八畳が広いなんて嘘
フットサルをすれば、
金の玉にボール(西洋製の玉)がぶつかり、
半笑いの状態で悶絶。
消え行く意識の中で、
「何とかラッシュ・・・疲れたろ・・・僕も疲れたよ・・・」
と思ったかどうかは定かではない。
玉に玉をぶつけるとは、
アメリカンクラッカーかよっ!!
などと突っ込む余裕もなく。
私は深い深い谷底へと落ちてゆくのである。
腹部に跳ね上がった金の玉は、
戻る場所を見失い迷子の子猫と化す。
鈍痛を纏った子猫がそこには居る。
未だ昨日の鈍痛を抱へ、
私は仕事をし腹部の子猫を撫でる。
それはゴロゴロと喉を鳴らす。
猫嫌いの私が生活を共にする奇跡。
この部屋には今、
臭いおっさん。
アカシックレコードにアクセスする女。
迷子の子猫。
半透明な人々。
の総勢108名が共存している。
八畳一間がギュウギュウなのである。
ギュウ(牛)。
盆ダンス
あーーーーーーーーーー
あーーーーーーーーーーー
あーーーーーーーーーーーー
明日から休み。
お盆休み。
東京いって、山形いって、新潟いく。
超はーどすけじゆうる。
38のおっさんがする事ではない。
でもせっかくの休みだから、
がんばる!
おちんちんの大きい男の子だからっ!!
あ・・・すいません。
そんなに大きくありません。
見栄を張ってしまいました・・・
ってな感じで私は車でぐるぐる回る。
ぐるぐるぐるぐる世界は回る。
くるくるくるくるちんちん回す。
イェス!高須クリニック!!
懐かしきアスピーテ
髪切ったし、飯食ったし、休みだし、晴れたし、
走りたかったし、走ったし。
てんで、岩手県八幡平アスピーテラインを目指したんだ。
五年前くらいに走って以来だから、
ちょっと懐かしかった。
右のサイドミラーにはセンターラインが流れている。
それを眺めるたび走っている事を実感する。
私のドライブの楽しみ方の一つだ。
どうやらこちらは曇り模様で、
空は出て来た時と違う表情を見せ、
今にも泣き出しそうである。
私は思う、泣きたいなら思う存分に泣くがいいさと。
けれど空も我慢強い様で、
一滴たりと私を濡らそうとはしなかった。
強い子だった
アスピーテの所々にあるこのトンネルが好きなんだ。
どこか近未来的と言うか、宇宙船の中というか、
そんな雰囲気を感じさせてくれる。
私は擬似的な宇宙の旅をしている。
この瞬間、幾光年かの夢を見る。
この木チョー良かった。
何このよろしく哀愁感。
しょぼくれた私にそっくりのシンパシー。
私の前世は枯れた木か?枯れた木なのか?
そう問いかけてみるが、誰も私に答えてはくれない。
答えのないままアスピーテを流し、
麓の休憩所へと到着した。
休憩所つったらアイスでしょ!
って普段甘い物を食べない私が、
こういう場に来ると食べちゃうんです。
山ぶどうミックス。
酸味が効いていてバニラアイスとの相性も抜群で、
これ、マジ美味い!
ってなったんだけど、助手席には誰もおらず、
言葉は宙に浮いたまま彷徨っている。
ただそこにはカメラがあるばかりだ・・・
ナイスドライブ!
グッドドライブ!
こうして私は今日もまた道にタイヤの跡を残し、
休日を謳歌している。
車と共に生きている。
激しく、けれど優しい雨
私ことソソマスクは、ゆるゆるゆらゆらと過ごしている。
カツラを着けたおっさんが盗撮をし、
メガネをかけたおっさんがパンティーを盗んだ話題は、
この町じゃ有名な話である。
彼等がどこへ向かい、どこへ消え去って行くのか、
私は知るすべを持たない。
ここにカルマの輪がある。
話変わって、日曜に釣りに行こうと思ったら、
激しい雨が地面をしきりに叩いている。
釣り名人、ネイチャー西村に聞いたところ、
「この雨じゃ~川は無理っす。死にます」
との事で日曜の釣りは中止。
私は空いた予定をどう使おうかと思案している最中(もなか)。
前々から探してもらっていたシビックシャトルは、
予想通り見つからず、
車を買う事が出来ない。
夢は夢のままで・・・
ある人がボソボソと何かの歌を口ずさんでいた。
それは雨降りの日に、
窓辺から外を眺め寂しげに歌っている子供のよう。
その光景が私は好きだ。
こうして日常が流れ、
雨が町を濡らし、
私はゆるゆるゆらゆらと過ごしている。

