健康志向の高まりからか自然素材の家を好む人が増えてきていますが
人は自然素材の家に何を求めているのでしょうか?
大昔の家は全てが自然素材でつくられていました。
それが技術の発達、施工やメンテナンスのしやすさ、価格、施工後の変形(反りや割れ)が少ないものといった便利さの要求から新建材などが使われるようになってきたのです。
自然素材も新建材も一長一短。
ご本人が納得していればどちらを使用するのもいいと思いますが問題は『納得』。
いえ、それ以前に家に何を求めているのか?です。
自分が家に何を求めるのか?そのためには何をどうすればよいのか?
それを考えるための一つの材料となりそうな本が縁あって私の手元に届きました。
『住まいを予防医学する本-からだにいいことは、だいたい、ちきゅうにもいい-』厚さ3cm、351ページのハードカバー。
「家づくり」と言うよりも、生活と地球と身体の健康について考えるきっかけを与えてくれる本です。
”住まい”と言うのはハードでは無く、ソフト。
この本は書店では売っていなくて町中の工務店さんから貸し本形式で貸し出してもらいます。
本の貸し出し期間は決められていていて、住まい計画を練るのに最低必要とする期間として1家族につき8ヶ月間となっています。
真剣に勉強すると言うよりリビングなどに置いておき、パラパラめくりながら家族で家づくりについて話してもらいたい本です。
興味のある方は町の工務店さんへ。
APROJECT建築デザイン事務所