自閉症スペクトラムの息子(小学2年生)と
保育園の指摘で療育を受けている
頑固娘(保育園5歳児)の母です。
思い通りにならない日々を綴っています。
少し前の話ですが、
小学校に入ってから1番の問題。
学童で一緒の子に対して「包丁で刺したい、殺す」と言ってしまったことを、色んな場所で相談しました。
その問題はこちら↓
児童精神科医の回答はこちら↓
寄り添い放デイの先生からは
「薬を飲むことを考えた方が良いかもね」
と言われ、今まで誰からも薬が必要と言われたことも、私自身思ったこともなかったので、この回答はなかなか衝撃でした
息子が興味を持つものが都市伝説だったり、青鬼やマイクラなど少し見た目の奇妙な物が多く、描く絵も黒一色だったりするので、今回の発言のこともあるし、サイコパスだったらどうしよう…
と思っていたんです。
でもそんな話、リアルでは出来ないし・・・
児童精神科の先生にもやんわり相談はしましたが。
そこでこの機会を利用することにしました。
結論から言うと、そんなに大きく受け止める問題ではないということで、概ね児童精神科医の先生と同じ意見でした。
第三者から見ると親とは異なる点が見えると前置きがあった後で、回答が始まりました。
イライラや不快感を相手に直接ぶつけたり、癇癪を起こすことで相手が離れたり、それそのものが発散という形で起こっているとその事象が繰り返されやすくなる。
でも、息子の場合は適切な方法ではないものの、相手に直接殴る等の攻撃をしているわけではなく、先生に対して「包丁で刺したい」と「言葉」で伝えている。また、中指を立てるのも言葉で伝えるのと似た意味を持っている。言葉や行動がショッキングなものなのでそこに目が向きがちだが、実際は暴力をふるわず、気持ちを抑えている。そういった点では落ち着いていると言える。
自分の気持ちをうまく言葉に出来ないため、強い言葉しか選べていない。なので、引き続きSSTは必要。
叩き返すなどの直接的な行動が起こってもおかしくない状況なのに、そこで収まっていることはむしろ褒められることであり、今後適切な援助要請を出したり、自分の中で解決するという道のりの中で、決して遠くない位置にある。
学校生活のストレスがかなり大きく、小学2年生同士では相手に合わせてやり取りするのは難しい。
なので、今は大人や少し年上の相手と安心してやり取りができるようになるのが大切で、先生やスクールカウンセラー、放デイのスタッフなどが選択肢となる。
安心安全な環境のなかでやり取りができると、持っている力を発揮しやすく、気持ちを代わりに言葉にしてもらうと伝える力も成長し、関わり方も学んでいける。
サイコパスについては、嘘や攻撃を繰り返す、良心の呵責が感じられないなど私が思っているよりもはるかに偏っていて、言葉で「刺すと言う」ことに留まらない。
青鬼は基本的に鬼ごっこのゲームであり、マイクラや都市伝説も人気があるもの。「うちの子が将来・・・」と思うことは子の特性の有無に関わらず親であれば不思議なことではない。
要約すると上記のような感じでした。
何故そういう回答なのかの理由も詳しく教えていただけ、納得ができました。
特に、殴られたら頭にきて殴り返してもおかしくないのに、そこは抑えて可能な限りの言葉での口撃を選んだということ。言った言葉が衝撃的だったので、どうしよう・・・と思っていたけど、そう言われてみればそうだよなと。
サイコパスについては、「青鬼やってみる?」と聞いたら「ううん。怖い、怖いからやらない」と言ったり、鬼滅の刃だって「怖い、グロい」と言って怖がって見れないので、まあ、大丈夫かなと思えてきました。
この回答を貰った後に、今回の一連の「放デイで荒れている問題」が発生したのですが、児童精神科の先生、セミナーで頂いた回答、今回の回答が全て共通していたので、普段よりも落ち込まずに対応できました。
基本マイナス思考なので、ズドーンと落ち込みがちなのですが
息子の場合は、大人と信頼関係を築いて、正しい表現方法に導いていく。
今はこれをやっていく時期なんだなと分かりました