採用支援総合サービス・アークパワー社長池邉のブログ「どうとくか」 -341ページ目

考えない理由

時として、、、

 

人は、なぜ?

 

考えることを止めるのだろう?!

 

これまでも、本ブログを通じて

 

再三、人間は考えること、それこそが、

人間の英知であり、特権であると、

喧伝(ケンデン)するかの如く書いてきた。

 

だけど、その張本人である自分ですら

 

その権利を、よく忘れてしまう。

 

なぜだろう?

 

ずっと、不思議に思っていた。

 

そんな不完全燃焼極まりない感覚に

一筋の光明(コウミョウ)が差し込む、

明解な答えをくれる一文に出会った。

 

なになに、心とは、、、

 

『まわりの環境と自分の「思うこと」が

一致していれば、「心」を意識することは

ない。外側と内面のズレが「心」をつくり

だす。』1

 

なるほどね・・・

 

人は、集団の中で生きていかなければ

ならない。

 

現代のような分業化社会では、誰も

1人では、生きてゆけない。

 

ならば、

できるだけ気の合う人と過ごしたい。

それは人間の性(サガ)だろう。

 

そして、

いつしか、人は気の合う人と出会う。

 

つまるところ、、、

同質性を追求することが、結果として

考えることを排除する構造を含む。。。

 

要するに、気の合う仲間とばかり一緒に

いると、考えが同じだから、敢えて自らが

考えなくても、みんなと分かり合える。

 

その結果、

知らず知らずのうちに考えなくなる。。。

 

加えて、

同質性が強くなれば強くなるほど、

異質なものは、強烈に弾き飛ばされる。

 

要するに、

受験とか、採用試験とかの選考において

かなりの純度で、人物要件を特定して行けば

その純度が高まるほどに、わずかな「差異」

が大きな「差異」となり、浮き彫りとなる。

 

その結果、同質性の高い集団で、わずかな

ことで、いじめにまで発展する。


だから、余計に同質性を意識し、過度に

同質性を追求する。


一度、高まった同質性は、その度合いを

強めることはあっても、弱まることはない。


その結果、同質性は必然となる。

 

ならば、意図的に、他者との不協和音を

求めて、自ら、他者との差異を持ち続け、

「心」を保てと言うのか?

 

それは、難しいことだろう。

 

集団行動が必要な社会で生きるには、

自己中心的な態度は、致命的となる。

 

ならば、如何(イカ)にして、

「考える我」を保てば良いのか。

 

う~ん・・・

 

人が考えなくなる構造は、

何となく見えてきた気はするが、

それを防ぐ策は、思いつかないな。。。

 

とりあえず、このお題の答えとして、

ポン知恵程度の結論で結ぶなら、

 

その答えは、乱読(ランドク)にあるかな。

 

だってさ、

自らの規範に異物を取り入れるにおいて、

もっとも安全な方法だから。

 

う~ん。

 

だんだん、また分からなくなってきたぞ。

 

ディープな話題、月曜日の悪い癖だわ(><)

 

【光明】(コウミョウ)

明るく輝く光。

比喩的に、苦しい状況での、将来への明るい

見通し。

仏・菩薩の心身から放つ光。知恵や慈悲を象徴する。

(引用 広辞苑第5版 岩波書店)

 

【乱読】(ランドク)
何の方針も立てず、手当たり次第に書物を

読むこと。
(引用 広辞苑第5版 岩波書店)

 

(※1参考:森田雄三『間の取れる人間抜けな人』祥伝社2007)

学歴区分

『キリン、学歴区分なくす』1

こんな記事が目にとまった。

なになに、、、

『キリンビールは9月にも、社員を

学歴で区分している職制を廃止する

方針だ。

現在は総合職に当り、主に大卒の

「マネジャーコース」と、一般職に

当る短大・高卒の「エキスパート

コース」に分かれており、事実上、

短大・高卒が大卒より早く昇進する

のを阻(ハバ)んでいる。短大・高卒

でも実力次第で大卒を追い越せるよう

にし、優秀な社員の定着を促す』2

と、9月にも職制を一本化する。

余談だが、、、

「職制」、「総合職」、「一般職」など

待遇面での呼称に全く興味を持たない人は、

その意味すら知らなかったりするから、

ここで簡単に用語の意味を説明すると、、、

「総合職」とは、

職場の異動・転勤がありますよってこと。

「一般職」とは、

職場の異動・転勤はなく、「総合職」の

補佐をしてもらいますよってこと。

だけど、異動・転勤がない分、「一般職」の

定期昇給幅は、「総合職」に比べて低いですよ。

そして、2つのコースをまとめて、「職制」と言いますよ。

と、まあ、大枠、こんな意味。。。

注)細かい事を言い出したら、たくさんバリエーションが

あるので、大枠の意味であることに注意!

さて、本題に戻して、、、

この『キリンの学歴区分をなくす』3の記事を

読んで、

『人口増加率 愛知県が1位』4

と、最近、紹介された記事を思い出した。

『愛知県を1位にした最大の要因は、県外

から入ってくる人の多さだ。かつての愛知の

県都ナゴヤはビジネスマンに人気がなかった。

『・・・』嫌われた主な理由は『・・・』閉鎖的だ、

ということだ。それが、急に開放的になった

のか?『・・・』土地柄の変化よりもはっきり

した理由がある。自動車産業の好調さだ。』5

つまり、ある産業が元気なおかげで、雇用需要が

旺盛となり、他の地域からも人が必要となる。それが

人口増加の一つの理由であるが、、、

『なぜ出産が多いのか。シンクタンクの

共立総合研究所(岐阜県大垣市)が05年秋、

こんな題名の分析を発表した。


「学歴志向の低さが名古屋を強くする」

教育負担の軽さが、少子化の進行を抑制して

いるというのだ。分析によれば、名古屋圏は

高等教育(短大・高専以上)の修了率が

32%で、全国平均以下。首都圏よりも

9%も低い。』6

それにも関わらず!!!!

『愛知県は、高卒と大卒の生涯所得が

1600万円しか違わない。全国平均は

8500万円という。』7

つまり、何が言いたいかと言うと、、、

元気の良い街・企業は、すでに「学歴」

なんて区分を、取り払ってますよ。

併せて、これら区分を無くすことで、

少子化も、格差問題も、解決するのでは?!

そう、言いたいだけである。

その前提で、やっぱり「もっと学びたい!」

と思った人には、休業・休暇・復職の権利を

しっかり整備して、いつでも学べる環境を

つくってあげれば良い。

昨今、、、

「人手不足」に悩む採用担当の方は多いが、

初歩的な既成概念を変えることだけで、案外、

簡単に解決する話しが多いのでは?!

生意気ながら、そう思った。

(※1~3引用 日経産業新聞2007/05/29)

(※4~7引用 朝日新聞2007/05/27)

じょうしき

最近、、、

日本人で海外生活が長い方から、

日本は、「年齢意識」が高いね!

そんな話を伺う機会があった。

「○歳にもなって、××して!」

と、、、

確かに、この手の会話は、日常茶飯事。

なるほど、「おっしゃる通り!」

そう勝手に納得しながら、、、

ふと、

1つの響きで、2つの言葉を思い出した。

それは、「じょうしき」。

まずは、『常識』。

【常識】(ジョウシキ)1

普通、一般人が持ち、また、持っているべき

知識。

専門的知識でない一般的知識とともに理解力・

判断力・思慮分別などを含む。

つまり、社会を構成する上での枠組みね。

つぎに、『情識』。

【情識】(ジョウシキ)2

強情。頑固。争う心の意。

つまり、知り得た知識が、社会全体に

すでに周知徹底されていると、改めて、

考え直す必要がなくなり、知らず、知らず

のうちに、それを疑うことすら忘れてしまい

時代が流れ、いずれ変化が生じたとしても

それに気付くことすらできずに、ただ、ただ

知り得たことに固執し、頑固となる。

すなわち、『情識』となる。

「○歳にもなって、××して!」

その指摘、『常識』、『情識』のどちらの

立場で言っているのか?!

よく、見極めなければならない。

そう思った。

(※1~2参考:広辞苑第5版 岩波書店)