どもども。
先日(25日)に野村萬斎先生の「ござる乃座」というお狂言の会がありました。梅若万三郎先生が舞囃子「高砂 八段之舞」の働きとして出勤して参りました。
会場は国立能楽堂でして、一昨日までの3日間幸清会でしかも長時間お世話になってましたので、地下駐車場の駐車券を渡してくれる警備員さんに「今日も宜しくお願いします」とシャレを言ってきました。
さてさて、「ござる乃座」はお狂言の会でして、シテ方の出演は一番最初にある舞囃子だけなんです。能がないので、お装束、能面も無いと言う事で気は楽だったんですが…何だか楽屋の雰囲気がいつもと違うんですよ。
幸清会の時の緊張感の残り香が残っているみたいで、思わず僕も緊張感を持って楽屋働きをしてました。
幸清会で得た物は沢山ありますが、その中の一つに楽屋での立ち居振る舞いがあります。楽屋は、これから舞台に向かおうとする方々がある程度の緊迫感を共有する場だと思います。そこでの無駄な私語や目に付く横柄な態度は舞台へ向かおうとする方々の妨げになると思いました。
色々と大変な幸清会でしたが、それと同時に得た物も多く、その一つひとつが今後の糧となっていくのだろうなぁ~と勝手に確信しています