グミ食った
大槻ケンジ作『グミ・チョコレート・パイン』の
最後『パイン篇』をやっとこさ読み終えた。
いや~この作品は非常に楽しませてもらった。
以前、原作を飛ばし映画を先に観てしまい、
青春時代を重ね腹を抱えて爆笑したので、
これは原作を読まなくてはならん。
そう思ったのだ。
この三篇を通して主人公の賢三や、
その親友でバンドメンバーのカワボン、タクオ、山之上に自分を重ね合わせ、
悶々としていたあの頃の事を懐かしく思った。
自分はバンドをやっていた訳ではないが、
音楽を聴きそれについて熱く友人と語り合い、
馬鹿話でゲラゲラと腹を抱え笑い、
いつ経験するか分からぬエロ行為を夢見て、
妄想しながら部屋にこもってゴニョゴニョなのである。
この小説はそんな青春時代を駆け抜けた若者達の話だ。
そして非常に楽しい小説だ。
ただちょいちょい、作者大槻ケンジの解説が文中に登場するのだが、
そこだけは何故か私は鼻について仕方が無かった。
「なんだ・・・ケンジさんちょっとウザイぞ・・・」
そう思いながら読んでしまう事となった。
他の読者から言わせれば「それがいいんじゃん!」
と言われてしまえばそれまでなのだが、
私はそこだけが非常に残念に感じてしまった。
だからこれは個人的なものだと思う。
しかし、この作品は、
『熱く』『切なく』『どうしようもない』
悶々とした若者達、そしてそれに自分の過去を重ね合わせられる、
かなり楽しい作品だった。
また忘れた頃にでも読んで微笑みたいと思う。
ちなみに腹を抱えて笑ったのは映画の方だが、
小説の方は小説ならではの細かい描写である為、
こちらはこちらで違った楽しみ方が出来た。
興味がある方は是非、観て読んで両方を感じて欲しい。
男性諸君の若きリビドー(ジークムント・フロイトの解釈の方)を、
みなさんも垣間見てはいかがだろうか?
ではこれにて私はおさらばする。
ばっははぁ~い♪
ゴニョゴニョゴニョ・・・
ZZZ~ZZZ~
過ぎ去った盆
過ぎ去った日を思い起こそう。
お盆と言えばバーベQって事で、
フットサルメンバーや、
フットサルメンバーの一人がやっている、
バンドのメンバーなどと酒を飲み肉を食った。
子供の居る人は連れて来てプールに入れたりして遊んでいた。
久しぶりの快晴でギラギラと照りつける太陽に、
子供達の「きゃっ!きゃ!」と愉快に発する声がとけるようだった。
今年の夏、初めて夏が来た雰囲気をかもし出し、
私たちは額に汗を浮かべて肉を焼き、酒を飲んだ。
ギンギンに冷えたビールが喉を滑り落ちるのが最高だった。
これぞ夏の醍醐味。
カワユイ子供たちがプールでやんややんやしている。
きっと楽しかろう。
純粋無垢なその姿に私たちは微笑みながら眺め、
そして酒をあおり、ダメな大人へと変貌して行く。
子供のプールタイム終了。
さあ我々の時間がやってきた。
はしゃぐ大人たちの風景。
ちょー楽しい!
ギャハハハハハハハハーッ!!
先ほどとは打って変わり、
大人たちの野太い笑い声が辺りに広がってとける。
やがて陽は傾きだいだい色に変わっていた。
そして、大人の時間も終わる。
いい肉を食い、美味い酒を飲み、
プールではしゃいで過ぎ去ったお盆のバーベQ。
あ、そうだその間に私はまた一つ歳を取った。
気が付けば35歳。
子供の頃夢に描いた大人の姿とはまるで違っているが、
それもまた人生。
私はこうして今も生きている。
こんな35歳だ。(私は左)
裸身ブルース
シャツを脱ぎランニングを脱ぎ
ズボンも脱ぎパンツを脱いで、
すっぽんぽんになった私は、
それを綺麗に畳んで重ね、
頭の上に乗せた後、
それをヒモで固定するように上から回し顎の下で結ぶ。
畳まれた服を頭に乗せ、
裸の私はこの町に立っている。
ナオミ・ワッツにも並ぶ私の美しき裸身。
または美しき女ヒョウ。
いや、私は女ではないから、
美しき男ヒョウなのだ。
湧き上がるテンションに、
私は腰に付けた小太鼓をコトコトと叩いた。
トコトコトコトコト♪
トコトコトコトコトコトン♪
コトコトコトコト♪
コトコトコ♪
その間にカレーも煮込んだよ。
ちょー時間有効利用!
叩きながらカレー煮込むって思わなかっただろうに。
ハハハハハー!
ハウスバーモントカレー。
ぐつぐつ煮ながら小太鼓を叩いているのだ。
全裸で、産まれたまんまの姿で乱舞。
全裸でジャンプ。
乱舞ジャンプ乱舞。
楽しい時が流れて行く。
すると突如、豪雨が地を叩き出した。
だから私は一心不乱に小太鼓を叩いた。
ずぶ濡れになりながら、
ヘッドバンキングをし、叩きつける雨に抗いながら、
踊り狂った。
どれ位時が経ったであろうか?
空には雲の隙間から日が射し出した。
直線に降り注ぐ光が地を照らしている。
そして、やがて雨が止んだ。
私はずぶ濡れのまま、
血の池地獄の様にブクブクとあわ立つ鍋を眺めてこう思った。
『今が食べ時だっ!!』
そうしてスプーンを天へとかざしたのである。
雲間から降る直線の光に照らされ、
スプーンがキラキラと反射している。
これがかの有名な『カレーの王子様』誕生の瞬間である。
意外と、世間では知られていない。
今は寂しき孤独な王子なのである。
月光
ベッドに眠った女を背にして、
裸のままキッチンへと向かった。
テーブルに置いてある、
ラッキーストライクの箱から一本煙草を取り出し、
安物ライターで火をつけ黒い夜に白い煙をくゆらせた。
煙はくるくると螺旋を描いて上方へ上る。
それをやや眺めた後、私はウィスキーグラスを、
シンクの上にある棚から取り出し、
コンビニで買って来た氷を二つ三つ放り込み、
それにワイルドターキーを注いだ。
口から喉へと流し込むと、
ウィスキーがカッ!っと胸を熱くし、
ジワジワと滑り降りて行くのを感じる。
煙草の二口目を吸い、
また空に吐き出した。
部屋は窓から零れる月光に照らされ、
黒と青白いコントラストに包まれている。
女の体もまたその光に照らされ、
掛けた白いタオルケットが、
光と影を作った。
それは連なる山々が雪に包まれ、
月光に照らされているかの様だった。
美しい。
単純にそう思った。
立ったまま眺めつつ煙草を吸い、
ウィスキーを何度か口に含んだ。
やがて女は目を覚ます。
暗がりに立つ私を見て微笑んだ様に見えた。
私は女に話しかける。
「何か飲む?」
女はコクリと頷いて、
「水をちょうだい」
そう静かに告げた。
私は冷蔵庫からボトルに入った水を取り出し、
先ほどと同じ型のウィスキーグラスを棚から取り上げ、
それに注いで女へと手渡した。
女はそれをそっと口元へと運び、
サラサラと喉へ流し込んだ。
私は喉元とそれから胸元が小さく動いているのを眺め、
またウィスキーを一口喉に流し込んだ。
熱い液体が胃の底へと落ちて行った。
私の裸を月光に照らす様を見て、
女はベッドに横たわりクスクスと可笑しそうに笑って言った。
「綺麗」
その言葉の意味を反芻しながら、
煙草を吸って空へとゆっくり吐き出した。
くるくると螺旋描いて上って行く様は、
やはり美しいと思った。
私と女をそして空間を照らしているもの。
その月光が全てを包む。
未来が見えてるの?
さあさあやってまいりました。
安部公房の時間であります。
私は『箱男』から安部公房世界の虜になり、
ちょいちょいその作品を読んでおります訳ですが、
そんな安部公房タイムがやって来たのです。
今回、読んだのは『第四間氷期』であ~ります。
いやはや今回も不思議な世界が広がってお~ります。
あらすじ。
主人公である博士が予言機械を開発する。
その予言機を試す為に、ある平凡な男を選び、
実験体に願おうと助手と尾行したのだが、
その尾行先で男は情婦に殺されてしまう。
だがこの殺人は情婦ではない可能性に助手は気づく。
警察もやがてその事に気づくであろう。
そして、尾行した博士達に容疑が及ぶ可能性がある事を知る。
その容疑から抜け出す為に二人は奔走し、
予言機を利用して解決を試みるのだが、
機械が出た予言その未来は・・・
みたいな小説だった。
今回も妖しく面白い設定で話が進み、
予言機の為にだんだんと未来の話になり、
主人公が追い詰められて行く過程が良かった。
近年よく耳にする地球温暖化で水没する大陸の警鐘を、
安部公房は昭和40年代にちょっと違った形で小説の題材にし、
未来を予言したかの様な小説だった。
もしかするとこの結末の様に、
地球のどこかでこれは起こるかも知れない。
絵空事の様な話ではあるが、
この未来があり得ないとは言い切れないものがある。
また私が読んだこれまでの安部公房作品とは違って、
かなり読み易かった様に感じる。
独特の意味不明ワールドがあまりなく、
未来の話を空想的かつ現実的に描いたからなのかもしれない。
またそんな新たなこの作者の作風を読むことが出来て、
益々他の作品に興味が沸いた。
やはり私はこの安部公房と言う人が気になってならない。
そして、これからも作品を読める事を幸せに思う。
それはまるで天才の脳を覗いている様なのだから・・・
しっかし、やっぱチョー面白れぇー!!
これが単純な感想である。
じゃ!今日はこの辺にて。
まだ寝ないけどバイチャ♪
走る、子供達は走る
先日までのお盆休み、地元を離れた色々な人が、
帰ってきたりしたものだから、
飲んで飲んで飲んで飲みまくったり。
地元在住の友人達と飲みまくったり。
ただひたすらに酔人と化した。
そんな私は今現在、死んだ様な顔で祭りの後を過ごしている。
お盆の始まり・・・
旧友と杯を交わす事となった。
現在、仙台在住の友から連絡があり、
盆休みで帰るから飲もうではないか?
おい!ポコチン野郎!!
との問いかけに勿論異議も無く私は、
おお同士よ飲もうではないか!と勝どきの声をあげ、
猛進したふうなそよ風モードで、
土曜の夜を旧友二人と酒を飲んだのである。
幼少から付き合いのある友人だからして、
会えば近況から昔話まで花が咲き、
酒にまみれアホ面で笑いあうのである。
愉快、愉快、非常に愉快で記憶が無くなる事も多々今まで経験している。
だが、今回は記憶が忘却の彼方へと消える事無く、
笑い合い話し合い飲んでいた訳であるが、
その話上「じゃ明日はバーベーキューでもすっか?」
との私の提案で雨天にも関わらず肉を焼いた。
旧友二人は所帯持だからして、
子供と奥さんを連れ集合した。
にぎやかなバーベキューの日曜日。
走り回る子供らを尻目に炭をおこし焼く準備を淡々とする。
無駄に蓄積されたバーベキュースキルを駆使し、
湿気の多い生ぬるい風を感じながら、
オレンジ色に光る炭を眺めて首筋に流れる汗のルートを、
親指でさえぎり曇り空を眺めた。
炭はにわかに燃え出す雰囲気をかもし出し、
その予想通りにオレンジの火柱を上げ燃え出した。
スタンバイOK。
子供達が夏休みの宿題である、
漢字練習や、読書感想文や、絵日記を抱えている様に、
私の宿題もある。
私の宿題は『どこに向かってお前は進むのか?』
それである。
迷走中の私は、暗中模索状態であり、
子供達が読書感想文に頭を悩ませる様に、
自由研究に奔走す様に、
私はこの湿った夏を過ごしている。
雨で潤うナメクジの如し陰鬱な雰囲気で、
休日は雨に濡れている。
それに反してバーベーQコンロは赤々と熱を帯びている。
だから私達はカワユイ子供達の為に、
そっと肉を網に乗せジュ~っと焼いた。
高い肉を後に残し、まずは安い肉を焼き食わせ、
次に焼きそばを振る舞い子供達のお腹を満たさせた。
そしてその後、私達が高い肉をじっくりと焼いて食った。
貪り食った。
これが大人の汚さだ。
子供達を見れば皆楽しそうである。
清い世界と汚い世界がそこには広がっている。
そんなお盆休みの日曜日。
ワオ!のりのりのキッズ。
全ての場所
すべてすべてすべて
すべてが一回転する
洗濯機の回転は
忙しないけど
僕の回転は遅い
大きな弧を描いて
一つ回転をする
すべてすべてすべて
すべてが渦の中で
らせん状に巻いている
中にあるものは絡まったり
離れたりしている様で
渦の中で何かを見ている
の、かもしれない
すべてすべてすべて
すべてが変わらない
振り出しに戻るのかも
しれないと
したら
回転を止め
待つのかもしれない
ただただ
待つのかもしれないと
すべてが
回転を止める
洗濯機が
終わりを告げる
音をたて
止まった
絡みついた
洗濯物を物干し竿に
ほぐして掛けた
すべてすべてすべて
すべてが淡い水色の空に向かって
揺れた
それはゆらゆら
ケンジの本
大槻ケンジ著の短編集『ロコ!思うままに』を読んだ。
この表題作は以前『異形コレクションオバケヤシキ』 の収録された一遍で読み、
これは面白いぞと思ったので購入してみた。
『ロコ!思うままに』
表題作をもう一度読んでみたが、
やはり私は好きだ。
何とも主人公のロコを応援したくなってしまう作品。
そして、切ない。
『モモの愛が綿いっぱい』
何かちょっと泣きたくなる。
胸が痛くなるが、希望も有る。
そんな絶妙なバランスで描かれ、
大槻ケンジらしさが出た良作だと私は感じた。
これはかなり好きな作品である。
『ドクター・マーチン・レッド・ブーツ』
なんちゅーか、あまり好きじゃない。
単に自分に合わないだけだと思うが、
この手の話ならもっと嫌悪感を憶えさせられたり、
ゾッ!っとさせて欲しかった。
ちょっと中途半端な感じがした。
きっと私が極端なんだろうと思うのだが。
『怪人明智文代』
この発想はとても面白い。
江戸川乱歩の作品と登場人物を巻き込み、
描かれるこの独特の世界は、
江戸川乱歩好きの大槻ケンジが為せる作品だろうなと思った。
ただ全体としては私は普通だと思う。
『キテーちゃん』
読み終えるとちょっと背筋に寒さを感じるが、
この手の話は重松清や平山夢明の方が、
軽さや重みや残酷さが上手く表現されていると思う。
なんだかこれは軽さだけが印象に残り、
う~ん何だか物足りない。
みたいな感じを受けた。
これを読んだ方の方はどう捉えただろうか?
ちょっと気になる。
これは以前読んだ『ステーシーズ』に収録されていた一遍で、
まさにゾンビリバーだった。
と言うこと以外あまり印象が無い。
『アイドル』
何て言うか歪んだ性の話だった。
そして、ちょっとリアルな臭いがした。
この話はどこか作者の実体験を基にした話の様に感じらる。
バンドマンはやっぱモテるのだな~
と思いつつもその中にはむなしさがあった。
何だか掴み所の無い『むなしさ』。
私がこの小説に強く感じたのはその部分だ。
面白いか?面白くないか?と聞かれれば、
正直、どっちか分からない。
私にとって掴めないそんなお話だった。
『イマジン特攻隊』
ロックンロール!
ロックが好きな人は読んで見るのもいいと思う。
「なるほど!」と納得するか、
「糞食らえ!」と罵声を浴びせるか、
「意味不明!」とサジを投げるかのどれかだろうと思う。
ちなみに私は「なるほど!」の方だった。
ねじれの行き交い。
私は結構好きだ。
『天国のロックバス ロコ!もう一度思うままに』
この話はこの話でひたむきなロコの姿がいいのだが、
私は『ロコ!思うままに』を越えてはいないと思う。
どちらも純粋な少年ロコが思うままに人生?青春?を突き進む話なのだが、
前作ほど「ロコ!思うままに」とエールを送る気にはなれなかった。
その辺ちょっと残念ではあるが、
この話自体はとても面白い話だった。
なのでロコシリーズを今後も是非書いてもらいたいと私は願う。
ちゅー感じでケンジさんの本を読んだ訳だが、
この本は結構好みが分かれるのではと思った。
ドロっと粘つくようなキモイ表現が嫌いな人は向かないだろう。
私はそんなドロっとキモイ人間なのでやはり好みだった。
全篇好みとはいかなかったが、
今後もこういったケンジさん作品を期待したいと思う。
ではさいなら。
愛欲が愚かさが物体が
私は泊まっているホテルでトイレを探している。
ちょうど今はシーズンともあって、
ロビーには人が沢山おり、
その階のトイレへ駆け込んだものの、
ドアのシルバー金属部の中は、
赤色で『使用中』をしっかりと示していた。
私は尻を手で抑えながら、内股でトイレを出た。
目指すは上のフロアだ。
慎重に階段を上る。
すると横をウィリアム・デフォー面の男と、
その部下らしき男達が数人降りてきた。
デフォー男や部下はインカムを付けているのが見て取れる。
あのパチンコ屋や電気店の店員さんが付けて喋っているやつと一緒だ。
そう私は思いながら、また私の下半身は限界が近いとも思った。
更に内股を固く閉めそろそろと上階のトイレへ向かった。
そして、ついに大便用トイレの青色『未使用』を発見する。
私はドアも開けぬままにひゅるひゅるとベルトを緩め、
音のような速さでドアを開け中へと滑り込んだ。
着席と同時に私にはユートピアが見えていた。
薄絹をまとった女達が手を振っている。
だから私も手を振った。
刹那、私は我に返り先ほどのデフォー達が気になりだした。
良からぬ予感。
あの面は悪い事をするに決まっているのだと思った。
私はそっとトイレから脱出し、辺りを伺った。
このフロアは異常がない様なので、
上階のカジノと性愛スポットを拝見しようと、
今度は大股で階段を駆け上がった。
「ストレスフリー!!」
そんなどこぞの商品のキャッチコピーと同じ事を思った。
わしわしと階段を上り、カジノに辿り着くが着飾った男と女がいるだけで、
不穏な空気は漂っていない。
次に性愛スポットへと足を向けた。
パネルには無数の女の写真が飾られており、
そのパネルを押すとその女が出て来て相手をしてくれるシステムらしい。
幾人かの男女がフィッテングルーム程の狭い部屋で、
何かをしているのがドアの下部に開いた10cm程の隙間から見て取れる。
あんな狭い部屋で一体何がどうなって、
どんな事になっているのだろうか?
しかも立ったままで。
私はそんな厭らしき妄想を膨らませる所だったが、
実際膨らんだのは股間だけだった。
そして本能がこう叫んだ。
Hey!ソソ!好みの女のパネルを押すんだっ!!
だから赴くままにポチっと押すと、
そのパネルと同じ女が目の前に現れ、
私の手を掴み空いているあの狭い部屋に連れ込まれた。
そして、そして、私は・・・
○○○が○○○○して○○したのち、
○○○○○○○!!
し、果てたのである。
本日、二度目のユートピア。
薄絹の女達が花輪の首飾りを私に掛けた。
もはや悪人面デフォーの事など忘れ、
私は楽園で真っ白に燃え尽きていた。
一方、デフォー達が仕掛けた高さ50m程もある、
巨大な銀色に鈍く光る円すい状の無数の物体が、
飛び跳ね激しく回転した。
言うなればローリングサンダー。
やがて物体は世界を破壊した。
次々と淡々と全てを壊していった。
そうして、やっと私は愚かさに気づく。
私の目の前には無数の円すいが激しく舞っている。
粉々な世界がそこに広がっている。
やっと暑いと気がついたのだ
最近暑いなあ
なんだか夜がねぐるしくって
額に汗して頭皮も朝には
ふにゃふにゃなのです
そんな私の部屋には
エアコンなどと呼ばれる
近代機器は備わってはいない
むしむしむしむし
部屋をヒートアイランドに変えてしまうのです
既存の扇風機を回せば
生ぬるい風が体をなでる
しかしこんな状態が毎日ではないので
エアコンを買うまでもないと
心に言い聞かせ
いやお金がないから仕様がないと言い聞かせ
夏の夜を過ごすのであります
外はシトシトと雨がぬらし
ちょっと涼しい風を送るけれども
やんだ後は生ぬるい空気を
あたりに漂わせだしたりするもんだから
体をヒタヒタと湿らせるよう
けれどもやはりエアコンは買わない
買えない
明日もまたふにゃふにゃの頭で起床し
一日を過ごすのだろう
ふにゃふにゃの一日
ふにゃふにゃはち○こだけで十分である
な夏の日
ふにゃ ふにゃにゃ にゃにゃにゃ
にゃは♪
では寝る







