祖母がいる部屋に入った




「おばあちゃん」「おばあちゃん」




声かけながら駆け寄ったら

介護士さんが私たちの方面におばあちゃんを寝返りさせてくれた




するとおばあちゃんが

目を見開き

お母さんの手を握ってきた

両手で




私と母は



「がんばったね」「ありがとうね」



ってうなずきながら

泣きながら話した




すると

おばあちゃんが何かを話そうと口を動かした



けれど声が出ない



たんが絡みそうになったので




「分かってるよ、無理しなくていいよ、喋らなくてもいいよ、うんうん」




と言ったら

おばあちゃんはじっと母の顔を見て

ずっとずっと

何かを訴えてるかのようにじっと目を見ていた




「今までいろいろあったけど、楽しかった。出会えてよかった。ありがとう。ゆっくり休んでね」




そう泣きながら言った




そしておばあちゃんも泣いていた




そのシーンを思い出すだけでも

涙が出てくる




これが本当に最期だと分かっているから

辛すぎて

胸が苦しい




泣きながら

最後に母と祖母と私の

写真を撮った




気づけば1時間ほど部屋にいた

施設の方も多めに見てくれていた




別れを惜しみ

なかなか離れられなかった







でも私たちが幸せだと思ったのは

意識のあるうちに

最期のお別れができたこと




おばあちゃんがコロナにもならず

面会は少なかったかもしれないが

それでも会えたこと




それが救いだと

帰りの車の中で母と話しながら帰った



















祖母




施設から4月13日から食べない、飲まない

寝たきりだと連絡が入った




コロナ禍なのでこれまで

面会だってリモートで1週間に1回たったの5分

だった




会話をするなんてほぼなくて

顔を見て安心するのは家族側




そんなおばあちゃんが

本当に看取りになってしまった

看取りになればいつでも会いに来てください

と言われていて

でも1日1回2名まで15分程度

と決められていたのですぐに会えるわけでもない




母の兄が遠いところ頻繁に会ってくれていた

私と母は

4月20日に最後の面会に行くことになった




13日から何も口にしていないから

痩せ細ってるはず

もう1週間経っている




最後って思いたくないけど

現実的に受け入れるしかない


今日は心して会うつもり




施設の駐車場に車を停めて、玄関で別の方々がいらっしゃったのでしばらく外で待っていた

クローバーがいっぱい生えていたので

四つ葉のクローバーがないか探してみた




すると私たちはあっという間に見つけた!






最後のおばあちゃんからのプレゼントだろうか




すでに涙うるうる




私と母と祖母は

親子3代 

女の血縁が強いと言えるくらい

3人で行動を共にすることが多かった




かなり密接な家族だったからか

いつかみんなあちらの世界に行くことになることが分かっていても

つらいものはつらい




でもその感情を押し殺し

祖母のいる部屋へ向かった


いつもよりとても緊張感があった




(長くなるので続く)











こんにちは

あおですニコニコ



2020年1月に

子宮と卵巣がんと告知され

2月の半ばに摘出手術。

リンパへの転移も見つかり

抗がん剤6回終了後

免疫療法のキイトルーダで現在治療中です。


記録として書いています。








4月19日

婦人科外来




私は2月22日に

ground creation(株)に入社をしたので

国保から社会保険になったので

手続き変更






そして

今週末が入院の予定だったが




実は4月13日から

祖母が飲まず食わず、寝たきり状態になった

もういよいよ看取りになる




と言われていたので

担当医に話したら

入院日を延ばすことになった




やっぱりもうダメですよね…

分かってはいるけど

辛いから認めたくない自分もいて




でも病院の先生や看護師さんが

そうおっしゃるのは

やっぱり説得力がある




自分のために過去記事を貼り付け


https://ameblo.jp/aospirit/entry-12669188252.html



https://ameblo.jp/aospirit/entry-12719923409.html



https://ameblo.jp/aospirit/entry-12725528339.html








こんにちは

あおですニコニコ



2020年1月に

子宮と卵巣がんと告知され

2月の半ばに摘出手術。

リンパへの転移も見つかり

抗がん剤6回終了後

免疫療法のキイトルーダで現在治療中です。


記録として書いています。







前々回の入院時から

担当医や薬剤師、看護師に診てもらい

写真も撮ってもらった

皮膚の赤い斑点



https://ameblo.jp/aospirit/entry-12733181822.html





痒くて触ってしまって

かさぶたのように表面は固く

インナーに染みてしまうほど液が出てきたり

皮がめくれたり




薬の副作用なのか?

多分そうだろうけど




肩甲骨周りと右腕に

気になる皮膚症状があるため

3月28日皮膚科に行った




キイトルーダを始めてすぐにも

汗かぶれなのか分からないけど

全身に発疹が出て

大変なことになった



https://ameblo.jp/aospirit/entry-12642295952.html





皮膚科外来の診断は


薬の副作用




案の定

ステロイド処方


ベタメタゾン




しかも上から2番目の

ストロング




あまり塗りたくないんだけどなー




液が出るのはまずいだろうと

塗ってみたら

次の日には引いた




やっぱステロイドすごい

逆に怖いと思うのは自分だけだろうか








そして次の日3月29日

婦人科外来

いつもの検査をして

4月1日入院




今回の病室は重い、、、もやもやガーン魂

なんだこれは。。




満床で変わる部屋もないガーン




ヒーリングで

スペースクレンジング②というのを習ったので

早速実践




壁にもネガティヴエネルギーが付着するのでそれを除去

今日すごいかもアセアセ

前は誰よもやもや




部屋全体はできないから

私のベッド周りだけやってみて

なんとか過ごせる状態になった




病院には合わない体質だわよ

エネルギーの勉強してるから

余計にね




毎回、化学療法の私の担当になってくれたかのように

上手な看護師さんに点滴をしてもらって

無事終了照れ















こんにちは

あおですニコニコ



2020年1月に

子宮と卵巣がんと告知され

2月の半ばに摘出手術。

リンパへの転移も見つかり

抗がん剤6回終了後

免疫療法のキイトルーダで現在治療中です。


記録として書いています。










3月6日

婦人科外来



いつも通りの外来で

問題なし照れ





3月11日は

キイトルーダ28回目



コロナ検査を毎度のようにして入院



かれこれ何回

コロナ検査をしたやら、、、



耳鼻科の先生も

私を覚えていて

まただねー


なんて話してくれるほど





この日の婦人科は満床で

空きが出るのを待っていた



お待たせしましたー

こちらです!



と案内されたのは

2人部屋だけど

いつもと違うベッドが隣同士のお部屋



いつもは一つの部屋に対面でベッドがあるから

1人の4隅のスペースは確保できてる



今回はお隣さんには

薄い壁のような仕切り



しかも窓がない方なので

部屋は暗めガーン



一晩だからいいや、と開き直りお部屋へ






お隣さんの患者さんはおばあちゃん

看護師さんがよく出入りする気づき



なんだろなーと思ってたら

認知症のおばあちゃんだった

1週間前に入院されたらしい



お隣なのでイヤホンをしていても話し声は聞こえてくる



「ここはどこやね?」

「早く帰らんと」



そんなおばあちゃんに看護師さんが対応



「何かあったらこのボタン押してねー」と

看護師さんがいなくなってしばらくすると…



「いたぁーーい」

「足がいたぁーーい」

「だぁ〜れかぁーーー」

「おーい」



どんどん声は大きくなり

そのうち



ドンドンドンハッハッハッ



と仕切りを叩き出す滝汗

私が看護師さんを呼びに行くアセアセ



そして看護師さんに



「起こして」

「帰らんと」




また廊下で誰かが歩く音がしたら



「おとーさぁーん」



!?滝汗



「このおばあちゃんね

入院する前は旦那さんにべったりだったのよ

だから寂しいんだよね…」



そうなんだ…


そしてご家族さんがいらっしゃって

施設への手続きのお話をされていた




しかーし!同情はするがアセアセ

私も治療中アセアセ




昼間あんまり寝たら夜眠れないよ〜

と心の中で言いながら

大いびきかいて時折むせるような咳をして起きる




あかん滝汗滝汗滝汗




こんな状態では私の治療にも影響するよぉ




耳栓して寝ないと。。

っていうか

今日は眠れるんだろうか、、、




そして夜中…



何回も何回も看護師さんが出入りして

寝たところで起こされる感じもやもや



「今何時?帰らんと」

「今は夜中の2時だよー。こんな夜中には帰れんよー」



そんな会話を聞いて

結局寝不足で退院したタラータラー




他の患者さんも今回は

おばあちゃんが多い

寝たきりの人もいる

ここは婦人科病棟だよね?笑い泣き






私のおばあちゃんも施設にいるけど

今回の入院でおばあちゃん

こんな感じだったのかな…って思った



おばあちゃんがよく言ってた



「いつ帰れる?」って。



施設では

夜中には起きては家に帰るように片付けしたりしてた



帰りたいよね。



でも施設の方が

完全看護で安心だからと預けるのだけれど

おばあちゃんはどう思ってたんだろうか



複雑な思いになったな…