前回「北斗の水くみ」を取り上げ、「三尸(さんし)」「北斗七星」「北緯34度」について考察しました。
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「北緯34度に並ぶ神社」と「北斗七星」に
関連性はあるでしょうか?
その神社の一つ「伊勢神宮」
伊勢神宮は実は北斗七星を祀っているという説があるので、まずこの神社については関連があるのでは?と思われます。
(民俗学者、吉野裕子さんが唱えられた説)
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伊弉諾神宮「陽の道しるべ」より
中心に位置する「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」
神社自体との関連は見つからなかったのですが、「イザナギ神」として考えると、
北斗七星は、イザナギとイザナミを表している
・・という説が見つかりました。
福岡県那珂川市発行の「儺(な)の國の星」によると・・
(那珂川市に伝わる星々の古名から歴史を紐解いている本)
「斗極を伊耶那美(いざなみ)、伊耶那岐(いざなぎ)二神に譬へた祖先は・・(略)」
「北辰を「たたのみこのほし」と古い祝詞に見たことがありました。
「たた」とは「なな」即ち七人の胡人風の方言であります。
「みこ」は巫人(ふじん)女官で昔は式人妥女(しょくにんさいじょ)と書きました。
美籠星(みこのほし)の名もあり、略して多賀星(たがのほし)があり、あたかも四星を桶に合はせ、三星を嵌(は)めるべき竹の箍(たが)に見たとも考えられます。」
北斗七星を、「枡(ます)(=桶)」と「箍(たが)」にはめた「柄(え)」と見て、それを「イザナギ」と「イザナミ」とした・・
そして「箍(たが)」を由来に「多賀星(たがのほし)」とも呼んだ・・
・・ということですね? ( ゚д゚)
「北斗七星」=「枡(ます)+柄(え)」=「イザナギ+イザナミ」
北緯33〜34度にある福岡県の岡垣町では、北斗七星が水をくむように見える北斗の水くみが見られますが、そこから少し離れた直方市には「多賀神社」が建っています。
イザナギ、イザナミ を祭神とするこの多賀神社は、天平時代、
妙見大明神と称えられていたそうです。
(妙見信仰=北極星、北斗七星を神格化した信仰)
そして、伊弉諾神宮があるのは「淡路市多賀」なんですよね!
・・そのことも、関係がありそうな・・?? ( ゚д゚)
長崎県対馬市の「海神神社」
この神社の読み方は「わたつみじんじゃ、通称、かいじんじんじゃ」になるようです。
「わたつみ」とは「海」の意味であり、海の民が祀るのが、
「綿津見神(わたつみのかみ)」です。
そして「わたつみの星」=「北斗七星」なんだそうです。
七星「ななつほし」を「たなつほし」と呼んだ遠い昔があったと聞きます。
「たなつもの」とは水田から上がる米稲の種子でありまして・・(中略)
親と子が細い腕を揃え、肘と手首を左右合せて、掌にたなつものを神に捧げる姿を七星に託しておりました。
胡人は(N・T・V)の三音はよく紛れていましたから、「ななつのほし」 は素直に 「わたつみのほし」 になりました。
(「儺の国の星」より)
「海神神社(わたつみじんじゃ)」
「海神(わたつみ)」→「綿津見神(わたつみのかみ)」
→「わたつみの星」→「ななつの星」(ななつ星、たなつ星)
→「北斗七星」
・・これらのことから「北緯34度」と「北斗七星」が、関係しているように思うんです・・(強引?(^。^))
「北緯34度」 「さじ(匙)(34)ライン」・・
勝手に命名! ♪( ´▽`)・・
・・・怒られる・・( ̄∇ ̄)
・・まあ、トンデモ憶測なんですが・・(^。^)
この件に関しては興味深いので、さらに考えていきたいです(・∀・)
・・ちなみに今回取り上げた「儺の國の星」は、真鍋大覚さんという多才な博士が書かれた貴重な本らしく、今では入手困難なレア本となっているようです・・(知る人ぞ知る本?(・Д・))