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トータルブランディング デザイナーのアーチ・コア多陀です。





前回「絶対にデザイナーが言わない、企業案件はなぜ高いのか?という理由

」と題して、一般的なことから、ちょっとぶっちゃけたところまで書きましたが(笑)、




本来は1回で終えるはずが、書いているうちにテンションがあがりすぎて、思いのほか長文になってしまったので、今回は残りの後編になります。

こちらの記事も皆さんのお仕事での仕組み作りなどに参考になれば。


で、、

本当に言いたいのは、こっちの後編なのです!


ちなみに前回は、

■影響力が違う
■不毛なやりとり(時間)が多い
■決裁者が決済者ではない
■日本人に染み込んでいる「お客様は神様」という考え方が両者にあるため
■昔の古いやり方が変えられない
■担当者がええカッコをしようとするw



こうして見ると、

最初の一つ目以外は、ぜんぶ愚痴(笑)


前編はほぼ愚痴になってしまいましたが(^-^;)

後編も、


ほぼ愚痴です。


いえ、本質です。(強引w)


■予期していない莫大な作業時間が発生

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前編では、個人と企業では「影響力」が違う、これがほぼ違う理由なわけですが、

あとは、企業ならでは、組織ならではの仕組みが間に人を介したりするので、行程・時間がかかる、

そしてそこに潜む「個人的感情」があるよ、

という話でした。


結局のところ、そうしていると作業時間、修正など、最初に見積もり時に予定しなかったものがものすごく増えるわけですね。

こういう話になると、よく言われるのは

「最初に一発でイイモノを上げてくればいいのでは?」

という話。


これは、最初からコンセプトや打ち合わせがしっかりできていての話。

こういうデザインをディレクションする人のなかには、「一発OKなんかあり得ない」ということを思っている人がいるとも聞いたことがあります。

ということは、どんないい案があがってきても、

修正するのが、自分の仕事

ぐらいに思っていたりするのですね。


本来であれば、一発目でいいデザインが上がってくれば、一発OKでいいわけです。


ですよね?


ただ、これでは担当者の立場からすると、

「仕事、してないんじゃね?」

と思ったりするわけです。


これは、完全なる思い込み。


これも、本当に本来あるべき姿、仕事ではないわけですが、これを真剣に信じている人がめちゃ多い。

なので、無駄な無毛な修正やりとりが増えるのですね。


■見積もりはほとんとのケースがぶっ込みである

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これはデザイン業界では当たり前なんですが、それ以外の人は、

追加修正があれば、追加修正代をもらえばいいじゃん!」と思う方も多いかも知れません。

しかしながら、デザイン業界ではどれだけ修正をしても、

追加修正代を請求できないのが現状

なのです。


でも、本当にその通りで、これはおかしいですよね?


本来予定していなかった修正・変更があったらなら、追加作業代を追加すればいいですよね?

しかし、現状は「できない」というよりも、まず「請求しない」ということが多いのですね。

デザイナー側が「請求」をそもそも訴えない

ということです。


これも、本当にデザインあるあるですが、


《デザイナーが修正変更代を請求できない理由》

・そもそも見積もりがぶっこみ(グロス)である風潮がある

・クライアントもどれだけ修正しても無料と思っている

・最終納品するまでは、完成品ではないので、そこまではいくらでも修正できると思い込んでいる

・デザイナー側もこの状況で追加請求したら、仕事が切られてしまうという不安

・クライアント側も「なんだお前、追加請求してくるのか」と実際に思う(笑)



等々。

こうしたことからデザイナー側は、そもそも請求しないというのが現状。

(え〜、ちなみにボクは全然請求しますが(笑))


ということから、それだけ作業代を最初に見込んでおいて、見積もりすればいいわけです。

実際にどうしても、直接やりとりするよりは、人(担当者)を介することでやりとりが増えるのは事実なわけですから、作業代が増えるのは当然。そうなれば、見積もりも高くなるのも当然。


とても当たり前な話です。


■不毛なやりとりが増えないようにするには、どうすればいいのか?


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企業での仕事を一般論で書いていますが、

ちなみに、ボクの仕事でも企業の仕事はしているわけですが、

上記のような無毛なやりとりは、極めて少ないです。

しかも、企業、個人問わず、打ち合わせは基本「1回」。

そして、こちらも企業、個人問わず、

デザインもほぼ「一発OK」です。
(もちろん、誤字や多少の修正はあります)

ほんとですよ。


では、上記のような不毛なやりとりをできるだけなくすには、どのようにすればいいのか


■打ち合わせの内容を充実させる

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もちろん、さきほど書いたように決裁権をもった人とマンツーマンでやる仕事の方がスムーズにいくことは大前提として、

担当者が間に入っても、基本は「打ち合わせ」です。

いかに最初の打ち合わせで、大きなイメージを押さえておくか?

・何のために作るか?期待する利益の効果

・誰がターゲットなのか?

・そのためにどのようなものを作れば効果的か?


にフォーカスして、打ち合わせをする。そしてそれを「共有」しておくことですね。
これに尽きると思いますね。

そのためにも、やはりクライアントは、プロの仕事を最低限のリスペクトをする必要はあるでしょうね。


「お金を払うのはこちらだから、こちらの言うことを聞いてくれ」という考え方は古い考え方

もちろん、お金を払っているのだから自分の納得したいものをあげてもらいたい、という気持ちはわかります。

ただ、それは「お金」という視点でしか物事を見えていない証拠。

仕組みで考えると、お金と価値を“等価交換”しているのです。

なので「お客様は神様」的な思考で考えていると、お金に執着してしまい、トラブルに発展することも多々あります。(ほんとにお金が絡むとトラブルが増えるのは世の常)

お金を払っているのだから、自分のやりたいようにしてもらって納得したいは、ある意味

「究極の自己満足」をカタチにしてもらう。

ということ。

丸投げするのではなく、大きな方向性やコンセプトは伝える。そして、後はプロに任せる。それがいい作品ができるロジックです。

せっかくお金を払うのであれば【結果の出る】ものが出来た方がいいのではないでしょうか。


ま、色々な方向に飛び散りましたが、本題の「なぜ、企業案件が高いのか?」というと、

まとめ

・影響力があるから →8割

・工程(人)を挟むため、修正や変更作業が量が圧倒的に多くなる。→2割


です。


あと、デザインのお仕事をこれから出そうと思っている方にご理解していただきたいこと。


あくまでデザインは作業量だけではない

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それは、あくまでデザインは作業量だけではないということ。


デザイナーや経験者ならお分かりだと思いますが、
考える」「アイディア」など、見えない部分もデザインの仕事のうちなのです。

仮に時間があるからと言って、何案も出させる事もあってりしますが、当然ながら時間をかけてデザインすればするだけデザイナーは時間(=お金)を割いているのですから、作れば作るほど赤字になりまふ。

いい仕事をするには、クライアントの協力が必要です。こういう事を理解していただくことも協力です。

お互い「いい結果を出す」ことが共通の目的ですから。


コラム【絶対にデザイナーが言わない、企業案件はなぜ高いのか?という理由】①はこちら
https://ameblo.jp/archcoreinc/entry-12842498201.html




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ビジネスブランディング トータルブランディングデザイナー・多陀賢二プロフィール

多陀賢二(ただけんじ)Arch Core Inc. 代表取締役社長+CEO
嵯峨美術短期大学(現・京都嵯峨芸術大学)卒業。
印刷製版会社、デザイン会社、企業のデザインチームのリーダーをつとめ、10年のマネージメントでも「離職率0%」を誇る。
2009年、『(株)アーチ・コア インコーポレーテッド』を立ち上げ、トータルブランディングデザインに特化して、全国からデザインを受注。デザイン業務の傍ら、出版、セミナー講師、イベント、コンサルティング活動も展開。最近はミュージシャンのプロデュース、自身もドラマーとして。ステージに立つ。個人投資家の顔も持つ。

★好きな人 武豊、ヒロミゴー、小田和正
★好きなこと 「考えること」



<著書紹介>








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