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キッチン近くの壁に、マグネットがくっつく壁があると便利なんだけど…
タカラスタンダード社の「エマウォール」は人気があるけど…
「高くて手が出ない」「ビルダーに断られた」というケースを時々聞く。
でもコレなら安価だし、手軽に採用できるんじゃない?と思った話。
・・・・・・
間取り相談でも、地元工務店経由のお客さんちでも「キッチン近くに可能ならマグネット壁が欲しい!」という声は多い。
提案図面に「マグネット壁」とは記載するんだけど、その後、実際に「どのようなマグネット壁」にされたのか?までは積極的に追及していない。
(OBさ~ん、ウチはこんな感じにしたよ!という報告待ってます!)
…が、時折あとから「マグネット壁、便利です!」と完成報告をくださるOBさんもおられるが、大抵エマウォールなどの「それ専用の建材」で作られている。
ここ最近、岡山県在住E子さんちの実際住んでみたシリーズが続いているが、今回も引き続きE子さんち。
E子さん、毎度お世話になります!
前回の記事で↓パントリーの話をした。
↓E子さんちのパントリー
↑これのすぐ右側に「ママカウンター」がある↓
パントリーのすぐ横に「ママカウンター」があり、カウンターの周囲3面が「マグネット壁」になっていて、E子さんはとても重宝しているようである。
マグネット壁は、当初の計画案にもあったもので、私が新たに提案したワケではないが、E子さんの感想コメントに思わず「なるほど!その手があったか」と思った。
特に目新しさはない「マグネット壁」なんだけど、何に注目したのか?というと、その素材である。
まずは、E子さんのコメント↓
「ガルバリウムを貼ってもらった」とある。
なるほど!ガルバリウムね!
ガルバリウムなら、磁石がくっつくし、丈夫だし、身近な素材だし、おそらく安価だろうから、場所さえあれば採用しやすいよね!と。
ガルバリウムの価格の前に、よく見かけるタカラのエマウォールとか、建材メーカーのマグネットボード(今回はリクシルのアクセントボードを参考に…)の価格を調べてみた。
■まずはエマウォール。
2022年6月発行のカタログ
タタミ1枚くらいのサイズだと、定価で1枚25,300円~。
これは材料費だけなので、他に加工費や取付け費用も別途必要だと思われる。
タカラなのでモノは間違いないけど、なかなかいいお値段しますな…。
■次は建材メーカーのマグネットボード(リクシルのアクセントボード)。
2022年9月発行カタログ
タタミサイズの規格がなくて、天井高と同じくらいの2.4mとその半分の1.2mがあり…
2.4mは1枚37,500円で、1.2mは20,000円。
むう~、これまたいいお値段。
まあでもコレは定価なので、多少の値引きは期待するけど…。
↑この表に「見切り材」が載っているので、ついでに「見切り材」の話も少々…
マグネット壁を作る際、取付け場所によっては「見切り材」が必要になる。
リクシルのカタログにわかりやすい表があるので参考にしてみると…
↑右図のような何もない壁面に設置するときは、額縁のように「見切り材」が要るけど、左図のように「入隅」となる場所なら「見切り材」は不要である。
つまり、入隅に施工する場合は、マグネットパネルのみでOKということ。
・・・・・・・・・・・
前置きはさておき、ガルバリウムはいくらなのか?
ガルバリウムは通常、外壁とか屋根など、外周部分に使う材料であり、本来こういう室内のパーツとして使うものではない。
なので、建材メーカーのパーツコーナーに「ガルバリウム板、1枚〇〇〇円」とは載っていない。
そこで、ネット通販などで入手できる「ガルバリウム平板のカット品」の価格を調べてみると…
↑これはホームセンターのネット通販なんだけど…
タタミサイズの平板(ホワイト)が送料別で…税込2,280円。安っ!
他もググってみたら、希望のサイズにカットしてくれるところもあった。しかも値段は同じように2千円前後+送料って感じだった。
建材メーカーの専用パーツと比較すると、かなりの価格差
ただ実際のところ、マイホーム建築中に自分で通販のガルバリウムを入手するケースは少ないと思うけど、価格の目安にはなると思う。
このくらいの価格帯なら「高いなぁ、どうしよう…」と価格で迷うことはなくなるよね。
ビルダーさんにも「お値打ちなので予算に納まりますよね!」とお値打ちな材料であることをあらかじめアピールすることもできるワケで(笑)
さらに…
タタミ1枚サイズが3.88㎏とあったので、一人で運べる重さだし、たぶん一人で貼ることもできるだろうから、ビルダーさんに断られる理由はほぼないんじゃないか?と。
あらためてE子さんちのマグネット壁付近を、もう少し細かく紹介すると…
まずは図面から…
E子さんちは、この3面にガルバリウムが貼ってあるが、先ほど紹介した「見切り材」は使ってない。(←見た感じで判断だけど)
さっきも紹介したけど↓
3面のうち、正面は↑この表の左図と同じ場所なので「見切り材」不要となり、両側は通常であれば「必要な面」となる。
…が、両側にも見切り材は無い。なぜか?
それは「引戸の枠を見切り材」として利用しているから。
ちょうど、パントリー前に設置したアウトセット引戸の建具枠が「見切り材」も兼ねているのである。
E子さんちのビルダーさん、上手いなぁ…。
『ガルバリウムでマグネット壁作戦』いただきましたっ(笑)
ちなみに我が家の外壁もガルバリウム張り。
あらためて磁石くっつけ実験をしてみたけど…
なかなかの威力でくっついた↓
あなたのマイホーム計画で「マグネット壁あったらいいなあ」「でもお高いんでしょ?」と諦めかけているのなら、『ガルバリウム作戦』お試しあれ
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