これまで、庚申信仰でいわれる人の体内に棲み寿命を縮めさせる三種類の虫「三尸(さんし)」について、何度も取り上げてきました。
その毒虫 三尸を押さえる、といわれるのが・・
「青面金剛(しょうめんこんごう)」です。(青面金剛明王とも)
「青面金剛(しょうめんこんごう)」とは、中国の道教に由来し、日本の庚申信仰から発展した「庚申講(こうしんこう)」の神さま(ご本尊)です。
その姿は・・
青色の体に蛇を巻き、三眼と牙、六臂(ろっぴ)を持ち、頭には髑髏(ドクロ)を載せ・・
髪の毛を逆立てた怒りの形相で、邪鬼を踏んだ姿をしていることが多いようです。
(❇︎「六臂・ろっぴ」=六本の腕)
(「三猿」と共に表現されることも(三猿の由来は三尸です))
(ちょっとカーリー女神に似ていますよね! (・∀・))
シヴァ神を踏みつけるカーリー女神
気になるのがこの「青面金剛(しょうめんこんごう)」という名前。
「青面(しょうめん)」・・「後の正面(しょうめん)」?
「後ろの正面にいる神さま」 ということかも? (・Д・)
(こちらは「みかえり阿弥陀」さま (^。^))
じゃあ、その前にいるのが「三尸」ってことでしょうか・・?
(・・違う?)
鬼の形相で睨みつけ、前にいる三尸を押さえてくれているのかもしれません・・? ( なーんてネ!(・∀・))