㈱辻安全サービスセンター『辻太朗のブログ』

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「ご安全に!」㈱辻安全サービスセンター 代表取締役の辻太朗です。

建設業・製造業・家庭内・農業に関する安全のお役立ち情報を掲載します。


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『安全意識が無い人を変えることができるのか?』

~方法はあるかもしれませんが私は知りません~

 

あるお客様の社内安全会議の出来事です。

 

●年齢高めの社員1人があきらかにやる気なしの態度。

●会議終了後、他の社員に「あの人どんな人?」と質問した。

●「社歴は長いが安全やる気全くない人ですよ」とのこと。

 

会社は安全に力を入れていこうとするがついてこない・・

この会社に限らずよく見聞きすることです。

年齢が高い方ばかりではありませんが、安全担当の方から愚痴がでる対象者は年齢が高い方が多いと感じます。

 

●こういう社員さんの安全意識を高めることができるのか?

 

変わる人、変わらない人の個人差はあると思いますが私は、かなり難しいと感じています。変える方法を知っているコンサルタントの方もいると思いますが私は知りません。

 

ただ、こういう先輩や上司に負けて安全活動をやめてしまうと次の世代の社員さんも先輩・上司と同じ色に染まってしまうので会社の安全文化は永遠にできないと思います。上司や先輩にフタをされてしまっている中堅・若手の中には安全の必要性を感じている人が必ずいます、その人たちの安全の火を消さない為にも安全活動を継続することが大事だと思います。

 

目の前でろこつに「やりたくないオーラ」だされるからしんどいですが、辛抱して続けましょう。 続けた成果は安全意識の無い人達が定年でやめていった時にきっと出ます!

 

あ~安全ってしんどい(笑)

でも頑張りましょう!

 

ご安全に(^_^)



『 「文句」と「提案」がセットになって「意見」』

    ~文句だけなら聞きたくない!!~


あるお客様の安全大会後の懇親会での出来事です。

●安全大会、1次会の懇親会も無事に終了

●主催企業と仲のいい協力会社数名で2次会突入

●お酒もすすみ本当の意見交換ができる本当の安全大会開始(笑)


協力会社の社長:「もっと安全の予算みてよ~」

元請けの社員:「そうは言っても・・・」

協力会社の社長:「安パトで指摘されたら全額返すから出して」


私も酔っ払っていましたがこの会話はよく覚えていました。


原状の安全予算が足りないという文句だけでなく、
安全パトロールで指摘されたら全額返すというハードルを自社にかせて「それだけしっかり安全やるから適正な予算はみてほしい」という意見でした。これはただの文句ではないと思います。


残念なことですが自社で行ってる安全活動が他の社員や協力会社の人達から認められず一生懸命やっている社員の耳に文句として入ってくることはよくあります・・・


活動内容に不満があるなら文句と一緒に「こういうやり方でやった方がいい」と言うべきです、それはこちらも真摯に聞きます。


「文句と提案がセットになって意見です」

意見を言いましょう。



いつも文句だけ言ってる人に言いたいですね・・・


「じゃあ おまえがやれよ」



できる限り仲良くやりましょう(笑)

ご安全に!



『 安全大会は後ろの席から見た方がいい 』

~ 後ろの席で社員が寝てませんか? ~


講演のお仕事をいただくと会場の一番後ろの席を確保してもらい、大会の始めから参加するのですが、皆さんこんな感じで席に座ります。

●(前の方)主催する企業の社長や役員、協力会の役員が座る。
●(続いて)メインである業者さんが座る。
●(後ろの方)主催する企業の社員が座る。

すると・・・

大会の開始から後ろの方で寝はじめる社員がでてきます。
(近くに座っている業者さんに見られてます・・)

いくら主催企業が壇上で「わが社の安全は、こうしていきたい!ついてきてほしい!」と業者さんに伝えても業者さんからみれば「おたくの社員さん、今寝てますけど・・・」とテンションが下がりまくりです。



主催企業は先導して「安全をひっぱる立場」なのに、その社員が後ろで寝てては業者さんから「やっぱり、この時だけのパフォーマンスね・・・」となり、現場での安全指導時に足元みられます。 ただでさえ30~40代の管理者が50~60代のベテラン職人さんを管理・指導するのは難しいんですから。

なので・・・


社員さんには「おまえが寝てたら会社全体の意識レベルがそんなものかと思われる! 眠たくても寝るな!」とくぎをさすか、見張り役を一番後ろに座らせて寝ている社員を起こした方がいいと思います。

ご安全に



『 あなたの話は聞きたくないっ!! 』

 ~プライドが安全の幅を狭くすることがある~


(ヒヤリハット研修での出来事です)

●研修の参加人数は約30名。
●まず1グループが5人に分かれてヒヤリハット体験を共有。
●次にグループごとでまとめた「一番危なかったヒヤリ」を全体発表。
●グループごとのヒヤリに対して事故予防の対策を全員で考える。

というながれでしたが・・・


あるグループの発表が終わり、他グループから「対策はこうしたら良いのでは?」と良い意見がいくつか出たのですが、ヒヤリを報告した発表者は全く聞き入れようとせず終始ムッとしていました。

たぶん、その発表者としては「自分達の考える安全が否定された」と思ったのでしょう。「反論する理由」を常に頭で考え「●●だから無理!」と鼻息あらく反論していました。



良い仕事をする為には「プライド」が大事だと思います、ただ「安全に絶対は無い」というなかで安全を作っていく為には「対策の選択肢」を多くもつことが大事でその為に少しプライドをさげてでも他の意見を聞き入れることが重要だと思います。


時々、誰が聞いても「的外れ・・」な意見を言う人がいますが、そんな時は聞いてるフリして聞き流しておきましょう(笑)



ご安全に




『ちょっと変わった安全標識』(提案)

~絵や言葉より怖い人の写真の方が効果あり?~


先日、お客様との打合せで

「辻先生の講習後は、皆の安全意識が高まります」とお褒めの言葉をいただきました。  その後に話のながれで「もっと現場に標識をつけた方がいいかもしれない」という話になり「辻先生の顔写真を現場に貼りましょうか!皆もピリっとするから(笑)」と冗談の話をしていました。

(なるほど・・・と思いました)


現場の標識に「怖い人の顔写真を掲示しても面白いのでは?」

(怖い人というのは「この人の前で安全やらないと怒られる人のこと)



「ここでは安全帯使いましょう」のマンガ標識も良いですが、使うことは日々、口うるさく言われているでしょうから睨んだ顔写真を掲示して
「わかってるだろうな~」と圧力をかけるやり方も効果があるではないかと思います。


「口うるさく言ってくれる怖い人」+「顔写真の掲示」


いいと思います。

嫌われてたら顔写真に落書きされるかも(笑)


ご安全に


*ちなみに写真の人は何も関係ありません「怒った顔」で検索してヒットした人の写真を転用しております。