木の家をつくる女性建築家の日常 -30ページ目

木の家をつくる女性建築家の日常

静岡県浜松市にある建築デザイン事務所です。浜松市・磐田市・湖西市・豊橋市・掛川市・袋井市などで活動している日々の出来事を綴ってゆきます。

先日れんれんゼミでご一緒した平嶋先生より段ボール2箱分の書籍が送られてきました。

見学していただいた住宅の感想と激励の言葉が添えられて、、、。

ありがたく、感動するとともに読んだ事の無い書籍の山をみて自分の知識不足を感じもしました。




平嶋先生の講演は木造の文化、歴史、力学、哲学、全てがうまく絡み合って一つの思想をつくり語られています。

その背景に膨大な知識と文献、検証作業があることは言う間でもありませんが、講演と言うより「語り継ぐ」と言った方がしっくり来るのは先生のお人柄でしょうか?

その先生の知識の一部が今回贈り物です。

書籍そのものよりも先生により選ばれ、今まで手元に残されていた本であることが良質な情報が詰まっている事を表します。

送っていただいた知恵と知識を今後の設計活動に生かしていきたいと思います。

APROJECT建築デザイン事務所
テーブル&紅茶教室 Fete a la Maisonの5周年&クリスマスパーティーに参加してきました。


場所はフランス料理レストランのソワニエさん

テーブルマナーのレッスンを受けながらのパーティーでした。


普段は一人参加ですが今回はテーブルコーディネート仲間と出席。



更に楽しい時間をすごしました。



デザートはもちろん別腹♪



テーブルコーディネートを始めてからおもてなしの心が身に付くのを感じていましたが、もてなされる事にも上手になってきた気がします。


2日間のれんれんゼミin浜松が終了しました。

北は北海道、南は九州まで全国から100名以上の参加者が集まりセミナー強、意見交換、見学会などが開催されました。

初日には私の設計した光と風の高床式の家を含む3件の見学。



その後名古屋大学名誉教授平嶋義彦氏による講演。
木造建築の歴史と構造、実態、環境問題、思想にまで多岐にわたる話を体系的にまとめられ木造の文化について話されました。

これが本当に興味深いお話で平嶋先生にもっと時間をとってもらってゆっくりと聞きたい内容でした。

翌日も翌日も建材テストの報告や講演、パネルディスカッションが続き、小池一三氏が「定番住宅」の提唱をして、若手建築家3人がそれについて話をしました。



私もその一人で少し話をさせてもらいました。

定番住宅として提案したのは広く、大らかな住まい。

定番住宅としての5つの要素を抽出し考え方を話しました。
細かいニュアンスは伝わらないだろうと思いかなり端的な話し方だったので聞き手には浅く感じられたかもしれません。(実際スペシャルゲストの秋山先生にはかなり大胆(大雑把?)だったと言われました)

でも私が定番住宅に目指しているのは単純明快な気持ちよさ。

「大らかな住まい」とは空間の骨格を強調する事により細かい影響を受けない家です。
仕上げが粗くても、繊細でも大して影響を受けない家であり
家族構成が変わっても、間仕切が増えても、よごれやキズもたいして気にならない家です。

小さく、コンパクトな家であっても広くのびのび暮らすことができれば素敵だと思います。


最後には趙海光先生の町家型定番住宅のプレゼン。
プレゼン内容もさることながら話のうまさに絶句。自分がいかにつたない話をしていたのか思い知らされました。

こうして2日間の充実したゼミは無事終了。

たくさんの出会いがあった実りある2日間でした。


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CMや広告をみると日本の住宅はハウスメーカーが絶大のシェアを誇っているように勘違いしてしまいますが意外な事に住宅の60%は町の工務店さんがつくっています。

家は何十年も住むものですからその間に人間の身体の様にあっちが悪くなったりこっちが悪くなったりしたものをメンテナンスしながら住むのですから身近に"家の主治医”がいてくれるのは頼もしい事です。

そんな工務店さんたちが集まってよりよい家づくりを考える集まりがありまして私もお話させてもらう事になりました。

ぼくの定番、わたしの良きパタンとして質のいい木造住宅を手ごろな価格で提供できる「定番住宅」についての考えを若手3人でお話をさせてもらいます。

この日は朝一番に別の建築家のかたが「建材テスト」と銘打って珪藻土の実証テストの結果を話してくれるそう、こちらも興味深く、楽しみにしています。

健康素材の代名詞のようになっている珪藻土ですが実態はなにやら複雑の様。企業のしがらみが無い状態で検証し有益な情報をシェアする事はお施主さんの利益につながります。

真に健康な住まいをつくるためにはこういった地道な努力の積み重ねが必要で町の工務店さんたちのひたむきさが伝わってきます。

少しでもお役に立てるよう、ただいま話の内容を構築中。
プレゼンの資料を届けに行ってきました。

あまり寒くなく、慌てていてコートを忘れて出かけるぐらいよいお天気でした。

提案したその住宅は、

間取りも、形も、使う素材も決まっていて、

敷地内たくさんの既存樹木から思い出深い木を選び、残す計画をしていました。


ある事情により現実には建つ事はない住宅ですが

今日の様な穏やかな日、

日差しの強い暑い日、

雨降りの午後など、

細かい生活シーンをいくつも思い描いて出来上がった計画です。


お施主様もとても喜んでくださり、

息子さんが「20年後には、、、」などと言ってくださいました。


できるなら

この住宅は心の中に建築して、将来息子さんが建てる家の『核』となってもらえたら、、、

こんなに嬉しいことはありません。

おいしいお土産をふくろ一杯に持たせてもらって帰路につきました。

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竣工から一年以上が経過した「光と風の高床式の家」で撮影を行いました。



ポスター用のたった一枚のための撮影です。

一年が経過したその家は

木の色が落ち着いて風景になじんできていました。

無垢の木を使った梁は割れが入っていました。

木のパネルが縮んで板の間に隙間がありました。

どれも竣工当時に予想していた事です。

自然の木だから起きる変化。

これが新建材だったらクレーム対象になるのかもしれません。

でも、、、

木の家が好きで

自然に寄り添う暮らしをするなら

当たり前の変化。

そういう心持ちで住んでいるからこそ

この家を楽しんでもらえるのだと感じました。




その人に合った家。

その家に合った暮らし。

その暮らし方に合う人。

家づくりの極意はここにあるのではないでしょうか?



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もう手が離れたかな?

と思っていたこの物件について工務店さんから連絡がありました。

階段の手すりの追加工事について、、、


はい。(^-^)

ではスケッチを、、、と1枚のFAXを送ります。



「いってらっしゃい」と見送った子供が「忘れ物~っ」と舞い戻ってくるようなこの間隔。


家を我が子に見立てたときの竣工後のいつもの風景です。


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健康志向の高まりからか自然素材の家を好む人が増えてきていますが
人は自然素材の家に何を求めているのでしょうか?

大昔の家は全てが自然素材でつくられていました。
それが技術の発達、施工やメンテナンスのしやすさ、価格、施工後の変形(反りや割れ)が少ないものといった便利さの要求から新建材などが使われるようになってきたのです。

自然素材も新建材も一長一短。
ご本人が納得していればどちらを使用するのもいいと思いますが問題は『納得』。
いえ、それ以前に家に何を求めているのか?です。

自分が家に何を求めるのか?そのためには何をどうすればよいのか?
それを考えるための一つの材料となりそうな本が縁あって私の手元に届きました。

『住まいを予防医学する本-からだにいいことは、だいたい、ちきゅうにもいい-』厚さ3cm、351ページのハードカバー。

「家づくり」と言うよりも、生活と地球と身体の健康について考えるきっかけを与えてくれる本です。

”住まい”と言うのはハードでは無く、ソフト。

この本は書店では売っていなくて町中の工務店さんから貸し本形式で貸し出してもらいます。

本の貸し出し期間は決められていていて、住まい計画を練るのに最低必要とする期間として1家族につき8ヶ月間となっています。

真剣に勉強すると言うよりリビングなどに置いておき、パラパラめくりながら家族で家づくりについて話してもらいたい本です。

興味のある方は町の工務店さんへ。

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我が家では三谷龍二さんのバターケースをつかっています。

バター

山桜の木をくり抜いて作られるこのバターケースは継ぎ目がなく、バターを入れてもナイフが収まるり、ぴったりとバターが入るように作られています。

バターを直に入れる事によりその油分が木に染みこんで使うほどに味わいが深くなり、既に使い始めた頃より大分色が濃くなり艶がでてきています。

冷蔵庫という過酷な環境の中で木と油がお互いを乾燥から守り合っているようでバターの風味が良いまま保存できています。

触っていてもとても心地良がよく、いつも感触しみながらを朝食を楽しみ、時には器の隅にのこったバターを蓋に擦り込んでメンテナンス?もしています。

丁寧な作りには定評ある三谷龍二氏の作品ですが長野の工房でひとつひとつ手作りされていて予約してもなかなか手に入らないそう。

私も注文したときは数ヶ月待ちだった気がします。

本物の木の家は使い込む程になじみ、味わいを増して行くものですがそれは家だけでなく器もおなじですね。

生活になじみ、時間をかけて味わいを深める。

そんな木の家や家具をつくり続けたいと思っています。

APROJECT建築デザイン事務所


Sai-LDK
工務店さん主催の分譲住宅のオープンハウスが無事に終わりました。



ご来場ありがとうございました。

当日はお天気も良く、購入希望者も何組か早速現れ一安心です。

見学にいらした方が口々に 「想像以上に明るい!」 と言ってくれました。

北向きの家で南側に3階建ての住宅があるので日当りを心配されていたのですね。

towa2F

お子様が小さいと言う事で階段の手摺をもう少し詰める話になりました。

towa階段

面を貼ってしまうと例え透明でも空間の透過性と開放感が無くなってしまうので手摺子を増やす方向でお話して納得していただきました。

見た目も開放感も大事ですが「気楽に暮らせる」ことはそれ以上に大切です。

どんなにかっこいい家をつくっても住み手のスタイルに合わない限りは使い勝手の悪い住みにくい家にしかなりません。


そしてなによりお子さんの安全が一番!


住む人になじみ、集まる人に喜ばれ、ちょっと誇らしげになれる。

そんな家でありたいですね。


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