修善寺温泉は今から1200余年前の807年に、弘法大師によって修禅寺のお寺を開山されたことから始まります。
1200年の歴史を持つ修禅寺。
修善寺温泉にお越しになりましたら必ずお寄りいただきたい場所です。
その修禅寺を簡単にご案内します。
807年に弘法大師によって開山された修禅寺は「真言宗」でした。
「伊豆国の寺院一千を束ねる」寺と呼ばれるほどの格式と隆盛を誇っていました。
しかし400年ほど経った頃、その隆盛が失われてきた鎌倉時代、建長寺を開山された蘭渓道隆禅師が来修し、1275年臨済宗に改宗されます。
その後南北朝の動乱の際の戦禍により1405年の大火により修禅寺は焼失。
その後韮山城主となった北条早雲が荒廃した修禅寺を再興するため寺領を寄進。
遠州より叔父の隆渓繁紹禅師を招き、1489年曹洞宗に改宗しました。
現在の修禅寺は曹洞宗です。
修禅寺山門。
階段の左には「弘法大師」の石柱。
現在は曹洞宗とはいえ、修禅寺は昔から「弘法さんのお寺」と言われ続けています。
階段を上がると門には「降魔場(ごうまじょう)」と書かれた扁額
護摩を焚いて祈願する場所という意味です。
山門の左右には「阿吽の像」
平安時代末期に造られた阿吽の像です。
境内に入るとすぐ右に手水舎。
龍の置物の口からは温泉が出ています。
手水舎の向かいには大正4年に造られた鐘楼。
江戸時代後期の火災で山門から本堂まで焼けてしまい、その本堂建築費捻出のため明治7年に焼け残った梵鐘は売却。
明治40年漸く大梵鐘が新鋳されますが、昭和19年軍に供出され、現在の梵鐘は昭和24年に造られたもの。
本堂は、江戸時代の火災の後明治10年から11年にかけて新築されたもの。
2007年に開山1200年祭に併せて改修工事が行われました。
正面の「修禅寺」の扁額は明治初期の政治家・副島種臣(そえじまたねおみ)氏の書です。
本堂内にはご本尊「大日如来坐像」国指定の重要文化財です。
鎌倉2代将軍・源頼家が暗殺された7回忌に北条政子によって寄進されたものです。
本堂横の寺務所では御朱印を受けています。
寺務所横には「宝物殿」
中には
・源頼家公肖像画
・頼家の面
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