前回の記事で「瀉血(しゃけつ)」について書きました。
「瀉血(しゃけつ)」とは、体から汚れた血を抜くことで病気を治す治療法です。
その方法の一つが、前回取り上げた体にヒルを吸いつかせ 、汚れた血を吸ってもらう「ヒル治療」です。
他には、理容師が静脈を切開することで血を抜きました。
中世ヨーロッパでは、理容師は刃物を扱うために外科医を兼ね、歯の治療や傷の手当てまで行う「理髪外科医」でした。
(「床屋外科医(とこやげかい)」とも)
理髪店には「赤・青・白」のラインが螺旋状に回転するポールがありますね。
これは「サインポール」と呼ばれ、「動脈・静脈・包帯」を表すといわれます。
理髪店が「瀉血(しゃけつ)」を行っていた名残といえますね。
その「理髪店」は「床屋」ともいいます。
なぜ、髪を切る店を「床屋」というのでしょうか・・? ( ゚д゚)
これは・・
★ 江戸時代の髪結いの店「髪結床(かみゆいどこ)」が、後に
「床屋」と呼ばれるようになった。
「髪結床(かみゆいどこ)」→「床屋(とこや)」
★日本初の結髪所が「床の間」を設けていたから。
「床の間のある店」→「床場(とこば)」→「床屋(とこや)」
・・などの説があるようです。
英語では「barber(バーバー)」
この「barber」の語源を辿れば、ラテン語で「ひげ」を意味する「barba(バルバ)」に行き着きます。
元々は「ひげを剃る」という意味があったのです。
「ひげ」といえば、「あごひげ」のことを「胡(こ)」といいます。
「胡」とは元々「老牛のあごの下の垂れ下がった肉(たるみ)」をいいます。
そのことから「余分なものが一ヶ所に停滞する」という意味を持ちます。
張り子の下地材=全体に塗って表面を覆う顔料を「胡粉(ごふん)」というように、「胡」には「表面を覆い隠す」という意味があります。
その「胡」に、米へんをつけたら「糊(のり)」ですね。

そして「糊(のり)」といえば、糊のように粘り気のある血を
「血糊(ちのり)」といいます。
・・てことは「血糊(ちのり)」とは「血流が滞り汚れた血」ということ?
それは「瘀血(おけつ)」? ( ゚д゚)
❇︎ 瘀血(おけつ)=血の流れが悪くなり、汚れた血が留まった状態
「理髪師・床屋・Barber」=
「あごひげ(胡)を剃る」=「肌を覆っているものを、取り去る」
「瀉血(しゃけつ)」=「血管にこびりつく老廃物を、除去する」
=「余分な覆いを取り去り、 本来の姿に戻す」?
=「メス(カミソリ)を使って、不要な覆いを除去する職人」
・・そんな意味があるのでは・・? と思うのでした。 ( ´ ▽ ` )































