自己効力感と運動主体感 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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自己効力感とは
「自分はできる」「できそうだ」
という感覚のこと。


自己効力感が高いと、人は
「自分にはできそうだ」「自分はできる自信がある」
と考え、行動に移すことができます。
反対に、自己効力感が低いと
「自分には難しそうだ」「自分にはできそうにない」
と考え、簡単に行動に移すことができなくなる。


運動・スポーツを続けている人は
そうでない人よりも
この自己効力感が高い傾向にある
というデータがあります。




でも
長年フィットネスに従事してきて感じるのは
学校体育でのネガティブな経験から
運動ギライになられた方が多いという事実。


学生時代に経験した運動・スポーツが
運動・スポーツに対する自己効力感を
下げてしまっている可能性。


そこで「自己効力感」と「運動」について
記されたデータがないかと調べていたら
興味深い論文を見つけました。


その論文で取り上げられていたのが
「運動主体感」です。




運動主体感とは
自分の意思で自分の行動を制御し
外界の変化を引き起こしているという
主観的な感覚のこと。


見つけた論文では
運動パフォーマンスの向上は
運動主体感を介して自己効力感に寄与する
とまとめられていました。


これを簡単な言い方に変えると
「自分がやっている」
という主体的な感覚を伴って
運動にトライしたときに初めて
「自分はできる」「できそうだ」
という感覚が育まれる、ということかなと。


ここに示された結論は、私たち運動指導者が
これから運動に取り組もうとされる方を
どのようにナビゲートさせていただくとよいのか
ということにも関わってくるのではないかと
思いました。


運動主体感を引き出すための
声がけ
プログラムデザイン
レッスンの演出
などなど


工夫できることはいろいろありそうです。ニコニコ





これから運動を始めよう!
と思われている皆さんにとっても
運動主体感を伴って取り組めるかどうか
って、大事なポイントになりそう。指差し



実はこれらの情報にたどり着いたきっかけは
これから大学を受験する娘のAO入試に向けた
レポート作成を手伝っていることでした。


このレポート作成についても
娘が主体感を持って
「できた」という体験をすることが
彼女の自己効力感を高めるはずなので
よかれと思って介入しすぎないよう
気をつけなきゃなと思った次第です。



 

ワークショップ情報



JENNIFER DELUCA JAPAN WORKSHOP 3 

【 How to Progress Your Clients 】



日時

2023年9月30日(土) 20:00〜21:30


料金 

8,000円(消費税はいただいておりません)


会場

オンライン(ZOOM)

※アーカイブあり(視聴期限1ヶ月)

アーカイブをご希望の方も下記よりお申込みください



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ピラティスライフナビゲーター

西村由美    >>>はじめましての方へ