以前から「栗」には「宝珠」の意味があるのでは?・・という憶測を書いています。
ではその「栗」は何を表しているのかというと・・
「臍(へそ)」では? と思うのです。(今のところの自分の考え)
「へそくり」という言葉があります。
(主婦がこっそり貯めているお小遣いのことですね^ ^)
この「へそくり」の語源の説の一つに、
「栗に似ていて、へそのような窪みがあるためへそ栗と呼ばれるカラスビシャクの球根がありますが、これは漢方薬の原料になるために、農家の主婦がこれを集めて薬屋に売り小遣い稼ぎをしたから」
・・というものがあります。
「へそ栗」=漢方薬「半夏(はんげ)」
その件についてはこちら
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「へそくり」=「へそ栗」=「へそ=栗」?
そして「へそくり」の語源のもう一つの説に、
「綜麻(へそ)を繰って貯めたお金のこと」
=「綜麻繰金(へそくりがね)」
・・というものもあります。(綜麻(へそ)=麻糸を巻いた糸巻き)
(この「綜麻繰金(へそくりがね)」が「臍繰り金(へそくりがね)」に転じたともいわれます)
「綜麻繰金(へそくりがね)」・「臍繰り金(へそくりがね)」・・
「へそ」を繰ったら、「金」になる・・?
この「へそ」がテーマの「火男」という昔話があります。
芝刈りに出掛けたおじいさん、神さまから小さな男の子をもらって帰ります。
男の子は口も聞かずに、へそばかりいじっています。
おじいさんは、火箸でへそをついてみました・・
なんと、へそから金(小判)が出てきたのです!
・・というお話です。(この火男が「ひょっとこ」の由来)
(似たような昔話は他にも存在します)
それらのことから、「へそ」→「へそ繰り」→「へそくり金」?
「へそを繰ったら、金(宝珠)がある」?
もしくは、
「へそを繰ったら、金(宝珠)が出る」?
「へそ繰り」=「へそ栗」=「宝珠」?
・・そんな意味に思えてしまうのでした・・(・∀・)