秦河勝(はたのかわかつ)「4」です・・(^。^)

 

 

「秦河勝(はたのかわかつ)」とは、聖徳太子の片腕として文武両道の活躍をしたとされる、飛鳥時代の政治家・文化人です。

 

 

古代日本に渡来し、政治と経済に絶大な影響を与えた「秦氏」の族長的な人物とされています。

 

 

                      

       秦河勝                                     聖徳太子

 

 

 

 

 

 

 

 

この河勝は、壺に入って大神神社(おおみわじんじゃ) に流れ着いた「秦の始皇帝の生まれ変わり」という逸話があるなど、謎の多い人物でもあります。

 

 

         

               始皇帝

 

 

そしてこの謎の多い「河勝」は、さらに謎だらけの「摩多羅神(またらじん)」と同一視されてもいるのです。

 

 

 

          

               摩多羅神(またらじん)

 

 

 

「摩多羅神(またらじん)」とは・・

 

 

天台宗の常行堂の本尊(阿弥陀など)の背後「後戸(うしろど)」に秘かに祀られる「秘教的な守護神」です。

 

 

「阿弥陀如来」と、その「念仏」を守護しているといわれます。

 

 

         

 

 

 

 また「障礙神(しょうげじん)」であるともいわれます。

 

 

(★障礙神(しょうげじん) =障害や災難をもたらす悪神・鬼神)

 

 

天台宗の総本山である、比叡山延暦寺の摩多羅神像は、慈覚大師・「円仁(えんにん)」が勧請し祀ったといわれます。

 

 

伝説によると、円仁は唐から帰国する船中でこんな声を聞いたそうです。

 

 

      「我が名は摩多羅神 障礙神である

 

     我を祀らなければ 浄土往生はかなわないだろう」

 

 

 

   「摩多羅神」は、災いをもたらす怖い神さまなのです。

 

   この神を祀らなければ、往生させてもらえないのです。

 

 

 

         慈覚大師「円仁」

 

        

      「まいったなー もー」

 

    

        

                  延暦寺「摩多羅神像」

 

        

 

      「ボクを祀らなきゃイタズラするぞ!」

 

 

 

 

すべての人を浄土に往生させるのが「阿弥陀如来」なので、摩多羅神はさしずめ「阿弥陀如来の裏の顔といえるような・・

 

 

阿弥陀如来の「後戸(うしろど)」に祀られているということが、そのことを表しているのでは・・?

 

 

 

        

 

 

 

 

「仏」にも「災いの神」にもなりうる、二面性を持つ 摩多羅神?

 

 

 

        

 

 

 

 

     表と裏・善と悪の「両面を持つ存在」?

 

 

 

          

 

 

 

 

この「後戸(うしろど)」 に祀られることからは、さらに、

 

 

「後ろの正面」という言葉を連想します。 (・∀・)

 

 

 

★ちなみにこちらはその「後ろの正面」のような「十一面観音」の裏の顔・「暴悪大笑面(ぼうばくだいしょうめん)」

 

 

      

 

 

 

 

「摩多羅神」は「後ろの正面」の存在なのでしょうか・・?

 

 

 

 

「暴悪大笑面(ぼうばくだいしょうめん)」についてはこちら

           ↓

 

 

 

 

また、「摩多羅神」は「翁(おきな)」とも同一視されます。

 

 

 

        

 
 
 
翁とは、能の演目「翁」に登場する役柄です。
 
 
翁は「能にして能にあらず」といわれれる、他の演目とは一線を画す特別な演目で、神事そのものといわれます。
 
 
なのでこの「翁」と同一視されることに、特別な意味を感じるのです・・
 
 
     
 
 
 
 
  そんな、たくさんの意味を持つような?「摩多羅神」
 
 
 
・・この謎だらけの「摩多羅神」を、さらに考えてみたいと思います・・(^。^)