映画-CAN -13ページ目

先どり予告編~11月11日封切り@USA~

Derailed (自動的にスタート) (凶悪な犯罪者に恐喝された不倫カップルは、家族を
 守る為に行動を起こす/日本公開未定)
 監督:ミカエル・ハフストロム
 出演:クライヴ・オーウェン、ジェニファー・アニストン、ヴァンサン・カッセル

Get Rich or Die Tryin' (“MEDIA”をクリック→自動的にスタート) (ドラッグ・
 ディーラーから足を洗い、ラップ・ミュージックに夢を賭ける青年の物語。
 人気ラッパー達もスタッフとして参加/日本公開未定)
 監督:ジム・シェリダン(「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」)
 製作:エミネム、Dr. ドレー、他
 出演・歌:50セント

ザスーラ (ディスプレイ下のスタートボタンをクリック) (ゲームの世界に入り込み、
 宇宙空間へ投げ出された兄弟の、冒険ファンタジー/12月10日に日本公開)
 監督:ジョン・ファヴロー(「エルフ~サンタの国からやってきた~」)
 原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ(「ジュマンジ」「ポーラー・エクスプレス」)
 出演:ティム・ロビンス



★地域限定公開作品★

綴り字のシーズン (“予告編”横の視聴方法を選択) (スペリング・コンテストを通して
 明らかになる、家族の秘密。一家は崩壊の危機を乗り越える事が出来るのか/
 12月日本公開予定)
 監督:スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル
 出演:リチャード・ギア、ジュリエット・ビノシュ、ケイト・ボスワース

Duane Hopwood (“Watch”をクリック→視聴方法を選択) (家族と人生を
 取り戻そうともがく男を描くコメディ/日本公開未定)
 監督:マット・マルハーン(俳優)
 出演:デヴィッド・シュワイマー、ジャニーン・ガロファロ

Ellie Parker (“TRAILER”下の視聴方法をクリック) (ダメな彼氏に悩まされながら、
 女優エリー・パーカーはオーディションを受けまくり、孤軍奮闘する/日本公開未定)
 監督:スコット・コフィ(俳優)
 製作:スコット・コフィ、ナオミ・ワッツ
 出演:ナオミ・ワッツ、チェヴィー・チェイス、スコット・コフィ

プライドと偏見 (“WATCH THE TRAILER”下の視聴方法をクリック) (18世紀後半の
 イギリス階級社会で、厳格に育てられながらも自由な心を持つ娘は、ハンサムだが
 尊大な男に惹かれてゆく。古典の名作を映画化/2006年1月14日に日本公開予定)
 監督:ジョー・ライト
 原作:ジェーン・オースティン(「いつか晴れた日に」「Emma エマ」)
 出演:キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン、ロザムンド・パイク、ジェナ・マローン、
     ドナルド・サザーランド、ブレンダ・ブレシン、ジュディ・デンチ




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

ヴェニスの商人

「ユダヤ人には目がないか?手がないのか?刃物で傷つかないか?
針で刺しても血が出ないか?……迫害されても復讐しないのか?」

シェイクスピアの書いた37の戯曲の中でも最高傑作と言われる「ヴェニスの商人」。
何度も映画化されていそうなイメージもあるが、意外にも英語圏で映画化されるのは
本作が史上初となる。
全てに意味があり、無駄がない3時間以上の舞台を映画化する事ほど
難しい事はない。
しかし今、見事なキャストと共に16世紀のヴェニスの世界がスクリーンに蘇った。
シェイクスピア, William Shakespeare, 中野 好夫ヴェニスの商人



16世紀のヴェニス。ユダヤ人達は土地を持つ事を許されず、ゲットーの中に
隔離される生活を余儀なくされ、金貸しを営んでいる。
シャーロックもその一人だ。

貿易商であるアントーニオは親友・バッサーニオの借金の保証人となり、
宿敵であるユダヤ人のシャーロックから金を借りる。
しかしアントーニオは海難事故で全財産を失ってしまう。
日頃よりアントーニオへの憎しみを抱いていたシャーロックは
代償として「アントーニオの肉1ポンド」を要求するが……

「ヴェニスの商人」を読んでいなくてもどこかで耳にした事があるだろう「人肉裁判」。
見事な法廷劇がこの作品の見所である事は間違いない。

ユダヤ人、シャーロックを演じるのはアル・パチーノ。
アントーニオにはジェレミー・アイアンズ。
バッサーニオにはジョセフ・ファインズ。
監督は「イル・ポスティーノ」でアカデミー賞にノミネートされたマイケル・ラドフォード。

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントイル・ポスティーノ



台詞回しは本当にお洒落でうまい。
(多分英語がわかればもっと、巧さがわかるのだろうが)
また、友情や愛も少しシニカルな目線で面白い。

ただ、この作品が書かれた当時、イギリスは「反ユダヤ感情」が高まっていた時期。
だから原作ではシャーロック=「嘲笑されるべき悪役」として登場する。
(狂気、病める魂、憎悪、闇の象徴として解釈されている)
しかし、アル・パチーノの演技がうまいからだろうか。
それとも「ユダヤ人=悪」と考える当時の考えに同調できないからだろうか。
どうもキリスト教から見る勝手な「正」の様に見えて仕方がない。
アル・パチーノが冒頭の台詞を叫ぶとき、本当に哀しかった。
この演技だけでも観た甲斐はある。

本当にこの作品は(シェイクスピア作品はどれもだろうが)、
誰が主人公という訳ではないので、観る人によって色んな観方が出来る作品だろう。
一番、お爺さんのシャーロックに入ってしまう私って?と思うけれど
彼の心が一番痛かった。
ま、私はジョセフ・ファインズが苦手なので「恋愛部」にどうも入れなかったところも
あるのだが……

とはいえ、これ程有名でありながら、本ではとっても読みにくい作品。
(戯曲なのでわかりにくい!)
名優達の素晴らしい演技と、見事に再現された当時に酔いながら、
今更「知らないといいにくい」この作品を知る事をお勧めする。

(2004年・アメリカ/イタリア/ルクセンブルグ/イギリス合作)

(芝田 佳織)




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

映画ランキング@USA速報!(11月6日付)

1位(初) チキン・リトル  (何をやっても失敗ばかりのチキン・リトルは、町を襲撃してきた
       エイリアンの赤ちゃんと出会う。ディズニー・アニメ/1週目/
       12月17日に日本公開)
       監督:マーク・ディンダル(「ラマになった王様」)
       声の出演:ジョーン・キューザック、ゲイリー・マーシャル、スティーブ・ザーン

2位(初) ジャーヘッド(原題)  (湾岸戦争の真実を赤裸々に描いたベストセラーの
       映画化/1週目/2006年正月第2弾で日本公開予定)
       監督:サム・メンデス(「アメリカン・ビューティー」)
       出演:ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス、
           クリス・クーパー

3位(↓) ソウ2  (捻りの効いたアイディアで世界を驚かせたサスペンス・スリラーの
       続編。連続殺人犯ジグソウが仕掛ける恐怖のゲーム。新たなプレーヤーは
       8人の男女/2週目/日本公開中)
       監督:ダーレン・リン・バウズマン
       製作総指揮:ジェームズ・ワン、リー・ワネル(共に「ソウ」監督・脚本)他
       出演:ドニー・ウォールバーグ、ディナ・メイヤー

4位(↓) レジェンド・オブ・ゾロ  (「マスク・オブ・ゾロ」(99年)の続編。結婚して10歳の
       男の子の親になったアレハンドロとエレナが、再び悪と剣を交える/2週目/
       2006年1月21日に日本公開予定)
       監督:マーティン・キャンベル(「マスク・オブ・ゾロ」)
       出演:アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

5位(↓) Prime  (離婚して間もないキャリアウーマンの新たな恋のお相手は、
       14歳年下の青年。ところが彼は、彼女のセラピストの息子だった/2週目/
       日本公開未定)
       監督:ベン・ヤンガー(「マネー・ゲーム」)
       出演:ユマ・サーマン、メリル・ストリープ

6位(↓) ドリーマー(原題)  (競走馬のトレーナーの幼い娘は、骨折した馬を懸命に
       介護し、再びレースに出場させようと奮起する/3週目/
       2006年日本公開予定)
       監督・脚本:ジョン・ゲイティンス(「陽だまりのグラウンド」脚本)
       出演:カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、
           エリザベス・シュー、デビッド・モース

7位(↑) グッドナイト&グッドラック  (1950年代アメリカの、テレビ報道創世記を
       舞台にした社会派ドラマ/5週目/2006年日本公開予定)
       監督・脚本:ジョージ・クルーニー(「コンフェッション」)
       製作:ジョージ・クルーニー、スティーヴン・ソダーバーグ、他
       出演:ジョージ・クルーニー、デヴィッド・ストラザーン、パトリシア・クラークソン、
           ロバート・ダウニー・Jr、ジェフ・ダニエルズ

8位(↓) The Weather Man  (お天気キャスターとしてのキャリアは最高だが、
       私生活はボロボロの男。人生は天気予報と同じで、完璧に予想する事は
       出来ない/2週目/日本公開未定)
       監督:ゴア・ヴァービンスキー(「パイレーツ・オブ・カリビアン/
           呪われた海賊たち」)
       出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ケイン

9位(↑) Shopgirl  (年上男と年下男の間で揺れ動くデパートガール。ロマンティック・
       コメディ/3週目/日本公開未定)
       監督:アナンド・タッカー(「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」)
       原作・脚本:スティーブ・マーティン
       出演:スティーブ・マーティン、クレア・デインズ、ジェイソン・シュワルツマン

10位(→) フライトプラン  (航空機設計士の娘が、高度1万メートルの上空で失踪した。
       容疑者は425人の乗客/7週目/2006年正月第2弾で日本公開予定)
       出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガート、ショーン・ビーン、
           エリカ・クリステンセン




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

旅するジーンズと16歳の夏

「I NEED YOU」……

私達はきっとこの言葉を聞くために生きているのかもしれない。
いや、きっとこの言葉を聞けたら生きていける。
恋人、家族、友人……たった一人でも言ってくれたらそれでいい。

2001年の初版以来、NYタイムズのベストセラーリストに1年以上ランクインし、
世界30カ国以上で翻訳発行されている「トラベリング・パンツ」。
青春物でありながら「大の男が泣かされてしまう感動作」
「大人でも、いや大人だからこそグッとくる」作品として高い評価を得た。

アン ブラッシェアーズ, Ann Brashares, 大嶌 双恵トラベリング・パンツ



母親がマタニティー教室で知り合い、生まれる前からの大親友となった4人組。
内気なリーナ。自由奔放なブリジット。
情熱的なカルメン。そして現実主義のティビー。
笑う時も泣く時も、怒る時もいつも側にいた4人。
そんな彼女達が16歳の夏休み、初めて別々に過ごす事になる。

出発の前日、4人は古着屋で不思議なパンツに遭遇する。
体型の違う彼女達の誰がはいてもぴったりなのだ。
これはきっと好運をもたらす「魔法のジーンズ」に違いない!
4人は1週間ずつ交代にジーンズをはき、次の人に送っていくという約束をする。
「必ず手紙をそえる。洗わない。本人以外は脱がせてはいけない」などの
約束事を決めて。

リーナは祖父母のいるギリシャへ。
ブリジットはサッカーキャンプでメキシコへ。
カルメンは離婚した父が住んでいるサウスカロライナへ。
ティビーは一人、地元に居残ることに。
その夏、彼女達にとって「忘れられない夏」となる事はまだ知らずに・・・

カラを破りたい。父親に振り向いて欲しい。
母親の死を乗り越えたい。「生きる」意味を知りたい……

4人がいつも一緒にいるのは、どこかに「寂しさ」を抱えているから。
一緒にいれば心の隙間を友達が埋めてくれた。
自分で気付きながらも知らないフリをしていられた。
一人になった時、初めてそれを乗り越えなければならないと知る。
それは誰もが通る道。「絶望」を知ってこそ本当の「希望」を知る事が出来るのだと
教えてくれる。

この物語は「自分の居場所探し」だ。
正直、4人のうちのリーナにはあまり感情移入できなかったが
後の3人にはかなり泣かされてしまった。

「本当に怒るのは、相手から愛されている自信があるから」……
自分は本当に怒れる、また怒ってくれる人が何人いるだろう。
その人がいればきっと「自分の居場所」はあるに違いないと思う。

何を信じたらいいのか。どこへ向えばいいのか。
いつまでこのままでいられるのか。
誰もが通る「16歳の夏」。

私は今も「自分の居場所探し」をしていてるわけでとってもツボってしまった作品!
美しいギリシャの景色を楽しみながら、爽やかな涙を流してみませんか?

(2005年・アメリカ映画)

(芝田 佳織)




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

先どり予告編~11月4日封切り@USA~

ジャーヘッド(原題) (視聴方法を選択) (湾岸戦争の真実を赤裸々に描いた
 ベストセラーの映画化/2006年正月第2弾で日本公開予定)
 監督:サム・メンデス(「アメリカン・ビューティー」)
 出演:ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス、
     クリス・クーパー

チキン・リトル (“視聴方法”をクリック→視聴方法を選択) (何をやっても失敗ばかりの
 チキン・リトルは、町を襲撃してきたエイリアンの赤ちゃんと出会う。ディズニー・アニメ/
 12月17日に日本公開)
 監督:マーク・ディンダル(「ラマになった王様」)
 声の出演:ジョーン・キューザック、ゲイリー・マーシャル、スティーブ・ザーン



★地域限定公開作品★

The Dying Gaul (“TRAILER/CLIPS”をクリック→視聴方法を選択) (駆け出しの
 脚本家が、大金と引き換えに登場人物の変更を迫られ、恐ろしい結末へと
 導かれて行く/日本公開未定)
 監督:クレイグ・ルーカス(「キスへのプレリュード」脚本)
 出演:キャンベル・スコット、ピーター・サースガード、パトリシア・クラークソン

I Love Your Work (“Trailer”をクリック) (結婚生活が破綻し、精神的に
 追い込まれてしまった映画スターは、若い映画学科の学生に、かつての自分の姿を
 見る/日本公開未定)
 監督:アダム・ゴールドバーグ
 出演:ジョヴァンニ・リビジ、フランカ・ポテンテ、アダム・ゴールドバーグ、
     ジョシュア・ジャクソン、クリスティーナ・リッチ、ヴィンス・ヴォーン




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

映画ランキング@USA速報!(10月30日付)

1位(初) ソウ2  (捻りの効いたアイディアで世界を驚かせたサスペンス・スリラーの
       続編。連続殺人犯ジグソウが仕掛ける恐怖のゲーム。新たなプレーヤーは
       8人の男女/1週目/日本公開中)
       監督:ダーレン・リン・バウズマン
       製作総指揮:ジェームズ・ワン、リー・ワネル(共に「ソウ」監督・脚本)他
       出演:ドニー・ウォールバーグ、ディナ・メイヤー

2位(初) レジェンド・オブ・ゾロ  (「マスク・オブ・ゾロ」(99年)の続編。結婚して10歳の
       男の子の親になったアレハンドロとエレナが、再び悪と剣を交える/1週目/
       2006年1月21日に日本公開予定)
       監督:マーティン・キャンベル(「マスク・オブ・ゾロ」)
       出演:アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

3位(初) Prime  (離婚して間もないキャリアウーマンの新たな恋のお相手は、
       14歳年下の青年。ところが彼は、彼女のセラピストの息子だった/1週目/
       日本公開未定)
       監督:ベン・ヤンガー(「マネー・ゲーム」)
       出演:ユマ・サーマン、メリル・ストリープ

4位(↓) ドリーマー(原題)  (競走馬のトレーナーの幼い娘は、骨折した馬を懸命に
       介護し、再びレースに出場させようと奮起する/2週目/
       2006年日本公開予定)
       監督・脚本:ジョン・ゲイティンス(「陽だまりのグラウンド」脚本)
       出演:カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、
           エリザベス・シュー、デビッド・モース

5位(↓) ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!  (クレイ・アニメの人気シリーズ
       初の長編/4週目/2006年3月18日に日本公開予定)
       監督:ニック・パーク(「チキンラン」)他
       声の出演:ピーター・サリス、レイフ・ファインズ、ヘレナ・ボナム・カーター

6位(初) The Weather Man  (お天気キャスターとしてのキャリアは最高だが、
       私生活はボロボロの男。人生は天気予報と同じで、完璧に予想する事は
       出来ない/1週目/日本公開未定)
       監督:ゴア・ヴァービンスキー(「パイレーツ・オブ・カリビアン/
           呪われた海賊たち」)
       出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ケイン

7位(↓) Doom  (火星を舞台にしたアクション・ゲームの映画化。兵士達と血に飢えた
       モンスターとの死闘を描くSFホラー/2週目/2006年日本公開予定)
       監督:アンジェイ・バートコウィアク(「ロミオ・マスト・ダイ」)
       出演:ザ・ロック、カール・アーバン

8位(↓) ノース・カントリー(原題)  (炭坑で働くシングルマザーは、セクハラを受けた
       同僚たちと結託し、初のセクハラ訴訟を起こす/2週目/
       2006年日本公開予定)
       監督:ニキ・カーロ(「クジラの島の少女」)
       出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、シシー・スペイセク、
           ウディ・ハレルソン、ショーン・ビーン

9位(↓) The Fog  (ジョン・カーペンター監督のホラー「ザ・フォッグ」(1979年)の
       リメイク。とある海沿いの街。濃い霧が立ち込め、1世紀前に沈んだ船が、
       幽霊船となって現れる/3週目/日本公開未定)
       監督:ルパート・ウェインライト(「スティグマータ/聖痕」)
       出演:セルマ・ブレア

10位(↓) フライトプラン  (航空機設計士の娘が、高度1万メートルの上空で失踪した。
       容疑者は425人の乗客/6週目/2006年正月第2弾で日本公開予定)
       出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガート、ショーン・ビーン、
           エリカ・クリステンセン




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

春の雪

三島文学の中でも最高のラブストーリーとされる「春の雪」。
「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督の手により待望の映画化。

三島 由紀夫春の雪
東宝世界の中心で、愛をさけぶ スペシャル・エディション


ここで一言。
この作品は原作が有名である事と、公式HPや予告編でもラストを
バンバン出している事から、ある程度ネタバレOKの映画だと解釈している。

舞台は大正初期の貴族社会。
幼馴染みとして育つ侯爵家の子息、松枝清顕と伯爵家の令嬢、綾倉聡子。

時が経ち、美しく成長した聡子と再会を果たす清顕。
聡子は清顕への恋心を胸に秘めていた。
しかし清顕は聡子の気持ちを知りながら自分の気持ちを認める事が出来ず、
聡子の心をもてあそぶ。
そんな時、聡子に宮家との縁談が持ち上がった。
聡子は清顕からの求愛を待ち続けるが、清顕は無視し続ける。
聡子が結婚を決意し勅令が降りた時、清顕は初めて「本当の気持ち」に気付く。
そして二人の密会が始まった。それは決して許されるものではなかった……

清顕を演じるのは妻夫木聡。聡子を演じるのは竹内結子。

妻夫木ファンの方、ごめんなさい。
妻夫木君はやはり清顕ではなかった……
私にとっての清顕像は若さゆえの苦悩を持つ少し屈折した美少年。
幼さゆえ、「氷の様に冷たい一面」と「愛されたいという一面」を重ねもち、
全てを手にしているゆえの自信と、実は一番欲しい物は手にしていないという
不安とのバランスをうまく保てない繊細な心の持ち主。
それが妻夫木君からは感じる事が出来なかった。
顔が優しすぎるのか、心がとても健康そうに見えるのか?
聡子に冷たく当たる捩れた愛が伝わらない。

竹内結子は確かに綺麗だった。
顔だけで言うと彼女より良いと思える女優は思いつかない。
ただ、密愛を深めていく二人。求め合う男女の業。
その罪の重さを演じるにはもうちょっとラブシーン、頑張って欲しかった。
エロ目線で言う訳ではなく、あれじゃ子供の恋愛ごっこ。
「女」としての性を女優なら観せて欲しかった・・・

「お釈迦様も何度も生まれ変わっている」という台詞が出てくる様に
この物語のテーマは「輪廻転生」。
人は何度も生まれ変わる。今、生きているこの人生はその中のたった一編。
小さな虫と人に平等に与えられたものは「死」。
しかしそれはこの世の終わりではなく、来世への出発。

そしてもう一つのテーマは「罪と罰」ではないか。
彼らが犯した罪は重い。欲望を満たしただけではない。
小さな命を消してしまう。それは決して許される事ではない。
どんな人でも命を奪う事など許されないのだ。
彼らに与えられる重い罰がその証明……

個人的に宇多田ヒカルの主題歌をラストにかけるのはやめて欲しかった。
曲は好きだしいいのだが、最初かせめて中盤にすべきだ。

「Be My Last ……いつか結ばれるより、今一時間会いたい」

そんな歌詞が出てくる。この歌詞は
「目の前の欲望を抑えられなかったゆえに訪れる悲劇」と
「来世への希望を含めた輪廻転生」のテーマとは真逆。
これは途中までの清顕の感情だよ。
今、彼らはそれを乗り越えたんだ!
何を今更言ってるの?
宇多田さん、三島文学に精通しているんだよね~?

宇多田ヒカルBe My Last(DVD付)


(2005年・日本映画)

(芝田 佳織)





人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

羅生門

「単騎、千里を走る」で幕を開けた東京国際映画祭。
日本が誇る巨匠、黒澤監督の業績をたたえ、昨年から「黒澤明賞」が設けられた。
記念すべき第一回目(昨年)の受賞者は山田洋次監督とスティーブン・スピルバーグ監督。
今年、この栄光は誰の頭上に?

その黒澤監督自身が初めて世界で認められた作品は「羅生門」。
日本映画で初めてヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、および
アカデミー賞外国語映画賞を受賞した大傑作だ。
ジェネオン エンタテインメント羅生門 デラックス版



原作は芥川龍之介の「藪の中」。
平安時代、どしゃぶりの「羅生門」の下で3人の男が雨宿りをしている。
一人は杣売、一人は法師、そしてもう一人は下人。
杣売の男が、ある事件について語りだす。
検非違使の男が殺され、盗賊の多襄丸が逮捕された事件だ。

芥川 龍之介羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇


藪の中で「検非違使の男とその妻」に出くわした多襄丸。
その妻を一目で気に入ってしまった多襄丸は男を騙して縛り上げ、
目の前で女を自分の物にする。
暫くして検非違使の男の死体があがった……

しかし、この事件の目撃者である杣売の男、そして逮捕された多襄丸、
被害者である妻、そして巫女により現世に呼び戻された検非違使の男の
証言が全て食い違う。

多襄丸は「女がどちらか生き残った方についていくと言った為、相手を殺した」と言う。
妻は「盗賊に身を任せた自分に向けられた夫の蔑みの目に耐えられず、
自分を殺してくれと頼んだが、気付けば夫に短剣がささっていた」と言う。
そして当の男の霊は「妻が盗賊について行くから夫(自分)を殺してくれと言った
事に耐えられず自殺した」と語る。
そして最後に語る杣売の男の証言は?
誰が嘘をついているのか?誰が嘘をついていないのか?真実は……藪の中?

一人ずつの証言が回想として登場し、謎解きが行われていく形式。
近頃では「戦火の勇気」や「HERO~英雄」などで観られる構成だ。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン戦火の勇気
レントラックジャパン英雄 ~HERO~ スペシャルエディション


しかしこの作品は「誰が犯人か」という事が問題であるサスペンスではない。
その事ははっきり言ってさほど重要ではない。
何故、人は嘘をつくのか?
人の持つ「強欲」「蔑み」「嫉妬」「冷酷」などの感情を浮き彫りにし、
「自分さえ良ければいい」「自分をよく見せたい」などの汚さ、弱さを
見事に表現している。

下人は言う。
「正しい人間なんているのか? 自分だけそう思ってるんじゃないのか?」
どしゃぶりの中、ボロボロの羅生門はまさに「人間の汚れた世界」。
人を信じられない世界は心の地獄。人とは愚かなだけなのか?

しかし最後には「再生」という小さな「光=救い」を見出す事が出来る
素晴らしい作品となっている。ここが黒澤監督のうまさではないか。

CGのない時代、どうやって撮影したのだろうと思わせる映像美も見所。
葉の揺れや影から風を感じさせる映像に見とれてしまう。

世界の巨匠、映画界の「天皇」と呼ばれた黒沢監督の世界出世作「羅生門」。
世界に日本映画の素晴らしさを知らしめたこの作品は、数ある黒澤作品の
中でも外せない1本。
是非、一度ご覧いただき、「本物」を感じて欲しい!


出演:三船敏郎、京 マチ子 他

(1950年・日本映画)

(芝田 佳織)




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

先どり予告編~10月28日封切り@USA~

レジェンド・オブ・ゾロ (“Trailer”の下の視聴方法を選択) (「マスク・オブ・ゾロ」(99年)の
 続編。結婚して10歳の男の子の親になったアレハンドロとエレナが、再び悪と剣を
 交える/2006年1月21日に日本公開)
 監督:マーティン・キャンベル(「マスク・オブ・ゾロ」)
 出演:アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

Prime (“Video”をクリック) (離婚して間もないキャリアウーマンの新たな恋の
 お相手は、14歳年下の青年。ところが彼は、彼女のセラピストの息子だった/
 日本公開未定)
 監督:ベン・ヤンガー(「マネー・ゲーム」)
 出演:ユマ・サーマン、メリル・ストリープ

ソウ2 (“TRAILER”の右の視聴方法をクリック) (捻りの効いたアイディアで世界を
 驚かせたサスペンス・スリラーの続編。連続殺人犯ジグソウが仕掛ける恐怖のゲーム。
 新たなプレーヤーは8人の男女/10月29日に日本公開)
 監督:ダーレン・リン・バウズマン
 製作総指揮:ジェームズ・ワン、リー・ワネル(共に「ソウ」監督・脚本)他
 出演:ドニー・ウォールバーグ、ディナ・メイヤー

The Weather Man (“Trailer and Clips”をクリック) (お天気キャスターとしての
 キャリアは最高だが、私生活はボロボロの男。人生は天気予報と同じで、完璧に
 予想する事は出来ない/日本公開未定)
 監督:ゴア・ヴァービンスキー(「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」)
 出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ケイン




人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪

映画ランキング@USA速報!(10月23日付)

1位(初) Doom  (火星を舞台にしたアクション・ゲームの映画化。兵士達と血に飢えた
       モンスターとの死闘を描くSFホラー/1週目/2006年日本公開予定)
       監督:アンジェイ・バートコウィアク(「ロミオ・マスト・ダイ」)
       出演:ザ・ロック、カール・アーバン

2位(初) ドリーマー(原題)  (競走馬のトレーナーの幼い娘は、骨折した馬を懸命に
       介護し、再びレースに出場させようと奮起する/1週目/
       2005年日本公開予定)
       監督・脚本:ジョン・ゲイティンス(「陽だまりのグラウンド」脚本)
       出演:カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、
           エリザベス・シュー、デビッド・モース

3位(↓) ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!  (クレイ・アニメの人気シリーズ
       初の長編/3週目/2006年3月18日に日本公開予定)
       監督:ニック・パーク(「チキンラン」)他
       声の出演:ピーター・サリス、レイフ・ファインズ、ヘレナ・ボナム・カーター

4位(↓) The Fog  (ジョン・カーペンター監督のホラー「ザ・フォッグ」(1979年)の
       リメイク。とある海沿いの街。濃い霧が立ち込め、1世紀前に沈んだ船が、
       幽霊船となって現れる/2週目/日本公開未定)
       監督:ルパート・ウェインライト(「スティグマータ/聖痕」)
       出演:セルマ・ブレア

5位(初) ノース・カントリー(原題)  (炭坑で働くシングルマザーは、セクハラを受けた
       同僚たちと結託し、初のセクハラ訴訟を起こす/1週目/
       2006年日本公開予定)
       監督:ニキ・カーロ(「クジラの島の少女」)
       出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、シシー・スペイセク、
           ウディ・ハレルソン、ショーン・ビーン

6位(↓) エリザベスタウン  (自殺を考えていた青年は、父の訃報を受けて帰郷、
       新たなロマンスに巡り逢う/2週目/11月12日に日本公開)
       監督・脚本・製作:キャメロン・クロウ(「あの頃ペニー・レインと」)
       製作:トム・クルーズ他
       出演:オーランド・ブルーム、キルステン・ダンスト、スーザン・サランドン、
           ジェシカ・ビール、アレック・ボールドウィン

7位(↓) フライトプラン  (航空機設計士の娘が、高度1万メートルの上空で失踪した。
       容疑者は425人の乗客/5週目/2006年正月第2弾で日本公開予定)
       出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガート、ショーン・ビーン、
           エリカ・クリステンセン

8位(↓) イン・ハー・シューズ  (それぞれ内面と外見にコンプレックスを持つ姉妹の、
       心のすれ違いと葛藤を描く/3週目/11月12日に日本公開)
       監督:カーティス・ハンソン(「LA.コンフィデンシャル」)
       製作:カーティス・ハンソン、リドリー・スコット(「ブレードランナー」監督)他
       製作総指揮:トニー・スコット(「トップガン」監督)
       出演:キャメロン・ディアス、トニー・コレット、シャーリー・マクレーン

9位(↓) ヒストリー・オブ・バイオレンス(原題)  (強盗を撃退した男は、メディアの
       注目を集めた事から、ギャングの目に留まり…/5週目/
       2006年日本公開予定)
       監督:デビッド・クローネンバーグ(「ザ・フライ」)
       出演:ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート

10位(↓) Two for the Money  (怪我で引退を余儀なくされたフットボール選手は、
       名うてのスポーツ賭博師にスカウトされる/3週目/日本公開未定)
       監督:D・J・カルーソー(「テイキング・ライブス」)
       出演:アル・パチーノ、マシュー・マコノヒー、レネ・ルッソ、アーマンド・アサンテ






人気ブログ・ランキング  人気ブログ・ランキング にエントリーしています♪