運命と天職(その5) | アロマリンパ&チャクラマッサージと禅タロットセラピーで心身を開放☆アロマサロンリラクシン

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アロマリンパ&チャクラマッサージと禅タロットセラピーでチャクラを開放し、
あなたの心と身体を本来の姿へとお導き致します。
信頼の施術で疲れきった心と身体を充分に癒して幸せ度を上げます。

ヒーリングアロマセラピストの松浦智恵美ですベル

覚醒

 【大アルカナ Ⅶ AWARENESS (覚醒)】 

 ① 運命と天職(その1)~初めての介護(「介助)経験
 ② 運命と天職(その2)~身体障害のある、一人暮らしのおばぁちゃんの
              家事援助に入る
 
 
③ 運命と天職(その3)~流産をきっかけに、”自分みつめの旅”が始まる
 ④ 運命と天職(その4)~末期がんの女性患者さんから頂いた「レモン化粧水」

 ⑥ 運命と天職(その6)~癒しの仕事が私の天職だった


⑤ 緩和ケア科に、アロマテラピーを導入する

現在、緩和ケア科でボランティアが行っている
アロママッサージは、下肢が中心ですが、

初期の頃は、
脚のマッサージだけでなく、

ゼイゼイして苦しそうにされている患者さんには、
衣服の上から背中をさすったり

動かせない身体の強張りのある患者さんには、
肩や腰を軽く揉んだり、

心細くて寂しがっている患者さんには、
手を包み込んだりしていました。


ある日、男性患者さんの腕のマッサージに入りました。

片方の腕が、腕から手に先まで通常の3倍ぐらいに腫れ、
赤褐色になった皮膚は硬く、まるで象の皮膚のようで、
とても痛々しく見えました。

当時は知る由もありませんでしたが、
リンパ浮腫症状です。

今だったら、このようなケースは
「医療用のリンパドレナージ」という手技が適しているのでしょうが、
まだ知られてない時代。
本当に軽く、さするといった具合でした。


いつもなら、マッサージをすると
患者さんの反応がとても良いのに、
この時は違っていました。


全然気持ち良さそうではなかったのです...


私と同じ年齢のその男性患者さんは、
言葉数も少なく、暗い表情を浮かべていました。

生きる気力を失なった絶望感が伝わってきます。

「また、来ますね」

とニッコリ笑顔を作り、病室を出るのですが、
私の心にも、どんよりと重苦しい悲しみに覆われました。

マッサージすれば、(ご希望の患者さんに)
100%喜んで貰えると思い込んでいた私は、
この男性患者さんによって、
軽く撫でさする行為の限界と、己れの無力さを思い知らされたのです。
(傲慢だよね...^^;)


その日の夜は、
カウンセリングの講座に行く日でしたが、
気が重くて行く気になれず、「今日は休もうかな…」と、
ボランティア活動が終わり、着替えながら考えていました。

そんな私を見て、一緒に活動しているMさんが、
声をかけてくれました。

「今晩、病院内で「アロマテラピー研究会」というのがあるらしいよ。
 緩和ケア科部長 秋山先生の主催だって。 行ってみない?」


「アロマテラピー? 何それ?」と私。

「アロマというぐらいだから、
 何か香りのものを、嗅がせてくれるのかもよ?」


「そうね、少しは気分が晴れるかもしれないわね」

と、心が動いた私は、カウンセリング講座はキャンセルして、
急きょ、「アロマ研究会」に出席することに。

それが、
「日赤アロマ研究会」の第一回の講座でした。
講師は、現在、研究会代表の長谷川記子先生です。

緩和ケアのボランティアを始めて、ちょうど1年が経った
2001年の10月の事でした。


前半はアロマテラピーとは何か?という話。
後半は、お隣さん同士がペアになって、
アロマトリートメントオイルを使って、ハンドマッサージ体験をしました。


植物の香りに包まれながら、
人に手や腕を優しく撫でさすってもらう事の、
なんとも言えない心地良さ!

あれほど重かった、私の心は
不思議なことに、
一気に幸せな気分でいっぱいになりました。


言葉を越えていとも簡単に、
こんなに幸せな気分に、引き上げてくれる方法があるなんて!

しかも、施術される側だけでなく、する側も一緒に
両方が同時に香りに包まれて、幸せな気分になれる!


アロマテラピーって、すごい!!


あ…。

今日のあのリンパ浮腫のある患者さんにだって、
このアロマテラピーを使ったら、
もしかしたら、気持ちが軽くなるかもしれない。
何も語る必要なく、
香りが、救ってくれるに違いない…と思いました。


末期癌の患者さんに、アロマテラピーを使いたい!

そのために、
アロマテラピーを本格的に勉強したい!



この時、心の底から強い衝動が沸き起こるのを感じたのでした。


こうして、アロマテラピーの勉強を始めます。
勉強嫌いな私が、こんなに本気で勉強したのは初めてで、
後にも先にも、この時だけだったかも。

当時、緩和ケア科Dr.の秋山先生は
代替医療として、アロマテラピーもご興味をお持ちで、
ご一緒に、AEAJのアロマテラピー検定を受けたことが、
懐かしく思い出されます。


秋山Dr.の、ご理解もあって、
緩和ケア病棟に、アロマテラピーの導入に力を注ぎました。


末期の癌患者さんに、アロマテラピーがとても有効、
と確信していたので、

始めのうちは、長谷川先生のオリジナルオイルで、

「アロマという、植物の香りの入ったマッサージオイルが
あるんですけど、これを使ってマッサージしてみませんか?」

と、患者さんに積極的に説明してお勧めしていました。


予測していた通り、
アロマのトリートメントオイルを使って行う、
マッサージは、ますます患者さんから評判になり、

アロマオイルを使った、軽いマッサージ行為は、
看護師管理のもとに、
ボランティアの活動の1つとして定着していきます。
(レモン化粧水は、手作りだった為そのうち使われなくなりました)



なぜ私はこれほどまでに、ボランティアの立場でありながら、
緩和ケア科の患者さんの為に、時間とお金をかけて、
心血注ぐのか、自分でも不思議でしたが、

心と身体、さらには霊的な痛みを抱える辛さ、
その辛さを想像すると、いても立ってもいられない気持ちになる私でした。

少しでも、その痛みが和らいで欲しい、その一心でした。


それは、人様のお役に立つ喜び以上に、
私の育った家庭環境に、大きな要因があったのかもしれません。


人を癒しながら、実は自分も癒していたのです...


つづく。

末期癌の患者さまの為の出張アロマケア&アロマ実技指導講座禅タロット&アロマ身体活性術~チャクラマッサージ~OSHO禅タロットカードリーディング「13の月の暦」ワーク

 



サロン内
杉並区南阿佐ヶ谷にあるリラクシンは
疲れきった心と身体を充分に癒して幸せ度を上げるサロンです


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   ヒーリングアロマサロン リラクシン
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   営業時間 10:00~21:00

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