痛みに寄り添い自分を取り戻す、緩和ケアアロマセラピストの松浦智恵美です
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1２月キャンペーン
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昨日のブログで、
水だけで、健気に生きる
ペパーミントについて書いたけど、
水だけで元気に生きている植物が、
サロン室内に、もう一つあります。
こんな小さな入れ物の中で…
こんなにも
生き生きと育ってるのは、
観葉植物の、アイビー。
アイビーは、よく伸びるので、
長く伸びすぎた部分をカットして
水に挿してみたら、
室内で陽が当たらない中でも、
元気に育ってくれるのね。
今では、
可愛いインテリアとして
溶け込んでいます。
このように、
水挿しするようになったのは、
あるキッカケがあります。
それは、
緩和ケア病棟でした。
コロナの影響で、
今年３月から、ボランティア活動は
ストップしていますが、
緩和ケア病棟で、やっていたことは、
アロマトリートメントの他にも
色々ありました。
その一つが、
お花の水換えです。
たかが水換え、されど水換え。
患者さんの大好きな花だからと、
お見舞いに持ってこられた
黄色い薔薇の花
患者さんのお家の庭に
毎年咲く紫陽花の花が
病室でいっぱい咲いたこともあった
春になると春菊の花で
満開になる畑から
奥様のために
毎回大量に摘み取って
お部屋に飾られてたご主人
（お水換えに１時間近くかかってたな）
または、
患者さんご自身が、
病院内のハーブ園に散歩して
摘み取って、小さな花瓶に挿して、
窓際のテーブルに飾る患者さんも
たくさんいた
病室に飾られている生花は、
どれもこれも、
患者さんの「もう一つの命」
ボランティアだからこそ出来る、
毎日のお水換え
ボランティアにしかできない
水やりの配慮。
それは、
ただ、水さえ換えればいいわけではなくてね、
患者さんの「生花に寄せる思い」に
寄り添ってお水換えをするのです。
「命を大切にすること」
それは、植物も同じことだと
教えてもらった、緩和ケア病棟でした。
お花が大好きな患者さんは、
その生花に自分の命を重ねて見て
らっしゃる方が多かったから。
水に浸かる部分の茎は
一本一本丁寧に洗い流し、
自然に枯れゆく様を
楽しまれる患者さんには、
敢えて、しおれた花びらや葉を
そのままにした
常に生き生きとした花を
望まれている患者さんには
元気に生け直した
いよいよお終いになった薔薇は
花びらだけを取り
平たいお皿に浮かべ
「まだ、まだ楽しめますよ」
と言って見せた
他の花は枯れ、ミントなど、
水だけでも強い植物が
残った場合は、
別の花瓶に移して
毎日水換えをした
水だけでも健気に生きている
植物を見ると思い出す。
患者さんの、
安らかで嬉しそうな表情を...
今は、ボランティアも、お見舞いの方もなく
ひっそりとした病棟なんだろうな…
今入院されている
患者さんたちは、どんなお気持ちで、
お過ごしだろうかと思うと
一日も早くコロナが収束して
また昔のように、活動再開を
願って止まない。
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