12月10日は日大学生の発表会「桜門能(おうもんのう)」が代々木上原の先生宅の舞台であります。
その桜門能で発表する曲を昨日、日大キャンパスでお稽古してきました。発表される曲の中に仕舞「融」がありました。結構難しい部類の仕舞なんですが、学生の熱意もあってどうやら舞う事になったようです。
稽古は実際当日地謡を謡う人に謡ってもらい、舞いの部分は研能会のK先輩、地謡は僕が指導にあたったのですが…。やっぱり学生さん達だけで謡うと単調になってしまうんですよね。
あまり人の事を教えられ程の身分でも無いし、能が上手くも無いんですが、僕の体験してきた経験からお稽古を付けさせてもらいました。
実はこの曲、僕にとって思い出の曲なんです。
大学3年の時、舞囃子「融」をさせていただきました。担当教官の野村四郎先生に「あぁ、違う!」「そこはそうじゃない!」と厳しくご指導していただきました。
このお稽古の際、舞いと同時に謡いも「かなり」矯正していただきました。まさに「肉体改造」に等しかったです(汗)
何だか懐かしいなぁ~と思う昨日のお稽古でしたo(^-^)o