長さ50cmに4枚分をまずはカット。
4枚をはぎ合わせて縫い目を裏から割ってアイロンで抑えます
そして両端をアイロンで抑えて
ミシンで縫い止めます。
これで幅6m、長さ50cmの布が1枚できました。
裾を延々と6mアイロンをかけて(2.5cmくらいを2回折り曲げ)
延々と6mひたすらミシンで縫いました。
次に、ギャザーを作るためのギャザーテープを縫い付けます。
ギャザーテープとはこんなもの
7.5cmの幅のテープで4本の紐が横に走っています。
片側を縫い止めて、反対側から紐を引いて美しいギャザーを作ります。
まずはテープをつける上部の布の処理から。
裏側から2.5cmくらい布を折り、アイロンをかけます。
こんな感じで、ギャザーテープを定規がわりにしてアイロンで抑えながら折っていきました。
7.5cmに折った布の上にテープを置き、まち針で留めます。
右が上、左がバランスの裾側になります。
テープをつける時の注意点。
テープの上下を確認します。
4本の紐で隔てられた5本の間隔。
試しにgフックを取りつけたところ
5本の間隔の左から2番目と3番目に白い四角が見えますが、ここがフックを引っ掛けるポケットになっています。
gフックはできるだけ下の位置につけてレールの上の方にバランスが飛び出る形で取り付けたいです。
そのため、私はフックをかけるポケットを下側につけました。
こんな感じで7.5cmおったところの上に6mのテープをまち針で留めていきます。
留め終えたら、ミシンで縫います。
縫うのはここ
バランスの上端いちばん右。すぐ横にギャザーを作る紐があるので端と紐の真ん中あたりをひたすらまっすぐ6m縫っていきます。
紐を縫ってしまわないように気をつけて下さいね。
終わったら今度は下側にミシンをかけます。
まずはまち針で固定
左が先ほど縫った上端。
右が次に縫う下端。
一番下側(右側)の端と紐の間を縫っていきます。
6m縫います。
次に左右の処理をします。
右の端
少し入ったところを紐ごとミシンの細かい目で2回縫います。
紐の端に玉結びを作って抜けないように固定します。
4本の紐が抜けないように固定されているの、わかるでしょうか?
後程紐を反対側から引いてギャザーを作る時、抜けてしまわないよう、しっかりと縫い留めておいてくださいね。
反対側。
反対側は今度は紐を引く側になりますので、紐は縫いません。
紐を縫わないように避けて、端を縫い止めます。
*写真を撮り忘れてしまいました。
普通の針目で縫えばOKです。
次に布の下部にトリムを縫い付けていきます。
トリムと同じ色の糸に変え、ミシンで縫い付けます。
(ここも写真を忘れたので、仕上がり写真を載せておきます)
表から見たところ
裏から見たところ
洗濯をするときに外すので、粗い目でザクザクと留めるだけにしておきます。
6m縫ったら完成です。
これで縫製は完了です。
次に、紐を引いてギャザーを作ります。
紐は均等に力をかけて、同じ長さになるように引くのが綺麗に仕上がる条件になりますが、実際にやってみると、なかなか綺麗に4本を同じ長さに引くことはできませんでした。
最初は力任せに引いてしごいてしまったら、上ばかりギャザーが寄って、下に行くにつれ紐が全然引けていない状態に。
ギャザーがモヤモヤになってしまいました。
一度全て解いて(と簡単に書いていますが、相当力仕事です)
今度は丁寧にギャザーを手でしごいて形を整えながら紐を丁寧に引いていきました。
表側です。
このヒダヒダを均等になるように、表側を見ながら布を手でしごきながら6mを3mになるまでひだをつけていきます。
こんな感じで綺麗なペンシルになっていれば成功です。
布幅が3mになったら一旦手を止めます。
私の場合、機能レールに取り付けるので、gフックを取り付けていきます。
gフックとはこんなもの
これを先ほどのテープのポケットに下から差し込んで回転させて取り付けます。
私は27個をおおよそ等間隔に取り付けました。(10cmちょっとくらいの間隔が目安です)
gフックの取り付けが終わったら、いよいよレールに取り付けです。
gフックをレールのランナーに下げます。
そして、先ほど引いて長く垂れている紐の処理をします。
紐の処理専用の道具がなかったので、私はダンボールを長方形に切って紐を巻きつけ、段ボールに切り込みを入れ、端をそこに挟み込んで留めました。
このダンボールの上端に切り込みが入っていて、布との境のギリギリで挟み込んで留めています。
もちろん、表からは見えません。
洗濯をするときにはギャザーを解いて洗濯します。
全体を整えて、ギャザーバランス、完成です
後日、左手のリビングの窓(2m)にも同じバランスをつけます
コモード様の雰囲気にぴったりのゴージャス感のある上飾りになりました
お手本があったわけではないので、考えて作りました。
参考になれば幸いです
ギャザーテープなどの購入場所
ギャザーテープはあまり販売箇所がありません。
大手のユザワヤでも取り扱いがないという記述を読んだこともあります。
私は楽天で、唯一この一軒だけを見つけ、ここで書いました
2倍と2.5倍がありましたが、私は2倍を使いました。
お好みでどうぞ。
gフックも同じお店で買い、同梱してもらいました。
厚手の生地を縫えるパワーのあるミシンが必要になります。
これ、とても使いやすくてパワフルで気に入っています。
世界累計10万台販売の実績!
アイロンはこんな携帯用にも使える小さいもので十分でした。
10センチくらいしかないので保管にも場所をとりません。
難があるとしたら、電源コードが抜けやすいことでしょうか。
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シングルレール