【秋晴れに恵まれた東京編 その5】
「メトロに乗って 思い出の街へ出よう
ここは東京 僕ら出会った街
旅人になって もう一度恋をしよう
神田まで行って やぶそばを食べよう
笑っちゃうくらい ズルズル音立てて」
僕の大好きな曲、斉藤和義さんの「メトロに乗って」
神田明神を出て、テクテク歩いてきたのは同曲にも登場した「かんだやぶそば」
「かんだやぶそば」とは、1880年(明治13年)に開業した藪蕎麦(やぶそば)の名店で
「池之端藪蕎麦」(上野)、「並木藪蕎麦」(浅草)と並んで藪御三家と呼ばれています
当店は平成25年2月に火事で焼失し、平成26年10月に営業再開されたことが
テレビニュースでも大々的に取り上げられたのも、記憶に新しいですね~
因みに、日本蕎麦には、「更科蕎麦」「藪蕎麦」「砂場蕎麦」の三大系統があり、
「藪蕎麦」はその一角を占めてるんだよ~
と言うことで、まだ時間も早かったので、そんなに行列もできておらず~
到着してから10分ほどすると、店内に案内され~
(この画像はお借りしたものです)
『いらっしゃい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~』
店内に足を踏み入れると、早速女将さんの声が響いたけど、
一体いつまで続くんだ~~~~~~~~~~~~~と思うほど、
なが~~~~~~~~く、なが~~~~~~~~~く続いてました
さっそくメニューを眺めた後で、大好きな生ビールをオーダーすると~
『生ビール、いっぱ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い』
『うめ~~~~~~~~~~~~よ~~~~~~~~~~~~~』
僕も合わせてなが~く言っちゃったよ~~~
この日はたっぷりウォーキングしていたので、メッチャ美味しかったわ~
そして、今回ビールのお供にオーダーしたのが~
当店名物の「天たね」(1,340円)
「天たね」は、芝海老を高温の濃口胡麻油でかき揚げしたもので~
『メッチャ美味いよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~』
あっつあつの「天たね」はビールとの相性もバッチリで美味しかったよ~
また、ビールとセットで出てきたのは「ねりみそ」だったけど~
それにしても、こういうのをあてにビールとかを飲むのも江戸情緒だよね~
そして、いよいよお楽しみの「せいろうそば」(670円)をオーダーすると~
(当店では、「せいろ」ではなく「せいろう」と呼びます)
『せいろう、いちま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い』
『はいはい、もう慣れましたよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~』
当店の蕎麦は、蕎麦粉10に対してつなぎの小麦粉1の、いわゆる「外一そば」ですが~
まずは、江戸っ子らしくそのまま食べて~
『美味いよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~』
こうして食べるのが蕎麦本来の香りを楽しむことができると言われていますが、
まさにその通りだったよ~
そして、濃い目の汁を少量つけて、ズルズルと音を立てながら食べると~
『メッチャ美味いわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~』
って、もういいですか…
〆は蕎麦湯を味わい、当店を後にしました
店を出ると、この状態
皆さまも「かんだやぶそば」で、江戸情緒を味わってみたらいかがでしょうか
なが~~~~~~~~い、なが~~~~~~~~い口上が聞けますよ~~~
その後、神田駅に向かって歩いていると、神田が誇るもう一軒の蕎麦屋の名店
「神田まつや」にも大勢の人が並んでいましたが~
いつかここにも来るからね~
と思いつつ、この場を立ち去りました
次回は名残惜しいですが、「秋晴れに恵まれた東京編」の最終回ですよ~
【「青ブロ」のバックナンバー】
「室町砂場」(東京都)
「石臼挽手打ちそば みつ蔵」(長野県茅野市)
「そば処山崎」(福岡県糸島市)