① 運命と天職（その１）～初めての介護（「介助）経験
② 運命と天職（その２）～身体障害のある、一人暮らしのおばぁちゃんの
家事援助に入る
③ 運命と天職（その３）～流産をきっかけに、”自分みつめの旅”が始まる
④ 運命と天職（その４）～末期がんの女性患者さんから頂いたレモン化粧水
⑤ 運命と天職（その５）～緩和ケア科に、アロマテラピーを導入する
⑥ 癒しの仕事が、私の天職だった
「緩和ケアに入院されている癌患者さんに、
少しでもお役に立ちたい。」という思いから、
アロマテラピーを勉強しましたが、
それは、あくまでもボランティア活動の域。
「レモン化粧水」を頂いた、
あのプロの手編みの女性患者さん出会ってから、
私の心 は、揺さぶられていました。
昔から、「（何かが）私に、出来るはずがない」と、
自分の可能性を頭から否定して、安易な道を選んできた自分。
そんな生き方を、お前はこれからも続けたいのか？
と、心の声が聞こえます。
「あの方のように、本当にやりたい事をして生きたい。
趣味やボランティアといった、自己満足的な生き方ではなく、
本当にやりたいと思える仕事を見つけて、世に還元する生き方をしたい」
という思いが、徐々に大きく膨らんでいました。
機が熟し、ちょうど人生の、
ターニングポイントだったのかもしれません。
その方は、
「私は、ワガママなのよ。
好きな事を、夢中になってやってきただけ。」
貴女が言うほど、私はそんな大した人間ではない、
といった顔をして私に言いました。
ワガママはワガママでも、
私のような「我儘」な生き方ではなく、
「吾が、思うまま」に生きられた人生が、とても魅力的でした。
事実、終末期でありながらも、
そのお姿は、活き活きとしたオーラが輝いていました。
本当にやりたい事を、一心に打ち込み極める人生。
その編み物の作品を、
欲しい人が現れ、習いたい人が現れ、
結果、自然にそれが仕事となっていく。
素敵な生き方だなぁって思いました。
出来るなら、私も、◯◯さんのような生き方をしたい。
そんな風に考えるようになっていたのでした。
果たしてこの私に、今更一体何が出来るというのだろう…
４０歳をとっくに越えていた私にとって、
それは、とても難しいことのように思えました。
悶々としていたある日突然、閃光のように、
肚の底から、心の声が湧き上がります。
「これからの人生は、アロマテラピーを使って、
心や身体に痛みを抱えている人々の、
お役に立ちながら生きていきたい！」と。
今までの人生を振り返ってみると、
病院で、お兄ちゃんの身の回りの介助をした１５歳の春に始まり、
身体障害のあるおばあちゃんやご夫婦の、身体介助や家事援助。
人間の心を学んだ、１０年以上のカウンセリング。
そして、
気軽な気持ちで始めた、緩和ケアのボランティア。
それまで、ひとつ一つの”点”でしかなかった出来事が、
全てが意味を持ち、一直線上に繋がった瞬間でした。
肚が決まれば、迷いはありません。
サロンの下積み経験もなく、
経営など知らない全くの素人でしたが、おかまいなし。（笑）
２００４年１０月、阿佐ヶ谷で、
マンションを借りて、自営のアロマサロン開業に踏み切ります。
４７歳のときでした。
そして１１年。
本当にやりたい事が見つかれば、
大変だったり、苦手だったりしても、頑張れるものですね。
その仕事の動機が、
人様のお役に立ちたいと願って始めたものであれば、
神様は、見放さないものなのですね。
それが、天職と言える、お仕事なのかなと思いました。
たまたま私の場合、それが癒しの仕事だった。
心と身体のケア。
このお仕事に定年はありません。
生涯の仕事として、続けていこうと思っています。
少しでも人様の力になれる事、昔からそれが私の生き甲斐だから…。
恐れを知らない「愚者」の生き方です。
おわり。
杉並区南阿佐ヶ谷にあるリラクシンは
疲れきった心と身体を充分に癒して幸せ度を上げるサロンです
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ヒーリングアロマサロン リラクシン
HP → http://www.relaxin-hp.com/
営業時間 １０：００～２１：００
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