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『値上がり』 岩崎大輔

世の中を騒がしている

タバコの値上がり

本日からスタート致しました。

私事ではありますが

今回の値上がりを気に


禁煙


したいと思いますビックリマーク


思い返せば
タバコを吸って11年

今のタバコになって10年

これまで何度も禁煙しようと考えました

かれこれ挑戦が6回

遅かれ早かれ失敗に終わりました


今回の挑戦は
ここに書く以上

出来ませんでした

じゃ済まない事です


10年以上付き合ってきた彼女と
嫌いでもないのに別れてしまう
この悲しみ

ここを乗り越えて
強くなろうと
思います



禁煙生活まで

後、8本


これを吸い終われば
二度とタバコは
口にしません



…こんな事を宣言して
とても不安ですが

こればっかりは
頑張りますビックリマーク

『旅』 永島真之介

前回の公演が終わってから、いろんなところに行きました。


家族旅行で行った那須高原、ドレメン&塚本拓弥さんでラフティングで行った長瀞。


それからも広島や三重などいろいろなところへ行きました。

広島や三重は遊びに行ったわけではないのですが、広島ではとても印象的な出来事があったのでここに書こうと思います。



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写真の場所。みんな教科書をはじめいろんなもので観た事があると思います。

僕ももともとは教科書とかでこの場所を知っていました。


原爆ドームというやつです。


なんとなく青空の下にそびえてるイメージがあったんですが、僕が行った時は夜で、下から照らすように明かりがともってました。


一瞬でイメージが覆りました。


とても浅はかかも知れないけど、上に書いたようなイメージを僕は持っていたから、この景色は衝撃的でした。


あの瞬間、全部なくなって、あたりに人は熱くて、助けてほしくてきっとすぐ近くにある川に飛び込んだ人もいたと思う。だけど川もきっとその川の水も熱波で熱くなってて・・・


勝手にそんなイメージがはしってそこから動けなくて、しばらくぼんやり眺めてました。


あの日の夜もこの建物はこのままあって、きっとこんな風に見上げている人もいたのかもしれません。


人の生き死にって舞台でも描かれます。

そのたびに自分の中でもその事実に対するイメージを持っていたはずなのに、この建物はそこにあるだけでそのイメージがどれだけ浅はかだったかを思い知らせてくれました。


なんか悲しいとか驚いたとか、感動したとか、そういう言葉じゃなくて、うまく言い表せない気持ちになって、帰途につきました。


翌日、タクシーの運転手のおじさんに窓から見えた古い教会が、いつからあるのか聞いてみました。


戦後と、答えてくれました。


あの建物以外は本当に何にもなくなっていたんだなぁと思い知らされました。


今年の旅の中でいちばん印象的な出来事で価値のあると感じた時間でした。


もっともっと世界を知りたいと、そう思いました。

『四季』音野暁

寒くなってきましたね。
ようやく残暑ともお別れです。

しかし、ここ最近は季節の変わり目が急激すぎて服の出し入れも大忙しです。

このままいくと、四季が無くなる日がいずれ来るんじゃないか。なんて事を思ったり思わなかったり。

四季の国ピンチ!

アンドレの作品にも四季がよく使われます。最近戯曲化された『Re:アリス』では「夏の鏡」そして僕の中で一番の名シーンでもある「秋の雪」などなど。
これも四季があればこそ。

芝居にも四季は必要不可欠。
いつまでも日本が四季の国であってもらいたいものです。

あっ、美味しいお酒を飲む為にも。

春は桜で酒。
秋は月で酒。
冬は雪で酒。
夏は、…。

暑いからビール!

『旅日記』 中川えりか

青い空、赤茶の土。

緑の中にひっそりと佇む苔生した石の遺跡。


終わりかけていた夏、再び。


少し動くだけで、汗がにじむ。

肌が焼ける。息が苦しい。



Member's BLOG-アンコールワット


カンボジアに行ってきた。


『天空の城ラピュタ』のモデルになった遺跡があるという。

曲がりくねった根を持つ樹とか、

神秘的な石像とか、

優しい東南アジアの人たちとか、

夢のバカンスとか、

そういうイメージで。



下調べは旅行のガイドブックだけ。

「なんだか危険そうな国だなぁ」

とは思った。


女性は夜は絶~っ対に出歩かないでください。

地雷がまだあるので、勝手にほっつきまわらないでください。


しかし日常から離れる楽しい旅。気楽な気持ちで飛行機に乗った。



Member's BLOG-地雷



着いたところは、熱帯の、貧富の差の激しい現実だった。

もちろん、ホテルを予約していったのでゲストとして扱われるのだが、

それがなんだか心地よくない。

気のせいかもしれないけど、媚を含んでいるような、その裏に嘲りの感情があるような、笑顔が怖い。


ここは、観光地である前に、彼らが生活している場所である。


当たり前のことが抜け落ちていた。


Member's BLOG-かめ


カンボジア。


そういえば。


小さい頃見た「恵まれないカンボジアの子供に愛の手を」というテレビコマーシャルは、

インパクトが強すぎて怖かった。


『地雷を踏んだらさようなら』という映画のタイトルを思い出した。(観てないけど)


とんでもないところに来てしまったのではないか。


しかし、後の祭り。

深く考える前に、遺跡めぐりの旅程が始まっていた。



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太陽と土ぼこりと、足に伝わる硬い石の感触が、どんどん体力を奪っていった。

こんなに体力なかったっけ?

とびっくりするぐらい、午後にはぐったりしていた。


それでも遺跡めぐりは続く。



有名な遺跡にはお土産屋がつきもので、

「オネエサン、5個1ドル~」「ヤスイヨ~」

とどこまでも、声が追いかけてきた。

小さい子供は愛らしく、買えないと言うと悲しそうな目をしていた。



ある遺跡で、一体だけ、オレンジの綺麗な布をつけている像があった。

眺めていると、お坊さんらしき人が出てきて、お線香を渡しながら

「こうやってお祈りするんだよ」と言っているようであった。

見よう見まねでお祈りすると、お線香の代金を払えという。



ある遺跡では、4歳くらいの女の子3人組が遊んでいた。

カメラを向けるとピースサインをして応じてくれる。

うれしくなってパシャパシャとっていると

「キャンディー」と一言。

ああ、ギブアンドテイクだよね。そうだよね。

彼女たちは彼女たちなりに、「商売」をしているわけだ。

よく見ると女の子たちはそれぞれの一張羅を着ていることがわかる。

もしかしたら、違法だから見かけたら知らせてくださいと広告が入っていた、

もっと本格的な「商売」もしているのかもしれない。



原付バイクのタクシー「トゥクトゥク」のおじさんと少し個人的は話をした。

朗らかに笑いながら、僕には子供が3人いるんだ、と言っていた。

ちょっと仲良くなれたのかも、と思った。

次の瞬間、「今日の代金は30ドルだ」と言われた。

昨日の20ドルでも相場よりは高いのに。



疲弊を感じる間もなく、

日にちが過ぎていった。


Member's BLOG-こけ2


そして、ラピュタのモデルと言われる、ベンメリア遺跡を見に行く日が来た。


正直、もう行かなくてもいいかなと思っていた。

遺跡なんてどこへ行っても同じだし、

群がってくる人たちに対して、なんらかの感情を抱いて、

勝手に裏切られた気持ちになって疲れるのも嫌だった。


でも、せっかく来たんだし、このまま帰ったら負けのような気がして、

少し早めに起きて身支度をした。



ガイドのサムアートさんは、笑わない人だった。

淡々と、丁寧な日本語で、口癖であろう「なんか」を連発しながら、

カンボジアのこと、遺跡のことを説明してくれた。



知らないことがたくさんあった。



昔、貯水池だったところで、今は稲作がされていること。

昔ながらの高床式住居では、昼は人間が下で過ごし、夜は牛が収納されること。

今でも、電気がない家は、夜ろうそくですごしていること。

車で移動していることの贅沢。

彼が綺麗な日本語をしゃべればしゃべるほど、

貧富の差は確実に広がっていることが分かる。


そうして、ベンメリアに着いた。



青い空、赤茶の土。

緑の中にひっそりと佇む苔生した石の遺跡。


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少し動くだけで、汗がにじむ。

肌が焼ける。息が苦しい。


しかし建物に入るとどこかひんやりとしていて、

ここが大切な場所だったことがわかる。



Member's BLOG-ラピュタ2


静かというには、有名になりすぎてしまったようだったが、

それでも素敵な場所だった。



昼は、また違う遺跡の前でお弁当を食べた。

犬が三匹寄ってきた。

「その美味しそうな匂いのをわけてよ」

と、彼らは言いはしなかった。

ただ、足元に寝ていた。

そのころには食欲もなくなっていたので、たくさんあったおにぎりをその鼻先にやった。

すると、当たり前のように、手から食べた。

なんだかうれしくなって、ほとんどのおにぎりを彼らにやってしまった。


少し良い気持ちのまま、目の前の遺跡に赴いた。

驚いたことに、三匹いたうちの一匹が

「ついてこい」

とばかりに、先の道を行く。

とうとう、ピラミッド形の遺跡まで案内してくれた。


Member's BLOG-いぬ

草原でついついバッタ取りに夢中になったり、

水溜りでカエル取りに夢中になったりしてたけど、



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うれしかった。


いぬ、ありがとう。


遺跡の入り口までちゃんと送ってくれて、

帰り際は

「礼なんていらねえよ」

とばかりに、ぷいといなくなってしまった。



ギブアンドテイク。


そういう意味では、件の三人組の女の子や、お線香のお坊さんも、同じなのだ。


勝手なイメージで、表情を読んで怖いと思ったり、

普通のことを悪意のように感じてしまったり、

それでなにか嫌な感じになってしまっていたり。

突然ふってわいたような暑さに、夏バテしたのかもしれない。



あたりまえのことをあたりまえに受け止めること。


勝手に想像しすぎないこと。



「あなたは考えすぎる」


誰にかいわれた言葉を思い出して、苦笑する。

弱ると、つい癖がでるのだな。



気分はやっと晴れて、

オールドマーケット(勝手に命名:ぼったくり市場)での、

値切り交渉もコミュニケーションとして楽しくできた。


アンドレのみんなにお土産も買った。


よぉし。

なんか元気になった。


旅に出てリフレッシュ。


今回は、日常を忘れてではなく、日常の悪い癖を自覚する旅。

たまには、いいかなと思う。



像に乗ってサンセットを見る

というのと、

バルーンからアンコールワットを見る

というのができなかったから

また行くのだ。

それに、パパイヤやマンゴー、スイカなんかの果物がとてもとても美味しかったから、

また行くのだ。


きっとまた、すごく絶妙なタイミングで。

公式HP復旧のお知らせ

閲覧が不可能になっていた公式HPですが、先ほど復旧いたしました。

ご迷惑をお掛けしました。