人生をピンセットでつまむ -2ページ目

北国サディスティック

暖かい日差しの中でも、
時折冷たい風が頬をなぜる。
秋を越して冬の到来。
沈んでゆく気持ちを何とか誤魔化し、
焼いた秋刀魚を食っては、
寒さも悪くないものだと思い込ませる。
冬はほんの僅かな美しい風情と、
恐ろしい程の苦痛を抱えて現れる。

北国定住者はドМの集団だ。

間違いない。

アディクト

niku

腸を焼いて食うなんて正気の沙汰じゃない。
そう思っていました。
だ!だって!!排泄物のトンネルですから。
でも日本人って食には割とチャレンジャーみたい。
私も幼少期から食ってみて好きだと感じるみたい。
今は焼かれているソノ様に、
魅了され唾を飲み込んでいるみたい。
ちょっとした中毒みたい。
食いたくて、食いたくって。
気持ちが暴れるみたい。

そんな不思議な食物。

ソレが、ホルモン。

ON OFF の間

ON

手をうごかして
足をうごかして
脳をうごかす

OFF

どこまでも
どこまでも
まっ黒が広がっている

ON

しゃれたカツラをつけて
町へでよう

OFF

しゃれたカツラも
まっ暗では意味がない
カツラをはずす

ON

太陽がまぶしいぜ!

OFF

暗いのはこわい

ON

暗闇がこわくてこわくて仕様がない

OFF

こわい
こわい
さびしい

Nautral

生きるとは
恐怖を殺して
或いは忘れて
時を刻むことだ
それは誰しも
有限である

ON

またカツラをかぶって
歩きだす
歩きだす

OFF

螺旋

背後に忍び寄る春を感じながら、
花粉という近代兵器と闘う毎日。
目玉を取り出して洗いたい程の衝動に駆られながら、
何かしらの溶液で誤魔化している。
辛い辛い冬を抜け出しても、
辛い辛い春が訪れてしまう。
この苦行は螺旋状に永遠に続いているような、
そんな気さえする時がある。

私が涙を流すのは花粉の所為。
彼らが笑っているのは、
悲しみを押し殺している所為。

それは螺旋状に続いていて、
小さくなれども、
忘れる事がない。

永遠。

そうせいき

尻の穴からビームを出して、
ありとあらゆるモノを破壊していたら、
年が明けていた。
ありとあらゆるモノを破壊したせいで、
気づけば私以外は何も無くなっていたが、
仕方がないので私に似たモノを2体作った。
それが約6000年前の話である。
あれから月日は結構経ったが私は元気です。

明けましておめでとう!人類の夜明け。

恋の呪文はシリアナモ

何だってまあクソ寒い。
あまりのクソ寒さにインナーのツナギを買ってしまった。
めちゃ暖かな上に尻にジッパーが付いているもんだから、
ウンコだってやりたい放題なのである。
これは声を大にして良品と言わざるを得ない。
神が創りし良品。
どいこかのおっさんが考え出したであろう事は推測できる。

神=おっさん

今、正にこの等式が成り立った。
私はこの神(おっさん)を崇拝し、
この寒空の下、この神(小汚いおっさん)に感謝する毎日。
「暖かい~暖かい~暖かいお家へ帰ろう」と小声でブツブツ言いながら、
仕事をしつつこの創造主(臭いおっさん)を崇拝している。
雪がちり始めた昨今、
暗い顔で現場をこなす作業員のみなさんに、
このインナーツナギを勧めたい。
「尻自由に開きますよ。ウンコし放題ですよ。」って言いたい。
大きな声で元気よく歌いたい。

私は、今日もまた現場と言われる戦場に立っています。
尻が空くツナギを着ながら穴を掘っています。

もしかするとそれは尻の穴を掘っているのやもしれません。

あの神はもしかするとそう言う創造をしたのではないか?
そう考えると胸が熱くなるのです。
そう熱くなるのです。

シリアナモ。

あたたたたかい部屋

寒々しい季節になってしまい、
私のおにんにんも縮こまってばかりいる。
玉には外に出て開放的な気分を味わえば良い、
と思っているが、彼は書を捨て町に出ようとはしない。
終始コタツにうずくまってはあくびをするばかり。
タマはこの季節になるとテコでも動かない。
私は幾分呆れながらもコロコロとしたタマをなぜる。
コロコロコロコロとしたタマを執拗になぜる。
と、ビロビロに伸びた皮が、
1.5畳程に広がってしまった。
1.5畳のタマの皮を眺めながら、
世の中とは摩訶不思議なものであるな、
と、ホカホカに温まった部屋でゆるく思っている。
私とタマはとても幸せである。

あ~おでん食べたい。
うどぅん入のおでぅんを。

夏の終わり

ち~

ん~

ぽ~

こ~


ちんぽこっ!!


もう夏が終わる

カナカナカナカナ

遠くで鳴くひぐらし

エビが私か?私がエビか?

エビフライを頭の上に乗せて走っていたら、
激しく電柱に激突してエビフライが飛ん行った。
エビフライは放物線を描いて結構な距離を滑空し、
やがてアスファルトへと落下した。
着陸したエビフライは死んだように静止したまま動かない。
私はい言い知れぬ不安に陥り、
「大丈夫かっ!!」
とエビフライに声をかけるが、
以前として反応はない。
「おい!エビフライ!死ぬなっ!!」
「おい!おいったら!おい!!」

「・・・・・・」

「何故答えない!」
「きぃーさぁーまぁー!!」

とか何とか言った後に、
私は再び無表情で頭にエビフライを乗せ走り出した。
そう、エビフライはもう死んでいるのだ。

(空虚な間)

悲しみが胸に押し寄せ、
荒れ狂う炎の様に私を焦がした(揚げられた)。
私は揚げられるエビフライ。
やがて惣菜コーナー並んでは、
割引されるのを待つ。

「この悲しみが分かるか?」

どここから声が聞こえた。

こうして私は夢を見る。
人の頭に乗せられて、
町を走る夢を見る。

飛べっ!!(フライッ!!)

異邦

ちんぽこが走ってる。

水平線を走っている。

梅雨の晴れ間、

風を追い越す通りすがり。

市場へ行く男の背、

追う女の視線、

シガーとアルコールの香り、

湿った空気が頬をなでる。

ランランラランランランラン

ランランラランランランラン

誰も知らない私。

知らない私。

ない私。

私。