能「砧」って知ってます?
裁判のために都へ上った男。その妻は帰りを3年待ち続けたが、夫は帰ることは無かった。
夫が心変わりして自分を捨てたと思い、病に伏せる妻はとうとう息絶えてしまう。
帰郷した夫は妻の死を知り大変悲しみ、霊媒師に妻の霊を呼ぶように言う。
現れた妻は生前の罪で地獄に堕ちて苦しむ様や夫の不誠実さを責めるが、法華経の力で成仏する。
この曲、重習(おもならい)と言いまして、大切に扱われる曲です。
明日、11月22日に幸清会のお素人会が国立能楽堂で催されます。
そこで梅若万三郎先生が砧の能を舞われるのですが、その地謡の一番下っ端のお役を頂いているのです!!!!
しかも、梅若六郎先生のお地頭の地謡なんです。僕自身、六郎先生のお地謡は初体験です。
昨日の申合は六郎先生が風邪の為、副地頭の梅若晋矢先生が繰り上がってお地頭でした。
やっぱり凄いです。晋矢先生のお地謡、凄く勉強になりました。申合だけで1時間20分くらいかかったんですが、僕はもっと短く感じました。
そして明日の六郎先生のお地謡の事を考えると眠れません!!!
こういう機会を与え下さった梅若万三郎先生と会主の幸清次郎先生の思いに報いる為にも、今度こそ六郎先生の息づかいを盗んできます!!!
不謹慎ですが、とてもワクワクしています(≧▽≦)