80代の女性。
うつ病で受診されていますが、
少し便秘気味ということで、前回の受診時
診察室で簡単に呼吸法の説明をしました。
そのときは、ちょっと興味を示すぐらいの反応でしたが…
次の受診時
便秘の話をしたこと自体私は忘れていたのですが、
「あの後、帰りのバスでフーッ」と息を吐いていたら
家に帰ってお通じがありました。そして
この1週間は毎日お通じがあります。
こんな事があるのかしら。」
きっと「うつ」にもいいだろうと思います。
80代の女性。
うつ病で受診されていますが、
少し便秘気味ということで、前回の受診時
診察室で簡単に呼吸法の説明をしました。
そのときは、ちょっと興味を示すぐらいの反応でしたが…
次の受診時
便秘の話をしたこと自体私は忘れていたのですが、
「あの後、帰りのバスでフーッ」と息を吐いていたら
家に帰ってお通じがありました。そして
この1週間は毎日お通じがあります。
こんな事があるのかしら。」
きっと「うつ」にもいいだろうと思います。
ときどきあるのですが、
つい最近も。
パニック障害の方に、デルデル呼吸を簡単に紹介したところ
患者さんの方から
腰痛も便秘もビックリするぐらい良くなりました。
仕組みも簡単に説明すると、何となく納得、といった感じでした。
薬もや早目にやめられそうで、嬉しいですね。
デルデル呼吸は一般に言われている腹式呼吸とは全く
異なるもので、意識的にお腹を膨らませたり、へこませたりはしません。
息を吐く時に、自然にお腹・腰周りがしぼむようになるというか、
お腹・腰周りが自然にしぼんで息が吐けるようになるのですが…
デルデル呼吸を、と急がずに
仰向けに寝て、ただ楽に控え目に?息をしていると
お腹・腰周り一周が動くことがわかります(腹部の前面だけではなく、横腹、腰背部と)。
もちろん息を吸ったら膨らんで、吐くと元に戻る(しぼむ)のですが、
この感覚が味わえると、それだけで少し気持ちが良くなる人が多いようです。
その後、さらに楽な息の吐き方ができるようになると
いろいろな変化、身体によい感覚を体験できるようになります。
お勧めして、呼吸の良さが伝わったときの喜びは格別です。
今週もその喜びを味わうことが結構多くありました。
パニック障害の治療薬の第一選択剤は
SSRIとされ、パキシルやジェイゾロフトなどが多く
使われます。
もちろん充分効果的であることは多いのですが
そうでないことも結構あるものです。
私の経験では、やはり
デルデル呼吸が非常に効果的です。
しかし患者さんが受診に来られて、
最初から呼吸法を導入とは行きにくいものです。
それを希望してこられるなら可能ですが
たいていの場合ネットなどで勉強?されています。
当然薬物療法を期待されるので、薬を処方しますが・・・
初めはやんわり呼吸についてお話して、そのうち
ち、ということになります。
「息苦しくなる」「息が吸えない」
皆さん「息は吸うもの」と考えていますが、
デルデル呼吸が分かる、あるいは出来るようになると
「息は吐くもの」ということが分かるようになります。
人ごみ、車の運転その他知らず知らず緊張が強まる時は
普段にも増して息を吐くことを忘れて吸ってばかり
になるので‘過呼吸’になりやすく、「もうこれ以上吸えない」
状態になるのだと思います。
セロトニンなどの神経伝達物質を考える前に
普段の呼吸の仕方が非常に大きく影響していることは
間違いない。そう思います。
相変わらず、いつも呼吸のことを考えています。
もちろん診療その他のこともですが。
一般向けのブログも呼吸法のことばかりですが、
やはり一般向けに書くにはどうしてもためらいを感じることが
あります。
こちらでは呼吸法の色々な可能性について
普段私が考えていることを、ためらうことなく記そうと思います。
よろしくお付き合いください。
お役に立てることもあろうかと思います。
[アメンバーさん限定記事] 初めてです。
Ameba の使い方をよく知らず、
どの方がアメンバーになっておられるか確認できません。
デルデル呼吸に興味・関心をもってくださっていることは
間違いないと思うのですが・・・
現在確かお二人だったと思いますが
よろしく。