私ががん治療で入院している時に

遠い親戚の人もがん治療で入院

同じ部屋で出会い

そこから約3年間

共に頑張ってきた記録を

残したいと思います


共に治療を頑張ってきた人を
Kさんと呼びます





がん患者は
なぜ自分が癌になったのか?
なぜその部位だったのか?
なぜもっと早く分からなかったのか?



現状を受け入れたとしても
ずっと自問自答する



私もそうだった



Kさんも
自分がなぜ肺がんになったのか?
私にも話した



こんなにトレーニングしてきたのに…



体力だけはあると思ってたのに…



食事も気をつけてきたのに…



なんで?



毎日マラソンして帰ってきた時に
排気ガスいっぱい吸っちゃったのかなぁ…



それ以外思いつかないよ…



せっかく大会出れると思ったのに…



こんなことを話した



癌ってなんでなるんだろうね












私ががん治療で入院している時に

遠い親戚の人もがん治療で入院

同じ部屋で出会い

そこから約3年間

共に頑張ってきた記録を

残したいと思います


共に治療を頑張ってきた人を
Kさんと呼びます





同室になり
その日のうちに彼女の入院するまでを
聞くことができた



Kさんは50代前半でした



彼女は旅行会社勤務で
添乗員さん



趣味もアクティブで



山登りをされたり
トライアスロンをしていた



だから
見た目はアスリートのような体型



入院される前に
実はハワイでのトライアスロンの大会に
エントリーまでされていたそうだ



私からはとても考えつかないような
トレーニングをしていた



毎日自宅から最寄りの駅まで車で行き
そこから電車で会社に向かう



帰りは職場から
約20キロ近く離れた
車を止めてある駅までマラソンをして帰る



そして車に乗り
近くのスポーツジムに行き
水泳をして帰るのが日課



ハワイでの大会に向けて
秒数を上げるためトレーニングをしていたが
夏頃からなかなかタイムが上がらなくなった



咳も止まらず
コーチが心配をしていたが
自分はただの風邪だと思っていたそうだ



それでも症状は全然良くならず
タイムも上がらず
見かねたコーチが病院に連れてきた



そこで発覚したのが
肺がんだった



よって
トライアスロンの大会は
キャンセルすることになった












私ががん治療で入院している時に

遠い親戚の人もがん治療で入院

同じ部屋で出会い

そこから約3年間

共に頑張ってきた記録を

残したいと思います


共に治療を頑張ってきた人を
Kさんと呼びます






Kさんとは遠い親戚だったと分かり

こんな事ってあるの?と驚き




私は担当の看護師さんに話した




すると本来

私は別の部屋だったそうだが

急遽この部屋に変わったんです




と言われ

これまでこんな事は一度もなかった

奇跡的な出会いに驚いていた






そして

Kさんは咳がひどく




咳をする度

ずっと背中が痛い、痛いと

言っていた




とりあえず何か薬を飲み始めたとのことだが




痛みは鎮痛剤でも効かない感じで

その上の薬といえば

麻薬的、、、




それはやりたくないと言っていたので

なんとか堪えていた感じだった




すでにリンパにも肝臓にも転移していて

手術はできない感じ




鎖骨の辺りのリンパへの転移した癌が

見た目にも腫れていた




触らせてもらったが

コリコリしている感じだった




これが全身にあるのは

相当キツそうだった




その時は

聞いていないが




のちに

余命宣告は受けていたことが分かった














私ががん治療で入院している時に

遠い親戚の人もがん治療で入院

同じ部屋で出会い

そこから約3年間

共に頑張ってきた記録を

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共に治療を頑張ってきた人を
Kさんと呼びます





私は2021年1月8日
免疫療法キイトルーダ点滴8回目/30回
のため
1泊2日の入院の日だった



私はこれまでの記事に書いている通り

感受性が強すぎて




入院治療するのに

かえって具合が悪くなるくらいだったので

いつも2人部屋に入院していた




当時はコロナ禍ということもあったので

2人部屋を1人で使わせてもらうこともあり

助かっていた




今回の入院時には

すでにKさんがいらっしゃった




Kさんはずっと咳をしていた




苦しそうな咳だった




当時は咳に敏感、、、




コロナだったら

コロナ病棟に行かれるよね?




気になりながらも

とりあえず挨拶をした




するとKさんは

「すみません。私咳が出るので、今日の午後から個室に行くんです。コロナじゃ無いですからねー。咳、気になりますよね」と言われた




婦人科病棟だが

コロナ病棟を作っていた病院のため

婦人なら骨折でも他の病気でも

婦人科へ入院が多かった




咳がおさまった時に少し会話をした




「どちらからいらっしゃってるんですか?」




そんな話から


私が幼少期から住んでいた地区の名前を聞き

そこで心の距離が近くなった




Kさんの苗字は私の親族にもいるし

その親族と家が近かったので




「その親族のお名前は?」


話を詰めていき




フルネームを聞き

親族同士が一致した!




私の母のいとこがKさんのいとこ




私はKさんと遠い親戚と分かった




私は子宮がんと卵巣がんのステージ3C

Kさんは肺がんの末期症状だった





















私ががん治療で入院している時に

遠い親戚の人もがん治療で入院

同じ部屋で出会い

そこから約3年間

共に頑張ってきた記録を

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お通夜にも葬儀にも

出席できず

最期のお見送りができなかった

ということで




亡くなったと知った

次の日の今日




その人の一番の親族は

両親ではなく叔母と叔父




その叔母さんに会うことができた




その仲介をしてくれたのは

私の母のいとこ


亡くなった人の近所に住んでいる




ちなみにその人も

葬儀が終わった後に

亡くなったことを知った人で




今日は亡くなった彼女の叔母に

一緒に会ってもらった




会って当時のことを伺おうと思っていた






私に向けて

叔母さんの第一声が





「何の用事?」





え??





「何の用事って、、、」





と返答をしたが





呆れてもう話したくなくなってしまった





「で、いつからの友達?」





もう、その

言い方、、、





全く、葬儀の次の日だから

疲れているかもしれないが

私のことを聞いているとは言え

上から物言いが強すぎる




きつい顔の人だ




私は以前から

叔母叔父にとても気を使うことを

彼女から聞いていたが




すごく納得した




がん治療にはストレスフリーが必須だが

これじゃあね、、、





昨日に引き続き

悶々とすることが多く

変な疲れ方がひどい




でも

おかげで

気持ちが本当に切り替わることができた