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逢海司の「明日に向かって撃て!」

ご注意下さい!!私のブログは『愛』と『毒舌』と『突っ込み』と『妄想』で出来上がってます!!記事を読む前に覚悟を決めてくださいね(^^;。よろしくお願いします☆

さてさて、夏休みお出掛け第二弾。

今度は旧友と二子玉川をブラブラしました。

 

生憎のお天気でしたが、その分暑さ控えめだったので良しとしましょう。

混む前にランチを確保です。

和風喫茶のお店でしたが、ランチのチキン南蛮セットが美味しそうで『和カフェ・Tsumugi』に決めました。

でもどうやらこの季節はかき氷で有名なお店だったみたい。

ランチタイムにも関わらずかき氷を頼む人続出です。

次はかき氷を食べに来たい!と思いました。

あと和のアフタヌーンティーもあるんですって!

リピート確定のお店です。

 

ランチももちろん美味しい😆

箸休め明太ポテトも程よい塩気と辛味が心地良いですし、出汁巻玉子はほわんほわんのふるんふるんで一口噛むとお出汁と玉子の優しい味が口に広がります。

メインのチキン南蛮もカリッジュワでずっと食べていたいお味です。

お米も十三穀米に変更できるし、じっくり味わって大満足のランチでした。

 

 

 

 

 
 
その後、お互いの欲しい物を探してあちこちのお店を覗いて歩き回りました。
どこに行っても同じことしてる(笑)
歩き回ってカロリーを消費してから予約をしおいた『TRIANGLE CAFE』へ。
三年前の夏に素敵なパフェを頂いた思い出のお店です。
今年も夏パフェを頂こうと、席だけお友達が予約してくれました。
 
今年はどんなパフェがあるかな?とメニューを開いた私達の眼にすごいメニューが飛び込みました。
 
 
 
平日限定 スイーツ贅沢セット
自慢のデザート3種とドリンクがお楽しみ頂ける
とてもお得なセットです。
 
 
すごい豪勢なセットがある~~~ラブラブ
これぞ平日に来た甲斐があるというもの。
早速QRコードからこの贅沢セットを二人とも頼みました照れ
 
 
んが
 
 
オーダーを確認した店員さんが慌てて私たちのテーブルに来たのです。
なんだろう、注文の仕方を間違えたのか、それとも品切れでもあったのか。
店員さんは恐縮しながらこう言いました。
 
「あの、こちらのスイーツ贅沢セットなんですが、通常サイズのケーキが3品付きますが食べきれますか?」
 
・・・え?
レギュラーサイズで来ちゃうんですか????
私も友達もハーフサイズくらいになってると勝手に思ってました。
さすがにこの歳でケーキ3つは辛すぎる。
(しかもそこそこの大きさがある)
よくあるのは一人が贅沢セットを頼み、もう一人はドリンクだけ頼んでケーキを分けると方法だそうです。
 
ならば私達は一人が贅沢セットを、もう一人が普通のケーキセットを頼み、合計4つのケーキを2つずつ食べよう!と話し合いました。
普通のケーキセットでもいいんですけど、折角平日に来たからには平日限定を味わいたい。
そしたらお店の方も気を利かせてくれてケーキを2つずつでワンプレートに乗せてくださいました。
 
 
 
 
 
 
私は季節のタルトとバスクチーズケーキです。
お友達はプリンタルトとシュークリーム。
バスクチーズケーキはほわんと柔らかくなめらかな口当たりが何とも優しいケーキで、食べるのが途中で勿体なくなっちゃいました。
ブルーベリーの季節のタルトはタルト生地がサクっと切れるのですがボロボロと壊れず、中央部分に適度な柔らかさが残っている絶妙な焼き加減です。
ベリーもプチっと弾ける新鮮さ。
二種類もケーキを堪能しちゃうなんて、贅沢~~ラブ
 
ただレギュラーサイズのケーキ2つでもアラフィフの私たちには少々重かったようで・・汗
店員さん、止めてくれてありがとう。
ベストな量は1つ半だね!と友達と結論付けて夏の贅沢は終わりました。
 
なんか私の夏の思い出、ことごとく食べた話ばっかりだけどいいのかなあせる
ま、私の行動記録(飲食記録)なのでご容赦ください。

 

夏休み後半戦、何を食べようかな~~ナイフとフォーク
 

 

『たまごの旅人』(著/近藤史恵)

近藤さんとは海外によく行かれる方なのだろうか。

今作は海外旅行の添乗員の話だし、『スーツケースの半分は』では色んな人の手に渡ったスーツケースが地球のあちこちに旅している。『ときどき旅に出るカフェ』や『ビストロ・パ・マル』は舞台こそ日本だが、登場する料理の数々は海外の事情を繊細に鮮やかに私たちに紹介してくれている。

自分が旅して観て聴いて感じた場所だからこそ、その時の感動を形にして未経験の人に届けたい。

そんな思いを文面の端々から感じる。

 

だとしたら、今回の主人公・新人の旅行添乗員の遥は近藤さんの現身かもしれない。

自分の意志とは関係なしに放り出される見知らぬ土地、そこで確かな感動を拾い集められる遥はとても逞しい人だ。

ただし本人には逞しさの自覚はないだろう。

海外旅行の添乗員としてお客様を不安にさせないよう、旅程を滞りなく無事に遂行するよう、細心の注意と準備をして怯えながら現場に挑む。

なるほど、世界には新人とバレてはいけない職業もあるのかと膝を打った。

どんな仕事でも新人は居るものだが、やはり海外旅行の添乗員が新人と聞いては不安が増す。

彼女はお客様を不安にさせぬよう、いや、お客様に失望されぬよう必死に新人であることを隠すのだ。

 

いじましいなぁ、と思う間もなく、添乗する旅行では様々な問題が起こる。

小さなことでは飛行機の搭乗待ちスペースの椅子が圧倒的に少なかったり、付いた途端土砂降りだったり。

体調不良を起こす人、我儘を権利だと押し通そうとする人、否定的な感想ばかり言う人。

偶然出会えた憧れの添乗員の宮城にまで冷たい態度をとられてしまう。

さらには恐れていたロストバゲージまで!

緊張感MAXの遥の神経がよく折れなかったと褒めてあげたいくらいである。

 

ボロボロになりかけた遥を元気付けてくれたのは旅先の美味しい食事でだったり、海外でしか見れない圧倒的な風景であったり、現地の人のちょっとした気配りだったり。

もちろん一番の薬は添乗したお客様の満足な笑顔だ。

遥の献身的な対応が、旅行者の偏った心を解して新しい扉に踏み出すきっかけを与えている。

関わり過ぎは良くないのだろうが、添乗員として出来る精一杯のおもてなしが見落としていた何かに光を当ててくれる。

もしかしたら遥は人生の添乗員の素質もあるのかもしれない。

 

先入観と偏見が様々なトラブルの基になっているのだと本書は言外に語っている。

例えば遥は長年の夢だった海外旅行の添乗員になれたが、立場としては派遣社員だ。助けのない海外でお客様に心地よい時間を過ごしていただくため奔走する姿は本物だ。派遣社員などの非正規雇用の人を「ぷらぷらしてる」「情けない」などと論ずるのは如何だろう。

また『●●だから素晴らしいに違いない』と決めつけ、現実がイメージとかけ離れていた時に失望するのは誰が悪いのか。

 

経験から蓄積された情報は財産であり知識だ。

ただ自分の中にある考えが全てと信じず、新しい情報に触れた時に取り込む柔軟性を常に身に付けておきたいものである。

 

遥がある旅行者に贈ったアドバイスがある。

ありがとうを言いそびれてしまったら、次の人にありがとうを渡せばいい。

文句ばかり言っていた客が、言えなかったありがとうを次の人に繋げた時に何が起こるのか。

それは本書を読んで確認して頂きたい。

 

実際問題、海外旅行は手間がかかるし料金や治安など心配が尽きぬが、遥が一番ロマンチックだったと言っていたスロベキアのリャブリャナの街並は直に見てみたいと思った。

(遥も添乗するまではスロベキアという国も知らなかったらしいが)

ボーナスはないが夏休みは長い弊社。

何と今年は土日入れて9連休です!

嬉しいけれど夏休み前後の仕事が大変だぞ笑い泣き

 

とりあえず夏休みに突入したので、仕事は忘れて目いっぱい楽しむ所存。

昨日は昔の職場仲間とランチをしに有楽町へお出かけしてきました。

生憎の大雨だったのでまずは駅近の交通会館の地下へ逃げ込みました。

 

そこで由緒正しい喫茶店の佇まいの『喫茶ローヤル』に出会い即入店。

昭和モダンの落ち着いた雰囲気にフロアを巡るスタッフはアラ還とおぼしきダンディーなオジ様ばかり。

中には腰が曲がった高齢の方までシャキシャキ働いておられます。

 

しかもここのお店がすごいのは、ランチではパスタにサラダ・ドリンクが付いて1000円ポッキリ!

物価高の東京都心でなんて良心的なお値段。

量がお上品なんじゃないの?と邪推したけど、なんのなんの、充分な食べ応えです。お味も間違いなし。

私は新商品のシーフードのベシャメルソースというのを頂きました。

普通のクリームソースよりしっかりしてて、でも味はしつこくなくクリーミーで美味しかったです。

 

お腹を満たしたあとは有楽町マリオン9階のコミカミノルタプラネタリウムで開催されている『星空夏祭り』へ。

ドーム1を夏祭り風のイベント会場に見立てたものなんですが、入場料は無料。

(屋台を楽しむには有料のプレイチケットの購入が必要)

ドームの天井に打ち上げ花火の映像が映し出されたり、イベント特性のお御籤(有料)があったりと楽しめました。

グッズ売り場も星に関連した商品が色々あってみてるだけで楽しかったおねがい

思わずフレークシールをまとめ買いしちゃいましたラブラブ

 

その後周辺をプラプラしていい時間になってきたのでお茶でもしようかと、再び喫茶ローヤルに帰って来た私達ゲラゲラ

だってランチセットが概ね1000円なのに対して、ケーキセットは1400円前後するんだよ。

絶対にデザート系のほうが力入れてるに決まってるじゃん!

(あと単純にお店の雰囲気が気に入った)

お店の人も三時間後に同じ客が帰ってきてびっくりしただろうな汗

 
私はスフレパンケーキ、お友達は固焼きプリンを頼みました。
プリン、メロン付いてたよ!さすが喫茶ローヤル!
パンケーキにはバター、メープルシロップ、生クリーム付。
バターとシロップは全部使えなかった。舌と胃袋が五十路になったちまったよ。
 
 
 
充分にお喋りを堪能した私達がその後向かったのは、開店したばかりの宮城のアンテナショップ『宮城ふるさとプラザ』
羽生結弦さんやサンドイッチマンさんからお花が来てました黄色い花
一階にある北海道のアンテナショップに比べるとこじんまりしてるけど、それでも十分お土産選びに迷う品揃え。
勿論定番の『萩の月』は外せません!
 
 
他にもねこまさむね様のグッズやお菓子や雑貨などを購入。
この交通会館、北海道や沖縄などいくつかのアンテナショップが入ってるので、ここを巡るだけで日本列島を満喫できちゃう。
(近くにも高知や熊本のアンテナショップがあるし)
 
いやはや、食べて話して買ってと充実した一日でしたわ。
出だしは悪くなさそうな今年の夏休み。
まだまだ遊びつくしたいと思います(`・ω・´)/

自分の死期が近いことを知ったら、私はいったい何をするだろう。

『死ぬ前にしたい10のこと』なる一覧を作るだろうか。

いやいや、私は面倒事を究極避けるタイプ。

死ぬ気になれば何でもできると励まされても、死を目前に無茶なことに労力を使いたくない。

前記事(『もしも世界から猫が消えたなら』)の主人公のようにもっと若ければ色々と挑戦したかもしれないけれど。

 

実際にそんな状況に陥ったら、まずは現実逃避をすると思う。

片っ端から気になっていた漫画や本を買い漁り、本の世界に逃げ込む。

それから生の舞台を観るのもいい。こちらも世界観に没入出来る。

カロリーや健康を気にせず、好きな物を好きなだけ食べてみるのもいいだろう。

遠くに旅行に行くのはしんどいので、オシャレなシティホテルで優雅な時間を過ごすのもよし。

 

一応、独居老人確定の身の上なので、未来のための貯えはある。

上記のことくらいは、まあどうにかなるだろう。

でもひたすら受け身になっての現実逃避も心が疲れそうだ。

 

話しは変わるが、私は文房具が好きである。

とりわけレターセットや絵葉書の類が大好きだ。

今も出番を数年越しで待っているハガキをごまんと抱えている。

 

その中の一部。

 

 
春秋の柄は可愛いけど使うタイミングがない。
 

 

 

 

最期に、このハガキをパーッと手放すのもいいかもしれない。

仲が良かった人、お世話になった人、いつの間にか連絡をしなくなった人。

そんな人たちに最期の挨拶の代わりに、秘蔵の絵葉書を送ろうではないか。

 

宛先や文面を書いてる間は自分の死期について忘れていられる。

最近は切手も可愛いものが多いし、シールも沢山ストックがあるから、色々と組み合わせを考えながらハガキや手紙を書くのはなかなか良さそうな作業だ。

 

死ぬ前の心構え(?)も決まったので、あとは如何に後悔の少ない余生を送るかだ。

小さなことを見過ごさなければ後悔は格段に減る。

少しでも気になったことから目を逸らさず、何かしらの行動ができる余生を心掛けたい。

『世界から猫が消えたなら』(著/川村元気)

続きが借りれなかった『真夜中のパン屋』の仇討の勢いで借りて来た本。

今更感が半端ない気もするが、話題になった本だけに気にはなっていた。

なにせ表紙の猫が可愛い(←おい)

 

余命僅かな『僕』の前に突然アロハを着た悪魔がやってきて、世界から何か一つを消す代わりに命を一日伸ばしてあげると持ち掛ける。

しかし何を消すかは『僕』は選べない。

かくして、『僕』は今日を生き延びる為に世界から何かを消すことになったのである。

端的に言えばこんな内容だ。

 

この本の重要登場人物(登場猫物?)は『僕』が飼っている猫のキャベツだ。

先代猫のレタスに似ているからキャベツ。

多くない描写ではあるが、この猫がいかに愛らしいかがよく伝わって来た。

猫の触感を「フーカフーカ」と表している。柔らかさと暖かさと猫特有のグデンとした柔軟性が手の中に伝わるようだ。

この「フーカフーカ」の擬態語に辿り着いただけで、川村元気氏の表現者としての実力を知ることができる。

 

次に重要なのが取引を持ち掛ける悪魔だ。

命と引き換えにこの世から何かを消せ、なんてまさしく悪魔のささやきである。

(そのくせ、自分が気に入ったチョコを消すことは止めてしまった)

悪魔は「何かを得るためには、何かを失わなければならない」と繰り返し唱える。

この言葉が作品の根底にあるメッセージであろう。

だがこの言葉は作者の伝えたいことの一端しか担ってないように私は感じた。

 

また巷に溢れる「失くしてそれがいかに大事であったか気が付いた」という話でもないように思う。

失くしたことによる不自由さや喪失感よりも、失くすことによってそれが自分に寄り添っていてくれる存在だったのかを再確認する。その物語を大切に描いてあった。

消してしまったのはその物に注視させるための手段でしかない。

きっとあなたの周りにある取るに足らない物にも、よくよく記憶を掘り返せばあなただけの思い入れや思い出があるはずなのだ。

 

彼は死を目前にして何をすればよいか迷っていた。

今まで出来なかった派手なことをやろう!というハリウッド映画的なポジティブさとはかけ離れ、自分の内側に耳を澄ませて思い出や後悔、心残りを整理していった。

実際、私も死を前にしたら何もできず、現実逃避だけして過ごしてしまうだろう。

悪魔に契約を持ちかけられたことで、間接的にだが自分の過去を見詰め直すきっかけを貰えた『僕』は幸せだったのかもしれない。

 

ラストシーンはなんとも言えないシーンとなっている。

この作品は映画化されているが、どのように映像化しているか私は知らない。

ラストシーンがどう表現されているか、とても興味を持った。

 

 

最期に、【アロハを着た悪魔】って【プラダを着た悪魔】のオマージュだったのかな、とこの記事を書きながらやっと気が付いた。

作中に映画の話が散りばめられているので強ち間違っていない(^皿^)

 

 

 

悪い予感は当たるもので、図書館で『真夜中のパン屋』シリーズの続きは借りれませんでした。

(1巻~3巻まで連続して借りていた)

途中が貸し出し中で最終巻だけ棚に並んでいた(-_-;)

私の人生そんなもんだわ。

それでも読んでみたい本は尽きないので別の本を借り出し中。

何を借りたかはまたの機会に。

 

さてさて、もう半月ほど前になりますが、久しぶりにコロナに罹患したワタクシ。

幸い高熱が出たのは一日ですぐに体調は戻りましたが、勝手に出歩くことは出来ません。

自室はテレビもないし、スマホもあまり長く使うと熱くなってくる・・。

となるとやることは一つ。

 

読書です。

 

寝ながら自分のペースで楽しめる趣味っていいですね!

ひがな一日読書に明け暮れて(途中でたまに昼寝)いました。

おかげ様で積読が捗る捗る。

 

最近はまた図書館利用を再開したので読む本は手元にあるのですが、未読の本が少なくなってくると落ち着かなくなる私。

気にしていた本も文庫化したことですし、何冊か仕入れてきました。

 

それがこちらです。

 

 
本屋大賞受賞作あり、ミステリーあり、時代物の和風ファンタジーあり、青春小説ありとバラエティーに富んだラインナップでございます。
何故だか女性が表紙の本が多いのですが、やはり女性が主人公のほうが読みやすいと無意識に選んでいるのでしょうか?
(『11文字の檻』は短編集なので表紙だけでは主人公の性別は分かりません)

 

まだ読みかけの本もあるのに今から読むのが楽しみです。

というか、売り場にはまだまだ読んでみたい本が沢山ありました。

地元のくまざわ書店、読書心をそそる並べ方してあるのよね・・・。

疲れていても読書が心から楽しめている心の余裕があれば大丈夫と思ってます。

いつまでも読書を楽しめる人生であって欲しいなぁ。

先日読み終えた『満月珈琲店の星詠み』で知った出生図(ホロスコープ)。

言葉は聞いたことがあったけど、どんなものか全く知らずに半世紀生きてきました(;´∀`)

ちょっと検索したら生年月日と生まれた場所を入力するだけでホロスコープを作成してくれるサイトを発見、早速つくってもらいました。

 

ホロスコープとは12分割された円グラフみたいなもので、円の外側にぐるっと黄道12星座が配置されてます。

そして分割された部分がハウスと呼ばれ、自分自身やお金・知識などを表している。

ざっくり言うと、ハウスの外側に来てる星座と、ハウスの中に配置される惑星でその人のことを占うのです。

 

・・・、と理解した私は、せっかく無料サイトで自分のホロスコープも作成してたのだし、ここからなにか占ってみたいと考えたのでありました。

『満月珈琲店~』の中にもそれぞれの星座や惑星がどんな意味合いを持っているか触れていましたが、あくまで物語に必要な内容のみ。私のホロスコープに当て嵌めて読み解くのは無理があります。

そこで、困ったときの図書館だより。

占星術について書いてある本を探して借りてきましたの。

 

それが『石井ゆかりの星占い教室ノート』

今回はこちらの本を参考に書かせて頂いてます。

ですが、シンプルでまとまっているようで、『入門編の次』くらいの本らしく少々難しい。

そして西洋占星術が星座と惑星の組み合わせ、だけでなくもっと様々な要因が絡んでいることを知ったのでした。

(難し過ぎて理解できなかった・・)

 

まあ、ざっくりでもいいから分かりやすいところを拾ってみよう。

 

12あるハウスに惑星がひとつずつ当てはまるわけではないので、惑星が入ってるハウスだけを拾ってみます。

まず収入・財源・経済などをお金を表す第二ハウスに水星が来てます。

水星はハウスのテーマに知的にアプローチするのだとか。

財テクとかに向いてるのかな?

水星は情報伝達やコミュニケーションの意味もあるとかで、情報収集して財テクというのが一番近い気がしてきました。(全く財テクの知識はないのですが)

 

次に知識・自己表現の力・親戚兄弟姉妹の第三ハウス。

ここにきているのが海王星なのですが、精神的パワーを用いるとか幻想を抱くとか、繋げて考えるのが難しい内容が書かれてます。

迷うことも多いらしいです。(確かに今、親戚とか家族とかに対して迷っていることがある)

 

続いて仕事や健康の第六ハウス。

ここに居るのが木星で、その分野に恵まれている、この分野に関わることを社会的使命とすることもあるとのこと。

第六ハウスの説明にナースとか治療を意味する言葉もあったので、まさか医療関係が向いていたのかな(^^;)

 

そして社会・人生の目標・社会的な居場所の第10ハウスなのですが、『満月珈琲店の星詠み』では「厳しい星」「試練」と難しいことを言われてた土星なんです。

この現代社会を生き抜いていくのに弱気になりそうな結果です。

『石井ゆかりの~』では第10ハウスの土星は大器晩成型とありましたが、この歳になっても晩成する気配が全く見えておりません。もしや3桁の大代に乗ったら成熟するのかしら?

 

とまあ、つらつら本からの受け売りを自分解釈で書き連ねてきましたが、私の出生図の最大の問題は第1ハウス、すなわち自分自身を表すハウスです。

残りの6つの惑星(太陽・月・金星・火星・天王星・冥王星)がここに集中してるのです!

どんだけ複雑なのよ、私。

 

個人的な占いに長々お付き合い頂き、ありがとうございました。

本を二冊読んだだけで書いてる内容なので間違いや見当違いなことを書いてると思います。

そのあたりは素人のすることと見過ごして頂けたら幸いです。

 

出生図を無料で作成してくれるサイトはいろいろあるみたいなので、興味を持たれた方は是非一度お試しくださいまし。

私はもう一度入門編から勉強し直したいと思います。

(今回の記事は専門の方から突っ込まれるのが怖くてタグ付け出来ない汗

 

 

 

『満月珈琲店の星詠み』(著/望月麻衣)

タイトル前半部分の『満月珈琲店』に興味を持って手に取ったのだが、後半の『星詠み』が添えではなくガチだった件。

満月珈琲店に訪れるお客さんの悩みをマスターや従業員が解決するのだろうと思っていたし、その予想は当たっていたのだが『星詠み』がかなり専門寄りの解説だった。

 

出生図(ホロスコープ・ネイタルチャート)や太陽系の惑星(月と太陽を加えている)であらわされる年齢域など、耳慣れない西洋占星術の知識が物語に取り込まれていた。

占星術とは単なる星座占いと思っていたような私はまずここで衝撃を受ける。

占い師さんたちに謝りたいくらい複雑な占いであった。

 

満月珈琲店はマスターがお客様の出生図を見せて悩みにこたえていく。

しかも出てくるドリンクやスイーツが映えは勿論のこと独創的で美味しそうなのだ。

お店にメニューはなく、その人に合ったメニューを出してくれるとシステムも魅力的。

何より、マスターはじめ従業員たちがすべて猫さんなのである!

 

行きたい、持てる全ての力を使っても行ってみたい珈琲店だ。

 

ただし、この珈琲店は神出鬼没、何処に出店するか分からない。

なにせトレーラー型の移動珈琲店なのだ。気ままに営業場所が変えられる。

しかも今回お客様として選ばれた人たちは過去のとある出来事にゆかりのある人たち。

特別なお店に招かれるには特別な星の導きがないとダメということか。

キラキラなメニューイラストを見ながら味を想像して我慢するとしよう。

 

ちなみにこの作品は桜田千尋さんのイラスト集『満月珈琲店』が原案になっている。

シリーズ化しているのだが、これまた美しく魅力的なイラストばかり。

購入予定リストに入れておこうと思う。

 

『真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生』(著/大沼紀子)

女性に振り回されてることが多いシリーズである。

第一作では突然希実が転がり込んできたり、希実の母親もこだまの母親も失踪するし、希実に執拗なイジメをしてきた涼香も女性だ。そもそも舞台の『ブランジェリークレバヤシ』を作ったのも女性の美和子だった。

第二作では弘基の元カノやら結婚詐欺やら、厄介な女性が登場した。

怪しい男性登場人物も増えたが、基本は女性だ。

作者は女性のほうが心の闇が深いと思っているのかな?と思ったところで、今作は厄介な男性が次々と出てきた。

これまた考えていることが分かりにくい人たちばかりである。

 

まず転校生の孝太郎。

いきなりマリオネットと共に登場って有り得ない。

その後も有り得ないを連発させるが、彼が希実に接触してきた狙いが二転三転していくので、彼の本音がどこになるのか分からなくなっていく。

直情型の希実には手に余る相手だっただろう。

そして不穏の大元。安倍周平。

こちらの質問をうまく煙に巻いてペースを持って行かれる。

手練手管に長けた相手は、やはり勢いだけの希実では太刀打ちできない相手としか思えない。

彼は最後まで何が真実であったか計り兼ねないところがあった。

もしかしたら志が誰よりも崇高過ぎて、手垢に汚れた一般人には奇人に見えたのかも。

そして美作医師。

こだまの父親で嫌味で自分本位な男であった。

第一作では彼の威圧的な態度にこだまも委縮していたが、今作でこだまは積極的に彼と関わろうとしてる。

これはキャラのブレというより、こだまが男の子として成長している証なのだと思いたい。

 

この三者三様、腹の底が読めない男たちに希実は見事に振り回される。

振り回されるが、自分の本能と感情を信じて足を止めない。真実を知るために突き進んでいく。

迷いなく行動する姿は勇敢だが、少し自分の身の安全を確保してから動いたほうが良いのでは、とおばちゃん読者が心配してしまうくらいだ。

本人は不本意だろうが、そうこうして関わる人が増えるたび、希実の表情が豊かになってきているのは嬉しい変化だ。

登場したときは常に怒ってばかりの、世間を馬鹿にしたように諦め隠れて生きていた子だったのに。

廻りの不器用な大人たちが見守ってくれていることで、彼女も心に余裕が出来てきたのだろうか。

今作で初めてのお花見を体験したり、学校で文化祭委員に任命され(結果として)積極的に文化祭に関わるようになったり、彼女が当たり前を手に入れる度にほっとする。

あと二作でこのシリーズは完結しているが、最後に希実が『悪くない高校生活だった』と言えるような結末が待っていることを願ってやまない。

 

このシリーズを連続読破しているのだが、実は図書館で借りてきている本である。

話が進むごとに伏線が増え、思わせぶりな謎が次回に持ち越されるようになってきた。

そして今作の終わり方は明らかに自作の布石でしかない。

次に図書館に行ったとき、果たして続きは棚に並んでいるのか。

最初に借りた時は5冊並んでいたので所蔵していることは確かである。

どうか前作の記憶が確かなうちに続きを借りれますように。

 

 

『真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒』(著/大沼紀子)

女性には二種類の女が存在する。

男に持て囃される女と、男に煙たがられる女だ。

人生圧倒的に後者の立場であった私は、男性とうまい具合に距離を縮めチヤホヤされる女性が羨ましかった。

妬んでないで自分も同じようにしてみれば良いじゃん、と言われるかもしれない。

だが私が同じことをしても男性はドン引くだけに違いない。

そこらへんは弁えてるので私も無謀なチャレンジはせずに綽綽と自分の扱いを受け入れている。

 

真夜中のパン屋さんシリーズの主人公・希実もどちらかと言えば後者のタイプだ。

男性に媚びず頼らず自力で生きている。

そんな希実の前に、『ブランジェリークレバヤシ』のブランジェ・弘基の元カノが現れた。

謎だらけの彼女は助けて欲しいと転がり込み、その人懐っこい性格で男性常連客を次々虜にしていく。

意図的なのか無意識なのか、彼女は男性たちとの物理的距離も近く親し気な笑顔で男心を翻弄する。

過去に世話を焼いてあげたこだまや班目まで彼女にご執心なのだから希実は面白くなかっただろう。

 

恋愛体質の新しい登場人物が現れたり、タイトルに『恋泥棒』とあるように恋愛に偏りがちなストーリー展開かと思われたが、その根底には『バベルの塔』に纏わる裏テーマが隠されていた。

バビロニアの人たちが天に届くような高い塔を建てようとして神の怒りを買い、神はそれまで一つだった言語をバラバラにしてしまったというアレだ。

 

ー神によって言語がバラバラにされてしまったから、自分の言葉が人に通じないのだ。たとえ、同じ日本語を使っていてもー

 

言葉で本当の気持ちを伝えることは難しい。そう諦めてしまった人、落胆してしてしまった人の物語でもあったのだ。

いくら言葉を重ねても自分が真に伝えたいことが相手に伝わらない。それどころか違う解釈をされてしまう。そんな経験をしたことはないだろうか。

伝わらないと思っていた人が、逆に誰かの言葉の真意をつかみ損ねていたということもある。

相手の訴えたいことを理解するということは、とてもとても難しいことなのだ。

 

女が男を騙し続けて金を巻き上げていたのは、誰にでも平等に優しい自分に戻るためだった。

その為に大金が必要だったと告白する。

対して、『ブランジェリークレバヤシ』の創業者である美和子の信念は、パンは誰にでも平等に美味しく幸せをくれるである。

高い地位がなくても、たった一つの美味しいパンが誰かを救ってくれる。

それが真実である世界に私は生きていたい。