前回「重陽(ちょうよう)の節句」について書きました。
それの第二弾 ♪( ´▽`)
「重陽の節句」とは五節句の一つで、無病息災や不老長寿を願い「9月9日」に行われる行事です。
平安時代、その前日(9月8日)に、菊の花を「真綿(まわた)」で覆って露と香りを移しとり、翌朝その綿で体を拭う風習がありました。
それにより、若さと長寿を得られると信じられていたのです。
この風習を「菊の被綿 (きせわた)」といいます。
「菊の被綿(きせわた)」
(真綿(まわた)とは「絹」のことです)
「9月8日」に菊の花を真綿(=絹)で覆う・・ ( ゚д゚)
「98」=「クワ」=「桑」 (桑は「蚕」の食べ物)
蚕は糸を出して「繭」を作り、その繭から「絹」ができます。
・・そんな関連を考えると、「被綿」はまるで菊の花に「蚕の繭」を乗せているように見えます・・
前回の記事で、重陽の節句は「9月9日」なので、
「99」=「クク」=「ククリヒメ」と関係があるのでは?
・・という憶測を書きました。
そのククリヒメは「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」の主祭神「白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)」と同一神とされています。
「白」・・といえば、さきほどの「蚕」が浮かびます。
あの「白い蚕」は、染まりやすい白い絹糸を作るため、白色に品種改良されたものだからです。(白=蚕の象徴に思える)
「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」は、地元では親しみを込めて「しらやまさん」と呼ばれます。
この呼び方が、東北地方で信仰されている蚕の神「おしらさま」と、似ているような・・? ( ゚д゚)
また「ククリヒメ」を、名前の由来が「糸を括(クク)る」だとして、「養蚕の神」とする説もあります。
・・そんなところから「重陽の節句」には「蚕」「繭」「絹」も関わりがあるような気がするんです。
「9月9日、陽が重なる重陽(ちょうよう)の日」
「九九」「ククリヒメ」=「キクリヒメ」「菊」
「9月8日、菊の花の被綿(きせわた)」
「98」「桑」「蚕」「繭」「絹」
さらには・・「98」=「クババ」
「蚕」=「金色姫」「うつろ舟伝説」
これらは関連があるのでは?・・と思えてしまうのでした・・
(どうかなぁ? ( ´ ▽ ` ))













