最近「アムリタ」についていろいろと書いています。
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以前、辻麻里子さんの「藍の書」を取り上げ、別次元の飲み物について書かれた?と思われる部分を引用したのですが、今考えると「これはアムリタのことでは?」と思い、再度取り上げることにしました。
(抜粋です)
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「さあ、この飲み物を飲んでみなさい」
私は長老から飲み物の入ったコップを受け取った。
そしてコップに口を近づけ、一口飲んだ瞬間に世界が輝きはじめた。
眼に映るすべてのものが内側から輝きを放っている。
テーブルも椅子も床も壁も天井も、テーブルの上のフルーツも、フルーツが盛られたかごも、すべてが反射する光ではなく、太陽のように輝いていた。
それにしても、こんなに甘くておいしい飲み物は、今まで一度も口にしたことがない。
なんという甘さなのだろう。
飲み物の温度は常温なのに、とてもあたたかい。
さらさらしているにもかかわらず、ネクターのように不純物のまったくないピュアなもの、とても洗練されていて、なんと優雅な甘さなのだろうか。
純粋な蜂蜜よりも甘く、バニラアイスクリームの甘みよりも上品で、チョコレートよりも軽やかで、綿あめよりも口溶けがやさしく、この世のどんな果実よりも瑞々しく、そしてどこまでも幸せな味がした。
この飲み物を飲むと、身体が悦び、心が喜び、魂が歓んでいる。
それどころか、宇宙が悦んでいるのがわかった。
心も身体も魂も、そして宇宙も喜ぶような食べ物が他にあるだろうか。
この甘い飲み物を一度口にしたら、この世のどんなものも口にすることができなくなってしまうだろう。
大袈裟な表現ではなく、一口喉を潤しただけで、百年は何も食べずに生きて行かれそうな気がした。
これは神々の飲み物だと思った。至福すぎて、すべてを忘れてしまいそうになった。
コップの底にある小さな黒い実を口に含み、舌の下に置いてみた。
するとバニラのような甘い香りが口いっぱいにひろがりはじめた。
実の数を舌の先を使って数えてみると、全部で48個あった。
「48個?」
「その通り、甘露は48の実からできているのだよ。 48の麗しき結実は、やがて麗しきものの種となる」
ここで「48」という数字が出ています。
「48」は、作中に出てくる「亀の甲羅の魔方陣」のマス目の数。
マス目ひとつひとつがアムリタの実??
48個のマス目の隙間から、アムリタが滲み出てくる、ということでしょうか??? ( ゚д゚)
同じ著者の「宇宙の羅針盤(下)」には、お城の噴水でまわっている「知恵の紋章」というものが登場します。
「 知恵の紋章」
それを説明している文章がこちら・・
「透明なカプセルのなかに、黄金に輝く甘い水 が入っているようにも見えた」
・・ これって、アムリタのことでは?? ( ゚д゚)
「知恵の紋章」の中には、アムリタが入っているのでしょうか??
「知恵の紋章」=「アムリタ」?
「アムリタ」=「知恵」そのもの」 を表すのか??
・・これらの本の内容については、自分にはまだまだ理解できてないので、これがどういうことなのかを説明できないのですが・・ ^_^;
とりあえず、「藍の書」「宇宙の羅針盤(下)」から、アムリタのことじゃないかなぁ?と思われる部分について、取り上げてみたかったのでした・・ ^ ^
とっても甘い? ^ ^