前回、「五色(ごしき)」と「甑(こしき)」について、書きました。
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その中で、「五色(ごしき)」と「甑(こしき)」には、関連性があるのでは?という説を書き、その件をさらに調べていたら、なんと『「五色(ごしき)塚古墳」の語源は「甑(こしき)」である』 という説が書かれた記事をいくつか発見したんです ♪( ´▽`)
それらの情報から、神戸史談会発行の「兵庫史談」に辿り着きました。
その中に、昭和4年に福原潜次郎という考古学者の方が書かれた、五色塚についての考察が載っていて、五色塚の語源にも言及されていました。
古くから、「甑山(こしきやま)」「甑塚(こしきづか)」と呼んでいたものが、いつしか「ごしき」と一音濁って呼ばれるようになり、それに「五色」の字を用いて「五色塚(ごしきづか)」となった。
「甑(こしき)」とは、古代の炊飯用の蒸し器の名称で、前方後円墳の形状がそれに似ているため、「甑山(こしきやま)」「甑塚(こしきづか)」と呼ばれていた。
「五色山古墳に就いて」より
(古い言葉で書かれているため読むのに苦戦・・( ̄∇ ̄)、だいたいこんな感じかと・・^^;)
さらに、古墳の出土品「埴輪」についても・・
「鍔(つば)や耳のある、異形の埴輪」を長い間疑問に思っていたが、その正体が「甑(こしき)」であると認めるに至った。
・・と書かれています。
「古墳の形と埴輪の形はどちらも「甑(こしき)」を表すものだった」・・ということですね ( ゚д゚)
なので、もともと「五色塚(ごしきづか)古墳」は、
「甑塚(こしきづか)古墳」
・・であった可能性が高いですよね! ( ビックリです! (・Д・))
こういう意味?
「古墳の形」=「甑(こしき)の形」=「埴輪の形」?
そして、その「鍔(つば)や耳のついた異形の埴輪」とは、
「鰭付朝顔形円筒埴輪(ひれつきあさがおがたえんとうはにわ)」
を指していると思います。
「鰭付朝顔形円筒埴輪(ひれつきあさがおがたえんとうはにわ)」とは、円筒埴輪の上に壺形埴輪を載せて一体化させた形で、左右に「鰭(ひれ)」のような突起が付き、上部は朝顔の花が開いたようにラッパ状になっているものです。
「鰭付朝顔形円筒埴輪(ひれつきあさがおがたえんとうはにわ)」
結論!( ´▽`)
五色塚古墳の「前方後円墳の形」と、出土品「円筒埴輪」は、
どちらも「甑(こしき)」を表している。
だから「五色塚古墳」=「甑塚古墳」
・・・さて、さて、真相はいかに?? ( ´ ▽ ` )
・・ここからちょっとナナメに脱線しますが・・ (^。^)
「朝顔(アサガオ)」といえば・・
朝の顔?=夜明けの顔?=目醒め?(=意味不明^^;)
そして・・
「キダチチョウセンアサガオ 」=「エンジェルズトランペット」
= 世界の終末を告げる「黙示録の天使のラッパ」
・・関係ある?? (・Д・) ・・(ないかなぁ・・( ̄∇ ̄))