こんにちは。
AQUAMANです。
今回ご紹介する海水魚は、「ナンヨウハギ」です。
映画ファインディング・ニモに登場する「ドリー」のモデルになった海水魚としても知られています。
子供から大人まで凄く人気のある海水魚です。
海水魚飼育を始めるキッカケとなる魚として有名ですが・・・実は飼育が意外と難しいんです。
ナンヨウハギはどんな海水魚?
ナンヨウハギは、スズキ目ニザダイ科ナンヨウハギ属です。体長は最大で30㎝になります。体色は鮮やかな青色と黒色のラインが入り、尾鰭と胸鰭に黄色が入ります。青色をした海水魚はほとんどいない為、ナンヨウハギは水景を色鮮やかにしてくれます。
飼育は難しいの?
少し難しいです。特に初心者の方は注意して飼育する必要があります。
その理由は、「病気になりやすい」からです。
水温は25℃前後をキープし、水質は綺麗な状態を保ちましょう。ストレスで直ぐに病気にかかります。殺菌灯による予防も合わせて行った方がいいです。状態良く長期飼育できている方はこれらをしっかり管理しているからです。
どんな病気になりますか?
代表的な病気は「白点病」です。
白点虫に寄生され発症し、海水魚の体表に白い斑点が出ます。これを放置すると海水魚が衰弱して★になります。白点病が発症したら「グリーンFゴールド」による薬浴を行います。もちろん、白点病が出たと言うことは他の海水魚も疑いがあります。その為、海水魚全体を観察しましょう。また、白点虫がまん延している可能性があるので、水換えはいつもより多めに行うといいでしょう。
同種混泳や他種混泳はどう?
同種混泳はお勧めできません。自然界では群れで泳ぐ姿を目撃されますが、水槽内では争いがあるためよくありません。大型水槽であれば問題なく飼育できる場合もありますし、サイズ違いで飼育するのも方法の1つです。他種混泳は万能型のため一般的には問題ありません。しかし、ナンヨウハギは少し性格がきついので攻撃することもあります。ライブロックなどで海水魚の隠れ家を作り、何が起きても逃げれるような環境を整えてあげるといいです。また、海水魚を入海する順番も大事です。ナンヨウハギの性格を考えると最後に入海した方がいいです。ナンヨウハギを先に入海してあとから新しい海水魚を入海させると攻撃する場合があります。気を付けましょう。
サンゴとの相性は?
サンゴとの相性は問題ありません。コケを食べる時にサンゴを少し突きますが食べているわけではありませんので安心して下さい。ナンヨウハギは海水魚の中でも大型です。成長も早いので水質が思っている以上に汚します。水質に敏感な海水魚でもあるし、またサンゴも水質に敏感です。水を汚すスピードも速くなるので水質管理はこまめにしましょう。
餌付けは難しい?
非常に食いつきが良く人工飼料に餌付いてくれます。ナンヨウハギは植物食性の餌を好んで食べます。お勧めの餌は、「メガバイトグリーン」です。
まとめ
カクレクマノミと同じくらい人気がある海水魚ですが、やっぱり飼育は難しいので水質をしっかり管理できるようになってから飼育した方がいいです。本当に病気になりやすいです。飼育した方なら必ずと言っていいほど病気になる経験をしているはずです。これからナンヨウハギを飼育してみようと考えている方は「病気」に対して対応できる知識を身に着けてから飼育すれば長期飼育も夢ではありません。一般的な寿命は8年くらいと言われています。
体験談等ありましたら是非、コメント下さい。
よろしくお願いします。