パズラー
連想させるタイトル(ジャケットもそっくり)。
作品に関する情報を一切入れないまま、観てみた。
ポニーキャニオンCUBE キューブ
角川エンタテインメントSAW ソウ DTSエディション
ロッジの改修を頼まれた5人の若者は、山奥に在るその建物で、
3人の男の死体に出くわす。
その男たちが美術館から高価な首飾りを盗んだ犯人だと判明、
やがて死体の口の中から盗品が見付かると、彼らの中にあらぬ欲望を抱く者が現れる。
そこへ盗品の保険調査員がやって来た事から、厄介な事態へと突入して行く。
全編を通して一番怖かったのは、薄気味悪いロッジの部屋に、
唐突に死体が出て来た瞬間(映画が始まって10分そこらだったような…)。
実は殺人犯がこの中に潜んでいるのでは、なんてドキドキしちゃったじゃない。
この展開で、何故に「パズラー 」というタイトルなのか、さっぱり分からなかった。
新感覚スリラーの人気に乗っかり過ぎじゃないの?
とは言え、日本で付けたタイトルだから(原題はドイツ語につき意味不明)、
そこを責めちゃいけないか。
にしてもなぁ…追いつ追われつのシーンは、失笑モノ。
手錠で繋がれた2人が、「あれ、いつの間に?」ってな速さで木に登って
追っ手をかわしてたり、何ともご都合主義なのだ。
極めつけはブーメラン。
「あんた、アボリジニか」ってぐらい、すごい腕前。
あの滞空時間は有り得ないやろー。
そこだけ観てると、「パズラー 」というより「クロコダイル・ダンディー」かと
錯覚してしまった。
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパンクロコダイル・ダンディー
序盤と終盤では、映画のムードも変わってしまっている。
ジャケットの印象に近いのは序盤の方なので、ジャケ借り専科の人は、
喪失感に襲われる可能性大。
(2004年・ドイツTV映画)
(川口 桂)
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有罪判決/法廷に隠された真実
病院や、医者という職業に不信感を持っている人が観たら、ゾッとするような始まりだ。
ユダヤ系アメリカ人夫婦(ベン・キングスレー、エイミー・アーヴィング)は、
突然高熱を出した息子を抱きかかえ、病院に駆け込むが、
看護士には順番を待つようにと相手にしてもらえず、医者に直接掛け合っても、
休憩中だからと診ようともしない。
業を煮やして、別の病院に行こうと乗ったタクシーの中で、息子は息を引き取る。
数ヶ月後、彼らを拒んだ医者や看護士が銃殺され、
哀しみと罪にまみれた父親が出頭した。
この事件は世間の注目を集め、野心家の弁護士(アレック・ボールドウィン)が、
彼を無罪にして地方検事の椅子を手に入れようと、裁判を担当する。
しかし、この突発的な事件が切っ掛けとなって、“別の何か”が
炙り出されようとしていたのだった。
ストーリーの核となる2人-弁護士と被告人-は、全く異質の人間である。
弁護士は、地位や名声の為なら、汚い手段も厭わない男。
そして被告人は、常に神の忠実な僕でありたいと願う敬虔なユダヤ教徒。
精神病をでっち上げ、無罪を勝ち取れば良いじゃないかという弁護士に対して、
被告人は「罪は償う。精神病という事にしたら、
息子の死の理由が曖昧になってしまう」と、頑なに拒み続ける。
黒に近い灰色だった弁護士が、白くあらねばともがく被告人と対話するうちに、
正義に目覚めていく、その過程が細やかに描かれていく。
ベン・キングスレーは、どの役を見ても、裏を感じさせる俳優だが
(実は見掛け以上の何かが有るだろう、という意味で)、
今回はストレートに性格を出し切る役柄だ。
それゆえ、確固たる信念の持ち主として一本芯が通っていて、
ボールドウィンに影響を与えていく部分が分かりやすくなっている。
被告人のようにポリシーを貫いて自分に厳しく生きていける人なんて、
ほんの一部だと思うのだが、そういう点で、ボールドウィンと、
アーヴィング演じる被告人の妻は、ごくごく普通の人間なのかも知れない。
誘惑に負けた彼らの行き着く先と、被告人の行き着く先、
どちらに精神的な光が有るのか、その判断はそれぞれにおまかせしたい。
- 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 有罪判決~法廷に隠された真実~【字幕版】
- (1999年・アメリカ映画)
- (川口 桂)
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先どり予告編~10月21日封切り@USA~
・Doom
(“TRAILERS”をクリック→視聴方法を選択) (火星を舞台にした
アクション・ゲームの映画化。兵士達と血に飢えたモンスターとの死闘を描く
SFホラー/2006年日本公開予定)
監督:アンジェイ・バートコウィアク(「ロミオ・マスト・ダイ」「ブラック・ダイヤモンド」)
出演:ザ・ロック、カール・アーバン
・ドリーマー(原題)
(視聴方法を選択) (競走馬のトレーナーの幼い娘は、骨折した馬を
懸命に介護し、再びレースに出場させようと奮起する/2005年日本公開予定)
監督・脚本:ジョン・ゲイティンス(「陽だまりのグラウンド」脚本)
出演:カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、エリザベス・シュー、
デビッド・モース
・ノース・カントリー(原題)
(“VIDEO”をクリック) (炭坑で働くシングルマザーは、
セクハラを受けた同僚たちと結託し、初のセクハラ訴訟を起こす/
2006年日本公開予定)
監督:ニキ・カーロ(「クジラの島の少女」)
出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、シシー・スペイセク、
ウディ・ハレルソン、ショーン・ビーン
・Stay
(視聴方法を選択) (精神科医は、自殺願望の有る患者の奇妙な予言が
的中し始めた事で、愛する者を守る行動に出る/日本公開未定)
監督:マーク・フォースター(「チョコレート」「ネバーランド」)
出演:ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリング、ボブ・ホスキンス
★地域限定公開作品★
・Shopgirl
(“Video”をクリック→視聴方法を選択) (年上男と年下男の間で揺れ動く
デパートガール。ロマンティック・コメディ/日本公開未定)
監督:アナンド・タッカー(「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」)
原作・脚本:スティーブ・マーティン
出演:スティーブ・マーティン、クレア・デインズ、ジェイソン・シュワルツマン
・Kids in America
(視聴方法を選択) (抑圧的な校長に、高校生達が一致団結して
立ち向かう/日本公開未定)
・キス・キス バン・バン(原題)
(“VIDEO”をクリック→視聴方法を選択) (ある男から
オーディションの話を持ち掛けられ、LAにやって来た泥棒は、殺人事件の捜査に
巻き込まれる/2006年日本公開予定)
監督:シェーン・ブラック(「リーサル・ウェポン」脚本)
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ヴァル・キルマー、ミシェル・モナハン、シャニン・ソサモン
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蝉しぐれ
(「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」)
しかしこの作品はNHKドラマ「蝉しぐれ」のシナリオも手掛けた黒土三男監督作品。
シナリオを練り直し、長い歳月をかけ撮影した日本の美しい風景を盛り込む事で
ドラマでは伝えきれなかった想いをスクリーンに映し出した。
物語は東北の架空藩・海坂藩が舞台。
下級武士・牧助左衛門の息子である文四郎は質素ながらも剣と学問に励む15歳。
逸平と与之助という親友を持ち、幼馴染みの「ふく」に淡い恋心を抱いている。
ある日、父の助左衛門が殿の世継ぎ争いに巻き込まれ捕らえられた。
処罰は「切腹」。
文四郎を待っていたのは「罪人の子」としての辛い試練だった。
それでも、親友と「ふく」だけは変わらずにいてくれた。
だが「ふく」も江戸へ行く事に……互いを思いながらもすれ違う2人。
数年後、2人は再会を果たす。
その時「ふく」は殿の側室となり世継ぎ争いの中に立たされていた・・・
「忘れようと、忘れ果てようとしても、忘れられるものではございません……」
世界中が敵になった時、それでも変わらずにいてくれる人が何人いるだろうか?
とても印象的だったのは、文四郎が父の亡骸を大八車で運ぶシーン。
父の不当な死への怒り、世間の冷たい視線、
たった一人で母を守っていかなければならない責任……
大八車は、長い昇り坂へと差し掛かる。車は重さでどんどんと下がっていく。
歯を食いしばり、坂を登ろうとする文四郎。
その苦しみはこれからの文四郎の苦悩を象徴するかの様。
そんな時、「ふく」が現れる。何も言わず大八車を押す「ふく」。
「ふく」は家族から、もう文四郎とはかかわるなと言われている。
だが、「ふく」はやってきた。変わらず文四郎の元へ。
その台詞のないシーンに「ふく」の想いと文四郎の未来、
文四郎にとって「ふく」の存在が大きくなる瞬間をみせられ涙が溢れた。
たった一人を愛しぬく・・・
そんな事は死語、というか死事になってしまった現代。
でもそうなりたい、そうされたいという想いは誰もがもっているはず。
しかし身分も階級もなくなり「障害」など皆無、出会いもいっぱいの自由恋愛社会。
恋はすんなり成就。別れたって忘れて次いってみよう。
それはそれで楽だろうけど、身を引いたり、見守ったり、想い続けるという
「美学」みたいなものがなくなってしまった。
その「美学」を人は心のどこかでは忘れたくないと思っている。
だから時代劇が今、求められている要因なのかもしれない。
若き文四郎を演じるのは石田卓也。JUNON SUPER BOYコンテストの
1位に選ばれ本作品が初スクリーンとなる。
ファーストシーンは「おっと、棒読み!!」と思ったけれど、段々と
よくなりなかなかひきつける。演技を学べば光る俳優になるかも!
そして大人になってからの文四郎を演じるのは市川染五郎。
「阿修羅城の瞳」に続く主演作となる。
歌舞伎役者だけあり殺陣の格好も美しい。
松竹阿修羅城の瞳
ただ、これは個人的な好みだろうが、私はドラマ版の内野聖陽の方が良かった。
理由は「目」。染五郎はとてもうまいんだけれど、「目」に愛が感じられない。
言葉はなくても見つめるだけで「ふく」に対する愛を感じさせたのは
内野さんの方だった。とても冷静な目をしているのだ、染五郎は。
「うーん、やはり恋人をあっさり捨てるだけあるなー」と思わざるを得ない。
(そのクールさが素敵だと思うのだけれど)
ま、これは個人の感じ方で違ってくると思うけどね。
そして「ふく」を演じるのは木村佳乃。
ドラマ版・水野真紀が良かったのでどうかな?と思ったけれど
思ったより似合っていた。凛とした強さが感じられる。
親友二人を演じるのは「ふかわりょう」と今田耕司。
悪くはないんだけれど、お笑いの方で「キャラ」を出さなければならない点に
俳優不足を感じてしまう。
シナリオだけで「キャラ」を出せなかったのかなと少し残念だ。
とはいえ混沌とした現代で不安を抱えながら生きている現代人に、「本当に大切なもの」
を教えてくれる作品。
会社帰り、癒されに行く事をオススメする。
(2005年・日本映画)
(芝田 佳織)
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敗者復活戦
映画デビュー作が、まさにタイトルのごとく、スクリーンに復活した。
以上、「敗者復活戦」の紹介でした~……ウソ、ウソ。
それではストーリーを簡潔にご紹介!
ブロードウェイ敗者復活戦
獣医のミンギュ(ドンゴン)は、初対面の女性ウネ(ヒソン)から、ミンギュの彼女と
ウネの彼氏が付き合っているというショッキングな事実を告げられる。
瞬間湯沸かし器みたいに、カッと頭に血が上るタチのウネは、一緒に復讐しようと提案。
ノリ気ではなかったミンギュだが、いつの間にやらウネのペースに巻き込まれ……。
ハングル文字のタイトルが出た瞬間、「もしかして、やっちゃった?」との不安が
胸をよぎる。
文字の一部がハートでデザインされてて、まるで「翔んだカップル」なんである。
まぁ、そんなノリだったかも。
ハチャメチャでドタバタなラブコメだ。
ポニーキャニオン翔んだカップル
皆さんお察しの通り、ラブコメのお約束で、ミンギュとウネが結ばれるハッピーエンドが
待っている。
結末が見えている場合は、どれだけ笑わせてくれるか、どれだけキュン!と
させてくれるかが、とっても大切。
なんだけど……あまり笑えなかったし(「釣りバカ日誌」シリーズ以上にベタな笑い)、
“キュン!”も無かった。
ドンゴンの大ファンの私が、こんなに淡白な感想で良いのだろうかと思うけど、きっと、
ヒソンLOVEの殿方もそうなのでは?
デビュー作だから、自分たちを活かしてくれる脚本を選べなかったに違いない
(と思いたい)。
韓流ブームに乗ってやって来たドンゴンの作品は、「友へ チング」「ブラザーフッド」や、
ドラマ「イヴのすべて」など、大人の男の魅力をあますところなく見せてくれるものばかり。
そのイメージとはかなり隔たりが有る役柄を、すごく一生懸命に演じている風情の
若かりしドンゴンを見ていると、「男の顔は履歴書だよなぁ」とつくづく思う。
ポニーキャニオン友へ チング
ジェネオン エンタテインメントブラザーフッド プレミアム・エディション
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ「イヴのすべて」DVD-BOX
片や、韓国一の美人女優と誉れの高いヒソンは、エキセントリックで、
おっちょこちょいな女を熱演。
が、「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンみたいな可愛さを演出できるほど、
キャラクターが魅力的に描き込まれておらず、残念な次第。
アミューズソフトエンタテインメント猟奇的な彼女
同じテーマを扱ったラブコメがもう1本、奇しくも同じ1997年に公開されている。
メグ・ライアン、マシュー・ブロデリック主演の「恋におぼれて」だ。
こちらもメグ演じる、恋人に浮気された女性のキャラクターが、かなり強烈だった。
見比べてみると面白いかも。お口直しにどうぞ。
ワーナー・ホーム・ビデオ恋におぼれて
(1997年・韓国映画)
(川口 桂)
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映画ランキング@USA速報!(10月16日付)
1位(初) The Fog
(ジョン・カーペンター監督のホラー「ザ・フォッグ」(1979年)の
リメイク。とある海沿いの街。濃い霧が立ち込め、1世紀前に沈んだ船が、
幽霊船となって現れる/1週目/日本公開未定)
監督:ルパート・ウェインライト(「スティグマータ/聖痕」)
出演:セルマ・ブレア
2位(↓) ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
(クレイ・アニメの人気シリーズ
初の長編/2週目/2006年3月18日に日本公開予定)
監督:ニック・パーク(「チキンラン」)他
声の出演:ピーター・サリス、レイフ・ファインズ、ヘレナ・ボナム・カーター
3位(初) エリザベスタウン
(自殺を考えていた青年は、父の訃報を受けて帰郷、
新たなロマンスに巡り逢う/1週目/11月日本公開予定)
監督・脚本・製作:キャメロン・クロウ(「あの頃ペニー・レインと」)
製作:トム・クルーズ他
出演:オーランド・ブルーム、キルステン・ダンスト、スーザン・サランドン、
ジェシカ・ビール、アレック・ボールドウィン
4位(↓) フライトプラン
(航空機設計士の娘が、高度1万メートルの上空で失踪した。
容疑者は425人の乗客/4週目/2006年正月第2弾で日本公開予定)
出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガート、ショーン・ビーン、
エリカ・クリステンセン
5位(↓) イン・ハー・シューズ
(それぞれ内面と外見にコンプレックスを持つ姉妹の、
心のすれ違いと葛藤を描く/2週目/11月12日に日本公開予定)
監督:カーティス・ハンソン(「LA.コンフィデンシャル」)
製作:カーティス・ハンソン、リドリー・スコット(「ブレードランナー」監督)他
製作総指揮:トニー・スコット(「トップガン」監督)
出演:キャメロン・ディアス、トニー・コレット、シャーリー・マクレーン
6位(初) ドミノ
(映画スターの娘に生まれ、モデルとして活躍しながらも、賞金稼ぎの
道を選んだ実在の女性・ドミノの破天荒な生き様/1週目/
10月22日に日本公開)
監督・製作:トニー・スコット(「トゥルー・ロマンス」)
製作:リドリー・スコット(「テルマ&ルイーズ」監督)他
出演:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、クリストファー・ウォーケン、
ジャクリーン・ビセット、ルーシー・リュー
7位(↓) Two for the Money
(怪我で引退を余儀なくされたフットボール選手は、
名うてのスポーツ賭博師にスカウトされる/2週目/日本公開未定)
監督:D・J・カルーソー(「テイキング・ライブス」)
出演:アル・パチーノ、マシュー・マコノヒー、レネ・ルッソ、アーマンド・アサンテ
8位(↑) ヒストリー・オブ・バイオレンス(原題)
(強盗を撃退した男は、メディアの
注目を集めた事から、ギャングの目に留まり…/4週目/
2006年日本公開予定)
監督:デビッド・クローネンバーグ(「ザ・フライ」)
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート
9位(↓) ティム・バートンのコープスブライド
(悪ふざけで骸骨に結婚指輪をはめた
男は、死体の花嫁に迫られて…。ストップモーション・アニメ/5週目/
10月22日に日本公開予定)
監督:ティム・バートン(「チャーリーとチョコレート工場」)
声の出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター、エミリー・ワトソン
10位(↓) The Gospel
(歌手として成功を収めた青年は、司教である病気の父に
代わり戻って来た教会で、音楽を味方に、困難に立ち向かう/2週目/
日本公開未定)
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先どり予告編~10月14日封切り@USA~
・ドミノ
(“予告編&TVスポット”をクリック→視聴方法を選択) (映画スターの娘に生まれ、
モデルとして活躍しながらも、賞金稼ぎの道を選んだ実在の女性・ドミノの破天荒な
生き様/10月22日に日本公開)
監督・製作:トニー・スコット(「トゥルー・ロマンス」)
製作:リドリー・スコット(「テルマ&ルイーズ」監督)他
出演:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、クリストファー・ウォーケン、
ジャクリーン・ビセット、ルーシー・リュー
・エリザベスタウン
(“TRAILER”の下の視聴方法を選択) (自殺を考えていた青年は、
父の訃報を受けて帰郷、新たなロマンスに巡り逢う/11月日本公開予定)
監督・脚本・製作:キャメロン・クロウ(「あの頃ペニー・レインと」)
製作:トム・クルーズ他
出演:オーランド・ブルーム、キルステン・ダンスト、スーザン・サランドン、
ジェシカ・ビール、アレック・ボールドウィン
・The Fog
(“PLAY TRAILER”をクリック) (ジョン・カーペンター監督のホラー「ザ・フォッグ」
(1979年)のリメイク。とある海沿いの街。濃い霧が立ち込め、1世紀前に沈んだ船が、
幽霊船となって現れる/日本公開未定)
監督:ルパート・ウェインライト(「スティグマータ/聖痕」)
出演:トム・ウェリング、マギー・グレイス、セルマ・ブレア
★地域限定公開作品★
・Innocent Voices
(視聴方法を選択) (80年代半ばのエルサルバドル。11歳の
少年は、軍隊に入るか、ゲリラに加わるか、選択を迫られる/日本公開未定)
監督・脚本:ルイス・マンドーキ(「ぼくの美しい人だから」)
・Loggerheads
(3ヶ所に分かれて暮らす家族それぞれの物語が交錯する/
日本公開未定)
出演:ボニー・ハント、キップ・パルデュー
・秘密のかけら
(“予告編”右の視聴方法を選択) (女性ジャーナリストが、
人気コメディアン・コンビを解散に追い込んだ未解決殺人事件の調査に乗り出す/
12月日本公開予定)
監督・脚本・製作総指揮:アトム・エゴヤン(「スウィート ヒアアフター」)
出演:ケビン・ベーコン、コリン・ファース、アリソン・ローマン
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理想の恋人 .com
周りを見渡せばいい男は既婚者ばかり。
独身男は「女は若けりゃいい」と思ってる。
「女は20代までだって言うの? あなたに選ばれなくたってこちらから願い下げよ!」
と言いたくなるけど、やはり少し落ち込んでしまう。
「現実問題、理想の恋人と出会える事なんてもうないんじゃないの!?」
この物語の主人公はそんな女性。
サラ(ダイアン・レイン)は離婚して8ヶ月の幼稚園教師。
元夫はサラを捨て、若い女と再婚した。
落ち込むサラを励まそうと、姉、妹、弟、伯母など家族全員でサラの恋人候補を
探してくる。
「サラ、いいニュースだ!職場の男性2名が離婚する!」
しかしサラの心の傷はまだ癒えず、外に出ようとしない。
そこで姉は強行手段に切りかえる。
サラをネットの恋人サイトに登録。しかも写真は大学卒業当時のもの。
サラは渋々デートを重ねるが、来るのは変な男ばかり。
挙句の果てには結構なオヤジに「もうちょっと若いと思ってた」と言われる始末。
「でも25歳から45歳希望って書いてましたよね?」
「限りなく25歳に近い方を希望なんで」……
そんなサラにも理想の恋人候補が登場?!
一人は園児の父、ボブ(妻と別居中)。
もう一人はバツ1のボート職人、ジェイク(ジョン・キューザック)。
大人だから出来る恋、大人だから出来ない恋。
経験がものを言い、経験が邪魔をする。
果たしてサラは理想の恋人を見つける事が出来るのか?
この作品の良さは「とても普通な設定」である事だと思う。
ラブコメによく登場する女性は、バリバリのキャリア・ウーマン。
仕事も出来て、お洒落で綺麗。
「強がっているんだけど、本当は弱いのよ・・・」
そんな映画を観て思うのは「貴女は素晴らしいキャリアがあるだけいいじゃん?
キャリアもない普通の女性はどうすりゃいいの?」
(ま、幼稚園教師といえどもダイアン・レインは普通にはおらんけど)
ゴールドバーグ監督も「観てくれているお客さんたちが、あれは自分のことだとか、
兄弟姉妹や親友にそっくりだとか思えるような映画。
これは、自分自身の情けない部分をこういうことをするのは自分だけじゃないんだ、
と笑い飛ばせる映画だよ」 と語る様に現実的なところがとてもいい。
そして何より恐いのはネット社会。
「プロフィールなんて広告だもの。中古車の『燃費よし』って売り文句と同じ」
という台詞通り、年齢詐称なんてかわいいもの。
何でもありの架空社会。
でもそれは、ただの「条件」であり2次元のもの。
「文字」じゃなくて「人」と向かい合わなくちゃ本当の恋は見つけられない。
また、原題が「MUST LOVE DOGS」だけあり、かわいい犬達が登場。
サラの弟が飼う犬とジェイクの友人が飼う犬の名演技に心癒される。
犬を愛する人に悪い人はいない?
本当にかわいいのだ、これが!
ま、いくらなんでもネットの恋人サイトにダイアン・レインや
ジョン・キューザックはいませんから~!といいたくなるのはさておき、
元気がもらえる映画なのは確か。
意外性はないけれど、ラブコメに意外性は必要ない。
王道のストーリーをどう料理するか。
この作品は、大人の女性の微妙な心理が見事に出てて、
女は何歳になっても女なんだな~と思わせる。
恋に苦しみはつきもの、それでも恋をしてるほうがいい・・・
若いだけのアホ女にはない大人の女性の魅力がいっぱい。
男性陣よ!彼女達(というか世の中全ての大人の女性達)には
若さよりも、もっと素晴らしい魅力があるのだ!と言っておきたい。
(2005年・アメリカ映画)
(芝田 佳織)
ソウ
監督・原作・脚本のジェームズ・ワンとリー・ワネルという無名コンビが、
「予算をかけずともおもしろい映画は作れるのだ!」と言う事を
教えてくれた衝撃の作品だ。
角川エンタテインメントSAW ソウ DTSエディション
ソウ=SAW=ノコギリ……
古くて汚いバスルームの中。2人の男が鎖に繋がれている。
一人はアダムという若い写真家、そしてもう一人は外科医のゴードン。
二人の間には死体が一つ。
ただの死体ではなく頭部から血、だけでなく脳までが見える死体。
何故、この様な状況になったのか全く記憶のない2人。
彼らに与えられたのはテープレコーダーとテープ、一発の弾丸、タバコ2本、
携帯電話、2本のノコギリ。
テープには「生き残りたければ、6時間以内に相手を殺せ」とのメッセージ。
いったい誰が何のために? そして、なぜ自分達なのか?
ジャンル的にホラーに属する様だが、ただ恐がらせる様な薄いホラーではない。
もし、人が極度の状況に陥ったらどんな行動をとるだろうか……。
その「人間心理ホラー」であり、そこがこの映画の面白さだ。
例えば……自分に爆弾が繋がれている。
その爆弾を取り外す鍵は、目の前の人の内臓の中。
時間はせまる。
あなたは自爆する? それとも……その人のお腹を裂き鍵を取り出す?
その様な究極の選択が多々登場する。
人は、その様な状況になった時、とんでもない行動をするのではないか。
結局人は自分勝手な生き物。
「生きたい」そう思った時……人の行動こそがまさに恐怖。
もちろんそれだけではない。
謎の連続殺人鬼の正体は?
そして彼らが選ばれた理由は? クライマックスの2人の運命は?
本当によく考えられている。
こういう映画にありがちなのは、途中まで面白かったのに最後がイマイチ。
でもこの映画は最後まで面白い。
そりゃ、話題にもなるわ。
本当に有名な監督や俳優が手掛けて無くても面白い映画もあるのだと思わせる。
全ては脚本に尽きるのかな・・
この秋、「ソウ2」もやってくる。
勝手な予想をするとまず「ソウ」を超える事は無さそうな気がする。
やはりこの手の映画は「初」だから面白い。
昨年の大穴大ヒット作。一度ご覧頂きたい!
(2004年・アメリカ映画)
(芝田 佳織)
マシニスト
サイコ・スリラー。
アミューズソフトエンタテインメントマシニスト
工場勤めの機械工トレバー(ベール)は、不眠症の為に、もう1年も眠っていない。
骸骨さながらに痩せ細った体で、厳しい労働に従事する、この地味な男の周りで、
ある時から不可解な事が起こり始める。
独り暮らしの自宅の冷蔵庫に、何者かが貼っていった謎のメモが見付かったかと思えば、
職場では誰かに仕組まれたかのような事故が起こり、同僚が片腕を切断してしまう。
それと並行するように、アイバンと名乗る男が現れる。
トレバー以外は誰一人として目撃した者のいないアイバンは、一体何者なのか?
そして、彼は一連の出来事に関わっているのか?
公開当時、まさに骨と皮のみになったベールの激ヤセぶりが話題になったが、
実際に映像で見ると、それはそれは凄まじい。
この体つきで働いているという設定だけで、「この人、大丈夫だろうか?」と
不安な気持ちを掻き立てられる。
が、せっかく痩せたベールには申し訳ない事を言わせてもらう。
ここまで極端に痩せる必要は無かっただろうに…(スティーブン・キングの
「痩せゆく男」に出してあげたい)。
まぁ、それくらい彼を眠らせない“何か”が有るわけなんだけれども。
ジェネオン エンタテインメント痩せゆく男
さて、この映画、その“何か”に辿り着くまでの過程に、いろんなクエスチョンが
ばらまかれていて、「おいおい、あまりじらすなよ」って気分にさせてくれる。
そうなると、後はオチのつけ方。
ここをしくじると、評価が180度違ってしまう。
私の場合、トレバーに追跡されるアイバンの車が、無茶な走りをしているのに
○○○って所で(ネタバレになるので伏せ字)、何となく結末が読めてしまい、
そこからちょっと予定調和的に展開を追う事になってしまったのが残念。
そうでなければ、このオチはもう少し受け入れられたのかもしれない。
いや、ここ数年で多用されたオチで、意外性が無かったからいけなかったのか。
ただ、画面の質感など、映画全体に漂う雰囲気には惹き付けられた。
その中でも、最も印象に残ったのは、雲の映し方。
どんよりした曇り空、爽やかな青空など、天候は違えど、どのシーンでも雲が
全く動かないのだ。
トレバーにとっての時間の流れを意図しているのだろうかと、勝手に解釈してみた。
同じサスペンス映画でも、「黙秘」(1995年)では雲の動きをスピーディーに映す事で、
ストーリーを効果的に盛り上げていたのを思い出した。
ワーナー・ホーム・ビデオ黙秘
(2004年・スペイン/アメリカ映画)
(川口 桂)

