マトリックスの印象的なこのシーン。
「赤い薬」か「青い薬」
どちらを選択するか、問われる場面ですね。
この薬・・なんですが、「不思議の国のアリス」が元ネタとも言われています。
アリスでは、ケーキやキノコを食べて、大きくなったり小さくなったりします。
このような描写は、手塚治虫さんの「メルモちゃん」にも似ていますよね!
メルモちゃんは「赤いキャンディと青いキャンディ」で、赤ちゃんになったり、大人になったりします。
(「赤いキャンディ」は、マトリックスでも出てきますね^ ^)
話は戻りますが、この薬、もしかしたらとっても単純に「アルカリ性か、酸性か」を表していたりして!?
紫陽花(あじさい)は、土壌がアルカリ性だと「赤色」に、酸性だと「青色」になります。
いわゆるアヤシイ薬はアルカロイドを含んだアルカリ性で、さらにアルカリ性が強いと毒になっちゃうと思います ^_^;
そのアルカリ性が強い代表的な食品に「蒟蒻(こんにゃく)」があります。
こんにゃくは pH値が12とアルカリ性が高く、もはや食品とはいえないようなとても不思議な食べ物です。
(pH12は洗剤と同レベル! (・Д・))
そのこんにゃくは「庚申信仰(こうしんしんこう)」のお祭りの際、難病奇病を封じ込める「こんにゃく封じ」として食されます。
「庚申信仰」は、中国道教の「三尸説(さんしせつ)」をもととする信仰です。
「三尸説」とは、人間の体内には三尸という三種類の虫が棲んでいて、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の悪行を告げ口する、という説です。
そして三尸虫は人間に、欲望を起こさせたり、寿命を縮めさせる、といわれます。
身体に棲む告げ口委員「三尸虫」
その三尸虫はこんにゃくが苦手なため、人々はこんにゃくを食べて三尸虫を退治したといわれ、それが「こんにゃく封じ」の起源です。
「こんにゃくを食べる」ことは、「ムシ封じ」・・( ゚д゚)
=「アルカリ性のものを食べる」=「ムシ封じ」?
えっ なに・・?
アルカリ性のものを食べると、洗剤のように「ムシ」を洗い流してくれて、体だけでなく頭もクリアになり、真実が見えてくるのかもしれません・・?? (・∀・)
「さあ、どっちを選ぶ?」