おひなさま
冬のミッション、おひなさまを出しました。
畳を傷つけないように敷いたピクニックシートの上で
スチールの土台を組んで、人形を飾ります(2012年の記事 に途中の写真があります)。
ひな人形や小物は、ひいひいおばあちゃんのものだった長持ちに入っています。
江戸時代の末頃のものだそうですが
むかしはおもちゃ箱として居間に置いてあって、
私と妹がトランプやら何やらを放り込んでいました(詳しくはこちら:■ )。
長持ちはいったん人形や小道具を出したあと、
また紙箱をもどしてふたをして七段飾りの左に置かれ
緋毛氈をかけられて、ひな壇に変身します。
緋毛氈はこの高祖母が機で織った布を
祖母が染めたものだそうで、かなり年季が入っております
子どもの頃は、七段飾りを並べるのが私と妹の担当で、
丸餅でふざけだしてはたしなめられておりました…
今年からぼんぼりの電球がLEDに(時代
奥の御簾つきなのは母の、玄関には
ひいおばあちゃんのお内裏様とおひな様を飾りました。
やっぱり明治に作られたこの二人が、
細面のおもざしがきりっと品よく、手刺繍の十二単も味わい深いなぁと思います。
・・・・・・・・・・・・
地元のひな祭りは旧暦で、4月初めまで飾ります。
満開の桜とおひなさまが同じ枠の記憶なので、
上京した最初の春、いたるところで降るように咲いている桜を見やりつつ
どこにもおひな様がいないのが、勝手な言い分だとは承知の上で;
ひどく不自然に思えて心細かったのを覚えています。
La persistencia de la memoria@ダリ…?
イモムやチビ子ちゃんと大福を作って
みんなでお茶を飲みました。
お皿はロイヤルクラウンダービーです。
今回は地元にいるあいだ、大福とチーズケーキを三回ずつ作りました…
最初の写真は庭の侘助+後ろは志田染め付けの大皿です。
お天ぷらを盛りつけるために出ていました
<2015年2月26日追記>
最初にお皿が古伊万里と書いていましたが
志田染め付けの間違いです;すみません。
私の勘違いで、トチーからメールが届きました(^^ゞ
Shelley Coffee set
実家でお茶、その5です。
この日もコーヒーでした。
寒かったのでティザニエールにコーヒーを入れて
保温しながらいただきましょう作戦。
ティーキャンドルひとつで、ずっと温かいままなのが
心底ありがたく、重宝しました。
カップはシェリーのディンティシェイプです。
コーヒー用なので、紅茶用のデインティよりも
ひとまわり小ぶりで、縦長になっています。
桜色と空色の花束に、持ち手とふち+花を囲むように金色の点線が
手描きで描かれています。
バックスタンプからすると1925~45年のものですが、
パターンナンバーは書かれてなくて
彩色したペインターさんのサインらしき文字があります。
で、これがほんとにおもしろいのだ!
まずはこちらの写真をご覧ください。
決まりごととしては
①花は左側にピンクを二輪+右に青いのを一輪描いてね。中心は黄色でよろしく!
②葉っぱは縦長なのをてっぺんに、小さいのを花の周りに適宜あしらうべし。
③星形のところに添って、花を囲む感じで金彩で点線を描いたら完成(^-^)/
くらいの、おおまかなのがあって、あとはその人任せだったのでしょうか…?
上の写真で、左下のペインターさんのは
いかにもイギリスの野の花という雰囲気で、のびのび描かれています。
ひとつおきに、枠いっぱいに広がる感じのと
ややゆとりを持たせて小さめに描いてあるのとが交互になっていて
(でも水色の花の大きさはなぜか一定;)変化がついて見えます。
金彩の点線は、お皿の型押しの模様にかなり忠実に添っていますが
点線だったりてんてんになったり、長さにちょっとばらつきが。
次に、上の方のは
こぢんまりと、品よくかわいらしくまとまっています。
花のピンクがえんじ寄りで、葉っぱの緑も深め。
葉っぱにまるみがあるのと、水色の花が渋めの色使いなのとで
全体的に可憐で落ち着いた雰囲気です。
点線のふちどりは、点描のようになっているくらい、細かく丁寧に描かれています。
最後に、右下の方は
色合いが淡めであかるく、華やかな印象です。
花も葉っぱも一気にさらさら描き上げられたような、
ふわっと風が通った感じを受けます。
ゆっくり描かざるを得ない点線も、
おそらくリズムを大事に流れるように描いていったのでしょうか、
かたちも点の長さもかなり自由な感じになっています(^^ゞ
全員、①~③は守っているのですが、三者三様、
それぞれ個性が遺憾なく発揮されているのがほんとにおもしろい。
今なら絶対同じ商品として出荷されなそうですが;
こんなおおどかなところが古いものならではで、
なんともいいなぁとも思います。
六客あるのですが、上のような感じでそれぞれ微妙に異なるので
仕度をするときに一瞬アトムの目になって(←イメージ
お揃いのカップとソーサーを組み合わせるのも楽しいです。
<おまけ>
最初の写真で映り込んでいるのは
私が高校生の頃に使っていた英和辞書です。
今はトチーとチビ子ちゃんが、英語の勉強をするときに使ってくれています。
よく引いたなー…
今は電子辞書がデフォルトのようですが、
目当ての言葉を探す途中で、関係ない絵や図を見たり
同じページのほかの単語の意味を読んだりするのがおもしろかったです
←こんな調子だったから同じ単語を何度も引く羽目になったのでせうね(遠い目
Susie Cooper Gradation dot pattern
実家でお茶、その4です。
この日は父がコーヒーを淹れてくれました。
器はスージー・クーパーのケストレルシェイプ。
いちばん外側にぐるりと小さなドット、
ふちから内側にいくにつれて淡くなっていく
水色の色合いが本当にいいです。
1935年頃のものだそうですが、はっきりしたパターン名はついていないようです;
こちらの本の61ページに、ブラウンの同じパターンのトリオが載っていて
「ブラウングラデュエーションドットパターン」としてあったので、
タイトルは暫定的にこれに倣いました。
アースンウェアの雰囲気とこの形が
温かみがあって、寒い日にとても嬉しいです。
コーヒーの焦げ茶+カップの水色のぼかしが
ほんとに似合うなぁと使うたびに思います。
曇っていた日で、微妙な色合いのためか私の携帯では撮りづらく、
最初の写真はイモムがスマートフォンで撮ってくれました。ありがとう~
<おまけ>
帰ったら、もとの私と妹の部屋にアンティークのライトがふえていました。
壁に模様が映るのが楽しいです。
Moustier
実家でお茶、その3です。
紅茶の写真が多いのですが、同じくらい(かそれ以上;)日本茶も飲んでおります。
この日は持って帰った餡を使って大福もちを作りました。
お湯のみと手塩皿は古伊万里、お皿はフランスのムスティエです。
青みがかった地に紺色の手書きの模様(特にふちのながしかく的市松)が
どことなく日本のもののようにも見えて
和菓子も似合う(気がする)のが楽しかったです。
1800年代のものと古いので、左下と右上に
二箇所ひびが入っています。
おもしろいのが、こんなふうに裏から修繕してあるのです。
ホチキスの針みたいなんで止めとる((((((ノ゚⊿゚)ノ
左の写真、お皿の左側のひびのところは
おそらく針?がとれてしまったんでしょうね、二つ穴が開いています。
こんなんで大丈夫?;(暴言)とおののくのですが
ふしぎなことに、水を入れておいてもまったく沁み出してこなくて
スープなどにも普通に使えます。
そして!
この修理の仕方が、『帰ってきたメアリー・ポピンズ』に出てくるのだ!!!
なのでお皿を見たとき「あー!」となりました
バンクス家の四人きょうだいの長女、ジェインは
ある朝かんしゃくを起こして、暖炉の上の飾り皿に絵の具箱を投げつけ
お皿にひびを入れてしまいます。
飾り皿は、ジェインのお母さんのバンクス夫人が三才のとき
「大おばのキャロリンさんから洗礼式のお祝いにもらった(p.75)」大切なものでした。
メアリー・ポピンズは、物をなおす仕事をしている、いとこのターヴィーさんの所へ
ジェインと弟のマイケルを連れて、その飾り皿を持っていきます。
ところが、その日は第二月曜日で、三時から六時までの三時間のあいだだけ
「なにごとも、あべこべになってしまう(p.120)」ふしぎな日でした。
ターヴィーさんが家の中にいたいと思ったとたんになぜか外に出てしまう、
二階に上がろうとすると下に駆けおりてしまうという具合に
なにもかも逆、うまくいかない状態になってしまうのです。
ふだんは陽気なターヴィーさんは、悲しげに涙ぐんでいました。
こんな具合なので、ひびのはいった飾り皿を見せられても
ほかの日だといいけれど、今日は難しいと弱気に言います。
それに対してメアリー・ポピンズが言い放った言葉、
「だめよ、わけないじゃないの。とめ金を打てばいいんでしょうーーここと、ここと、ここ!(p.124)」
これがまさにこのムスティエの修理のされ方と同じだと思うのです。
本が出版されたのは1935年で、お皿よりもだいぶあとですが
この頃もこうした修理の仕方が一般的だったということなのでしょうか。
大事な飾り皿だから直したんだとずっと思っていましたが、
実用のためのお皿も修理して使うという概念がたしかにあったんだなぁと
しみじみした気持ちになりました。
すきまのおともだちたち
そして、『すきまのおともだちたち』 に出てくる
古いお皿(しゃべれる&車の運転もできる)が割れてしまって、
それを同居人の「おんなのこ」が修理する場面も思い出しました。
「すこしづつ、変化するわ。くっつけても跡は残るし、ときどき欠片がみつからなくなる。
だから捨てられちゃうお皿もある。捨てられずに傷がふえていくことは、
お皿に言わせると愛されたしるし、お皿の名誉なんですって(p.105)」
女の子はこう言って、手早く糊でくっつけて直します。
たしかにこのムスティエのお皿も、
ひびが入ったのを二回も直して使い続けられてきたということは
持ちぬ氏の方がとても愛情を持ってらしたんだろうと思います。
そうした心持ちが長い年月のあいだに堆積しているのか、何気ない佇まいながら
そこだけあかるくくれなずんで@新川和江 いるような
優しい空気のあるお皿なのでした。
Dolittle・・・ Domuch?
地元に帰っているあいだ、妹の家に遊びに行きました。
イモムが作ったマスコット。
型紙を自分で起こして作ったんだそうです。すごい
そしてワタクシ、つい最近まで下段の方々はピカチュウの色違いだとばかり思っていました…orz
チビ子ちゃんはブレスレットを作ってくれました。
右の黄色い器具に、赤い棒で輪ゴムを順にかけて
リリアンみたいに編んでいくのですが、これが手早い!
目の前で数分で魔法のように完成しました。ありがとう~
そして新しく、ゴールデンハムスターのスターちゃんが。
イモムにひまわりの種をもらうすたちゃん。
新入りの手乗りインコ、マリーちゃんも仲間入りしていました。
撮影協力:チビ子ちゃん。
ボードに予定表とかいろんなものが貼ってあって、なごんで帰ってまいりました。
































