穀物についていろいろと書いてきましたが・・
神話に登場する農耕の神は冥界や死と関係があるなど、五穀豊穣という豊かさの象徴の穀物なのに、なぜかネガティブな印象があるんですよね ( ゚д゚)?
(今までのまとめ)
「グルテンフリー」「炭水化物ダイエット」などがあるように、穀物は体内で糖になり血糖値が上がるため体によくないとされる。
稲作が始まったことで、労働、組織が生まれ、それが上下関係、貧富を生み、争いが始まった。(縄文時代は狩猟採集生活、平等、自由気ままな暮らし)
仙人は、体内に濁気(だくき)を生むとして穀物を食べない。
(=辟穀(へきこく))
聖書では「パン種」は罪の象徴。(発酵=腐敗とされる)
「あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る」(聖書)
ユダヤ教では無発酵パンを食べたり、発酵食品を食べないお祭りがある。(過越祭、種無しパンの祭り)(発酵=微生物が穀物を分解)
パンはこねないのダ!
そして、食物を腸内で発酵させる腸内細菌は、宿主である人間の感情を支配するという説があります。(細菌の種類が変われば人の性格も変わる)
話は変わりますが、古代中国において広く用いられたとされる、
「蠱毒(こどく)」という呪術があります。(アニメのネタなどにもなっていますね(^。^))
大量の毒虫を狭い容器に閉じ込めて共食いさせ、最後に残った一匹が呪霊を持つ「蠱(こ)」とされます。
その「蠱(こ)」を呪詛の媒体に用いるという呪術です。
蠱の毒を採取して飲食物に混ぜる。
これを食べ呪力に憑かれた人は、何か月も何年も病に苦しみ、絶望の果てに命を落とす。
そのため、蠱毒は人の命を奪う呪術、呪殺の手段の中で、最凶の邪法として畏怖されている。
中国では、蠱毒を作って人を殺した、あるいは殺そうとした、またこれらを教唆した場合は死刑になるほど重罪だったそうです。
日本でも、厳しく禁止されていました。
実際に、蠱毒を行い流罪になるなど、処罰の例があったようです。
そんなトンデモなく恐ろしい「蠱(こ)」!
・・なんですが、なんとこの蠱は「穀物につく虫」という意味も持っているんです!! (・Д・)
穀物を食べて虫が体内に侵入し、腸内が蠱毒(こどく)状態になっていたりして??😱
「獅子身中の虫」とも言いますし・・ ( ゚д゚)
(百獣の王といわれる獅子でさえ、身体に寄生する虫によって命を脅かされる)
「第十一の予言」という本には、
「 人間は酸性に傾くと、微生物に「 分解してもいいよ 」という合図を送っているようなものだ 」
と書かれています。
もしかして・・
「穀物(こくもつ)」=「蠱(こ)供物(くもつ)」??
人は虫のお供物になっているのかも?? (((;゚Д゚)))))
・・なーんて・・( ̄▽ ̄;)
とってもネガティブな内容になっちゃいましたが・・
「蠱毒(こどく)」については興味深いので、またこれからも考えてみたいです・・(^。^)