激しく、けれど優しい雨
私ことソソマスクは、ゆるゆるゆらゆらと過ごしている。
カツラを着けたおっさんが盗撮をし、
メガネをかけたおっさんがパンティーを盗んだ話題は、
この町じゃ有名な話である。
彼等がどこへ向かい、どこへ消え去って行くのか、
私は知るすべを持たない。
ここにカルマの輪がある。
話変わって、日曜に釣りに行こうと思ったら、
激しい雨が地面をしきりに叩いている。
釣り名人、ネイチャー西村に聞いたところ、
「この雨じゃ~川は無理っす。死にます」
との事で日曜の釣りは中止。
私は空いた予定をどう使おうかと思案している最中(もなか)。
前々から探してもらっていたシビックシャトルは、
予想通り見つからず、
車を買う事が出来ない。
夢は夢のままで・・・
ある人がボソボソと何かの歌を口ずさんでいた。
それは雨降りの日に、
窓辺から外を眺め寂しげに歌っている子供のよう。
その光景が私は好きだ。
こうして日常が流れ、
雨が町を濡らし、
私はゆるゆるゆらゆらと過ごしている。
それはとても幸せな事だ。