中に入っていたのは
です。亡くなった母からもらった手紙たち。
手紙と言っても、ちゃんとしたものではないのですが。
スナックをやっていて、夜仕事で居なかった母。
すれ違いの生活の中でいつからか手紙のやりとりが始まりました。
ノートにその日あったこととか、伝えたいこととかを書いて置いておくと
仕事から帰ってきた母からの返事が書いてあった。
交換日記みたいなもんですね。
母が亡くなったあと、父が母の遺品をほとんど処分してしまっていて、
ノートはなくなってしまったんだけど、便箋に書かれた手紙のいくつかは
今も大事に取ってあります。
その中には、多分喧嘩をしたあとのものだろうと思われる内容の物もあって、
読み返すと切なくて、懐かしい。
どの手紙にも、母の愛情と思いが詰まっています。
母は、自分の短命を予感していたのかな・・・・・・・・。
これは、私の二十歳の誕生日にもらったカード。
１９９４．１．３
世界中で一番あなたの事を思ってる
○○ちゃんへ
２０才のお誕生日おめでとう
あなたも今日から大人ですね
今から先 辛いこと、苦しい事、嬉しい事
沢山、沢山あると思うけどくじけず
今までどうり ガンバッテネ
あなたが素直に成長してくれた事
母としてとっても嬉しい
自分の幸せは
自分の手でしっかりつかまえなさいね
思いやりのある
ステキな女性になってネ
おかあさんより
”自分の幸せは 自分の手で掴め”
この言葉、母の手紙には何度も出てきます。
自身も幼い頃にお母さんを亡くしていて、とても苦労した人だから。
きっと私に同じ思いはさせたくなかったんでしょうね。
天国のお母さん、
お母さんの言うとおり、辛いことも苦しいことも沢山あったけど
でも、嬉しいこともそれ以上にいっぱいあります。
私はちゃんと、自分の手で幸せになるよ。
これからも、もっともっと
こんな形でその腕に孫を抱かせて上げることになったけど、
私がそちらに行くその日まで、わが子をしっかりお願いします。
大好きなお母さんへ。
あなたの大切な娘より。
さぁ、前を向いてしっかりと。
この手で大きな幸せを捕まえるよ
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ありがとう。
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友達からもらった嬉しかった言葉です。
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