アナスタシア普及活動

1巻ごとに1章づつ

振り返る企画の5巻目、

 

メグレさんの回想録が

続きます。

 

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前章では読者の男性と女性が

主人と使用人の関係から

パートナーに変わっていく

ロマンスが綴られているのですが

 

今日の章は一転して

メグレさんが激しく動揺し

完全に無気力となり

すべてに対するやる気を失う

きっかけとなる話です。

 

 

メグレさんが

1冊目の本を出してから

というもの、

それはそれは激しい反応が

あちらこちらから起きたそうで、

 

特にメグレさんを卑下するもの、

酷評するもの、罵倒するものは

数えきれないほどあったけど

 

それらに対して、

メグレさん自身は

憤りを感じはしても

長くて1週間もすれば

おさまっていたのだけど

 

モスクワの読者が送ってきた

1本のテープに収められていた

「アナスタシア現象」を研究する

学者グループのリーダーの

研究発表を聞いたメグレさんは

 

これまで感じたことのないような

ショックを受けます。

 

 

 

今、振り返りをしているのは5巻ですが

メグレさんが4巻を書いた1999年当時、

メグレさんはトルコの南にある

地中海のキプロス島に

しばらく滞在していたそうです。

 

 

そのことは4巻には全く出てきませんが

テープの中で学者グループのリーダーは

キプロス島でのメグレさんの行動を

現地で世話をした人たちに直接会って

細かく調査しています。

 

 

そして、メグレさんが希望したことが

すべて偶然の連鎖という奇跡によって

次々に叶っていったことを突き止め

 

このようなことが可能なのは

アナスタシアが4巻までに

何度も口にしている

「彼ら」という謎の勢力によって

 

あるいはアナスタシア自身によって

いずれにしてもそこには

わたしたちには伺い知れない

未知の力が働いていることは

疑いようがなく

 

そこにはメグレ氏自身の

意思というものは存在しない

 

というような結論を

あれこれ証拠をあげて

出しているんです。

 

 

 

 

 

この章で書かれている

キプロス島でのメグレさんの言動や

そこで出会った「アフロディーテの孫娘」

のように美しい女性の話などは

とても興味深いし面白いのですけど

 

最終的に、

この学者グループの発表を聞いた

メグレさんが抑うつ状態に

なってしまうことで、

読んでいるわたし自身も

胸が苦しくなるような章です。

 

 

 

この後も少し、メグレさんの

荒れた状態は続いていきます。

 

 

 

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前の章はこちら

 

 

1巻1章

 

2巻1章

 

3巻1章

 

4巻1章

 

 

 

 

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