前回、理髪師について書いた記事で「あごひげ」のことを取り上げました。

あごひげは「胡(こ)」ともいい、「胡」には「表面を覆い隠す」という意味があります。
→「あごひげ(胡)」=「肌を隠す」「本来の顔を隠す」?
この「顎髭(あごひげ)」というワードで浮かぶのは・・
「スサノオ」! (゚∀゚)
スサノオは高天原で悪行の限りを尽くし、そのせいでアマテラスが岩戸に籠ったため、高天原から追放されました。
その時に、ひげを切られ、手足の爪を抜かれます。
・・あいたた・・
この、ひげを切られ、爪を抜かれることの意味については、いろいろと考察されているようですが・・
一般的には、再生の象徴であるひげや爪を切られることは「生命力を奪われた」という意味になるため、スサノオは「死者として追放された」と解釈されるそうです。
そしてそれは「新しく生まれ変わるための儀式」ともとれ、過去の罪穢れを自分の身からそぎ落とす「禊(みそぎ)」の意味ともいわれます。
・・「一度死んで、 蘇る」・・? (・Д・)

・・といえば、エジプト神話の「オシリス神」!

この「オシリス神」や「ファラオ」にも長い「あごひげ」があります。
オシリス神
この、顎から突き出た長い棒状のものは「ひげ」といわれます。
(・・どんなひげ ?・・ ( ̄▽ ̄;) )
実はこれは「つけひげ」なのです。
古代エジプトのファラオは、本物のひげはきっちりと剃り、顎に「つけひげ」を付けていました。
それは「オシリス神」の模倣であり、そうすることで、ファラオとオシリス神は同一である =「永遠の支配力を持つ」ということを示したのです。
つけひげは、「オシリス神に、似せるため」
・・ということですね! (・Д・)
憧れのオシリス様 ♡♡♡
・・そして気になるのが、そのひげを剃るアイテム
「剃刀(カミソリ)」
・・なぜ「カミソリ」というのでしょうか・・? ( ゚д゚)
「カミ (神) を、 剃る」? (・Д・)
語源は、もともとカミソリは、髪の毛を剃るものだったから、といわれます。
「髪を剃る」→「髪剃(かみそり)」→「剃刀(カミソリ)」
髪を剃る聖職者
「髪=神」を剃ることで、「神が、一度死んで、蘇る」?
「剃る(そる)」→「削ぐ(そぐ)」→「禊 (みそぎ)」?
「カミソリ」→「神削ぎ(かみそぎ)」→「禊 (みそぎ)」?
・・「カミソリ」とは、もしかしたら「神の禊ぎ」という意味があるのでは・・? (゚∀゚)
「身を削ぐ」→「禊ぎ (みそぎ) 」?
スサノオの場合は、悪行を尽くした悪神スサノオが、ひげを剃ったことで一度死んで本来の神に蘇り、オロチを倒したといえるかも?
本来の神を覆い隠していたものを、取り去る?
ひげを剃って、もとの姿(素顔)に蘇る?
さらに「あご」といえば、能の「翁 (おきな) 面」と、舞楽の
「蘭陵王 (らんりょうおう) の面」が浮かびます。
どちらも、あごが外れて、紐で結んでいるのです。
「翁面 (おきなめん) 」の「切顎 (きりあご) 」
「蘭陵王 (らんりょうおう) 面」の「吊顎 (つりあご) 」
・・「あごひげ」の意味と、関係はあるでしょうか?
その件についてはこちらに
↓
・・これらが、関係あるのかないのかわかりませんが、この気になる「あごひげ(=胡)」の意味について、さらに考えてみたいと思います・・(^。^)
「スサノオ斑馬投げ込み事件」についてはこちらにも
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